草なぎ剛が芸能活動を再開するそうだが、事務所の責任は?

13日、ジャニーズ事務所はマスコミに対して、草なぎ剛の芸能活動再開に関するファックスを送付した。


草なぎ剛が、4月23日より自粛しておりました芸能活動を、5月28日より再開させていただくことをご報告させていただきます。

 自粛以来、今回の件で、多大なるご迷惑をおかけしました広告、テレビ、映画、ラジオ、雑誌等の関係各位と幾度となく話合いを重ねた結果と、当局の寛大なるご処分、そして多くのファンの皆様からのお声も尊重させていただき、本日のご報告に至りました。

 4月23日以来、SMAPメンバーはもとより、ファンの皆様、その他、本当に多くの皆様から、厳しいお叱り、ご意見、そして温かい励まし、ご心配等たくさんのお気持ちを頂戴し、草なぎ本人とも、それを共有してまいりました。

 現在、草なぎは、皆様からのご意見、お気持ちを強く受け止め、改めて自分自身を深く見つめ直し、今後、皆様のご理解に添えるような常識ある生き方をしていきたいと決意を新たにしております。

 改めまして、今回の件で多大なるご迷惑、ご心配をおかけしました皆々様に、深くお詫び申し上げると共に、ご厚情を賜りましたことに、感謝申し上げます。

 そして、誠に勝手ではございますが、今後の草なぎを温かく見守っていただければ、幸いに存じます。

平成21年5月14日

株式会社 ジャニーズ事務所

日付は「14日」となっており、メディアも14日の0時からそのファックスを公開している。しかし、配信されたのは13日。14日になってから発表しろと言われたのか。ここでも相変わらず同事務所の意向に沿って動くマスコミの実態があらわれている。

それはともかくとして、復帰説は、主語を見なければ衆議院総選挙の時期予想と間違いそうな8月や9月が噂されていた。だから、「はやかったなあ」という印象はある。

「フルチン絶叫」それ自体に適当とされる定まった社会的制裁があるわけではないが、今回は過去の事件に比べればいろいろな意味で「よりまし」という評価もある。

たしかに、同情や早期復帰の声がいち早く上がったからか、男闘呼組の成田昭次がバイク事故を起こした時や、木村拓哉がホッケーで女性を傷つけた時のように、メディアを使っていかにもという美談をこしらえてごまかすようなことはなかったし、稲垣吾郎のときのように、メディアも全面的に及び腰ではなく、少しは叩く行為もあった。

だからそういう見方はわからないではないが、肝心なことを忘れないで欲しい。

間違いなく言えるのは、今回もジャニーズ事務所としての「使用者責任」がどうなっているのか曖昧だということだ。毎日のようにこの事件を報じているマスコミで、このことをきちんと指摘しているものは皆無である。

同事務所は、タレントがトラブルを起こすと、タレントに対する謹慎や解雇は行う。しかし、事務所自らにどのようなペナルティを課し、再発防止に具体的にどう取り組むのか、その説明をしたことがないではないか。

事件を起こしたタレントの当事者責任は確かに免れない。しかし、子供の時から彼らを預かり、現在も厳しい管理のもとに仕事をさせているのだから、彼らの迷いや脱線や人間としての未熟さに対して、事務所として責任をとったっていいのではないか。

今回もこれだけの早期復帰となると、噂されていたスポンサーや局に対する違約金や賠償金の類も、思ったより少額か、もしくは同事務所の「借り」ということで片づいてしまう可能性は高い。前にも書いたが、そんな曖昧な「借り」は、同事務所にとって痛くもかゆくもないものだろう。

和田アキ子が、SMAPが5人中2人逮捕された事実を指摘したことで評価されているが、そこで完結するのではなく、事務所の責任についてもきちんと言及するのが道理である。和田はそこまではしていない。だから、それほど美化する必要もない。

しょせん、和田アキ子は、いろいろ言っているようでいて、実は(本質は)何も言っていない安全な「ご意見番」なのである。

視聴者・読者よ、うわべに騙されてはならない。

ジャニーズタレントの過去のトラブルと、ジャニーズ事務所の対応については、『ジャニーズスキャンダル調書』(鹿砦社)に詳しく紹介されている。ファンはぜひご一読いただきたい。


『ジャニーズ スキャンダル調書』(鹿砦社)
ジャニーズ特別取材班&芸能裁判研究班=共著
B6判/カバー装/256ページ
定価1260円(本体1200円+税)

【同書の目次】
第1章 ジャニーズ注目スキャンダル
「申告漏れ」でまたまた囁かれる後継者問題/SMAP移籍問題/「ヒット作」映画に見られる俳優・キムタクの苦悩/KATーTUN・赤西離脱と復帰のドタバタ/ジャニーズ事務所VS『週刊女性』

第2章 メンバー熱愛報道
中居正広&倖田來未・中野美奈子ほか/香取慎吾&元モデルの女性/二宮和也&長澤まさみ/亀梨和也&小泉今日子/長瀬智也&浜崎あゆみ/稲垣吾郎&菅野美穂/赤西仁&上原多香子・加藤ローサ/井ノ原快彦&瀬戸朝香/国分太一&aiko/坂本正行&中澤裕子/田口淳之介&小嶺麗奈/田中聖&倖田梨紗

第3章 テレビ番組の事件
笑えない突っ込み所もあった「華麗なる一族」/キムタク・クイズ番組でバカ解答の赤ッ恥事件/低迷、「スシ王子!」/「ジャニーズタブー」に激怒した梨元が番組降板/チェ・ヂウがキムタクとの特番共演をドタキャン/スマステのインスタントラーメン問題/日本総領事館亡命者連行事件パロディ映像/選挙特番が並ぶ中でSMAPボウリング大会が視聴率圧勝

第4章 ジャニタレたちの笑えないやんちゃ事件
キムタクの「プライド」女性流血事件/内博貴飲酒事件/NEWSメンバー不祥事連発/田中聖「未成年喫煙流出」事件/滝沢秀明キャバクラ泥酔転落事件

第5章 ジャニー喜多川ホセクハラ問題の歴史をたどる
ついに最高裁が上告棄却決定!/それはジャニーズの四人組から始まっていた/中谷良(ジャニーズ)はこう告白した/北公次(フォーリーブス)はこう告白した/小谷純・やなせかおる(ジュークボックス)はこう告白した/デビュー前の少年(平本淳也)はこう告白した/豊川誕はこう告白した

第6章 ジャニー喜多川ホセクハラ問題決着!
『週刊文春』がキャンペーン開始!/国会で阪上善秀はこう質問した/海外のメディアはこう報道した/一審敗訴から逆転勝訴ーその意義/「過去」は認定されたが、現在は?/判決後、元光GENJIメンバーはこう告白した

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