何でもキムタクのせいにするな!

「やっぱり」というか、「木村拓哉に限界説」なる記事が出た。「日刊ゲンダイ」(2009年6月11日付)だ。


テレビ界に激震が走ったのは8日。主演している「MR.BRAIN」(TBS)の視聴率が急落したのだ。初回24.8%、2回目22.0%、6日放送の3回目は16.3%。前回から6ポイント近くダウンし、初回と比べると8ポイント以上。
「まさか20%割れはないという声が圧倒的で、4ポイント近く割り込んだのは想定外」という声が出ている。このままなら平均視聴率が20%を切る可能性もある。
 また、6日公開の出演映画「アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン」もかなり厳しい。上映館が100館超と多くないこともあるが、週末2日間の興収は6000万円ちょっとで最終予想では5億円程度とみられている。フランス映画でイ・ビョンホン、ジョシュ・ハートネットとの共演で木村は傷だらけの熱演をし、舞台挨拶なども行った。それでこの程度とは――。
「TBSのドラマは局を挙げて大宣伝した結果の視聴率で、映画はテレビ局が噛んでいない。テレビがPRしないとキムタクでも結果は出せないということだし、宣伝してもかつてのような勢いはないというなんとも痛い結果です」(事情通)
“キムタク神話”の崩壊か。
マスコミというのは、出てきた数字で持ち上げたり落としたりするものだ。

これまでだって、キムタクの作品はテレビのしつこいほどのPRがあって結果を出してきた。最近では『HERO』騒動が記憶に新しい。

キムタク作品というのは、そうやって下駄を履かせることで一人前にしてもらっていたのだ。今回はそれがなかったから案の定苦戦している。予想通りであり、いまさら「神話の崩壊」もないだろう。

キムタクなんか大したことはなかったのだ、という意味ではない。

これまでの作品だって、キムタクというだけで数字を出していたわけではない、ということだ。

だから、数字が出ても出なくてもキムタクのせい、という見方は違うだろう、ということだ。

ドラマにしても、最初は宣伝と話題性で視聴率は出せる。しかし、つまらなければキムタクがどうだろうが視聴率は下がる。それだけの話だ。

たとえば、「高視聴率」を維持し続けた『華麗なる一族』は、豪華キャストだったほか、有名な原作があり、ドラマに対するブランディングがしっかりしていた。視聴者の信頼を得ていたということだ。

しかし、今回の脳科学者の話にはそれがない。一部には「豪華キャスト」という人もいるが、バナナマンの設楽が出ているといっても中高年層は信頼どころかそもそも誰もしらない(笑)

作品に対するブランディングも宣伝もなければ、いくらキムタクがすかしたって数字は出せない。

もちろん、キムタクが主演なら、キムタクの商品価値をきちんと見定めることが必要であることは間違いはないが、作品も商品である以上、営業力が大切ということだ。「神話」になど頼っても結果は出せないのだ。

企画、マーケティング、制作、宣伝、その全てを見て考えないと、テレビドラマは、というより地上波は、抜け出せない冬の時代に突入せざるを得ないだろう。

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