中居正広の「婚カツ!」を再評価!

「朝日」(2009年5月9日付)新聞で、広告制作コンサルタントの赤羽紀久生は「視聴率」についてこう持論を展開した。


視聴率はもはや亡霊のようなものだと考えている。問題なのはビデオやDVDに録画したテレビ番組をそれだけ見ていても、視聴率に積算されないことだ。視聴率1位の番組が、視聴者にもっとも支持された番組だとは限らないのだ
「日刊ゲンダイ」(2009年5月19日付)では、それに同調する立場から、赤羽のコメントも入れながら「視聴率」と「録画率」の違いに着目した記事を書いている。
たとえば、4月27日から5月3日までの視聴率。1位から5位までを並べると、「ネプリーグ」「はねるのトびら」「NHKニュース」「首都圏ニュース」「ぐるぐるナインティナイン」という結果だ(ビデオリサーチ、関東地区)。
 ところが、老舗のテレビ誌「TVガイド」が調べた録画率を見ると様相は一変する。
 トップ5は「鋼の錬金術師」「けいおん!」「婚カツ!」「BOSS」「アイシテル」という具合だ。「月9始まって以来の低視聴率」などといわれた「婚カツ!」も録画率ではいい成績を収めている。どうしてこんなギャップが生まれるのか。改めて赤羽氏に聞いてみた。
「デジタル機器が普及した現在では、いい番組、興味がある番組だからこそ、録画して都合のいい時間に見る、これが普通の視聴スタイルになっています。少なくとも我が家では見たい番組はほとんど録画してから見ている。それが反映されないのでは”視聴率は番組に対する絶対的な評価としては機能してない”といわれても仕方ありません」
どのぐらいの視聴者がいるのか、ということを見るのなら、たしかに「視聴率」ばかりではなく「録画率」にも着目するのが合理的な見解であると思う。

「1回見れば十分」というコンテンツはリアルタイムで、何度も見たいものは録画する。そう考えてみると、中居正広の「婚カツ!」の評価もかわってくるではないか。

もちろん、リアルタイムの視聴率が低い以上、「すぐに見たい番組」ではないのかもしれない。ただ、ビデオやハードディスク等に録っておきたいものなら、その番組はきちんとチェックする、もしくは保存する価値があるということだろう。

おそらく録画率を上げているのは根強いファンの影響が大きいのだろうが、誰であろうが視聴者であることにかわりはない。

いずれにしても、「視聴率の低下」をもって、即「ジャニーズタレントはもうだめ」とは言い切れないということはいえる。

少なくとも彼らは映画の方では数字を出している。本当にジャニーズが落ち目なのかどうか、急いで結論を出さずに引き続き検証をする必要があるだろう。

ジャニーズ事務所は、これまでも幾多の逆境を乗り越えてきた。その歩みについては、『ジャニーズの歴史 完全保存版』(鹿砦社)に詳しく書かれている。ファンはぜひご一読いただきたい。

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