長崎犯科帳(1975年4月6日~9月28日、ユニオン映画/日本テレビ)は萬屋錦之介演じる長崎奉行が悪を闇で裁く時代劇

長崎犯科帳

『長崎犯科帳』(1975年4月6日~9月28日、ユニオン映画/日本テレビ)をご存知だろうか。萬屋錦之介が長崎奉行・平松忠四郎を演じた時代劇。白州で裁けない町年寄(現在の地方議員)や悪徳商人などを平松忠四郎自らが仲間と「闇で裁く」ストーリーである。

「時は天保年間、オランダとの貿易で賑わう商業都市・長崎。平松忠四郎(萬屋錦之介)が長崎奉行に赴任してきた。商人からの賄賂を平気で受け取る素行の悪さで、役人たちに陰口を叩かれている忠四郎だが、その正体は長崎の実態を把握し、裏の裁きを下す闇奉行であった。忠四郎はオランダ外科医の木暮良順(田中邦衛)、客引きの三次(火野正平)、流しのお文(杉本美樹)らの仲間と共に、長崎にはびこる悪を封じる。」(「時代劇専門チャンネル」サイトより)

12月16日から、時代劇専門チャンネルで始まった 『長崎犯科帳』のあらすじである。

同作品は、1975年4月?9月まで26回にわたり放映された時代劇だ。放送時の時間枠(日曜21時)は、やはり萬屋錦之介主演の『子連れ狼』が好評で2シリーズ放送されていた。その第3シリーズの原作ができるまでの「つなぎ」として制作されたという。

ドラマは、冒頭から、夕焼けをバックに幼子たちが遊んでいるシーンに、「空に真っ赤な雲の色。瑠璃に真っ赤な酒の色。何でこの身が悲しかろう……」というナレーションが入り、続いて主要登場人物たちのシリアスな表情が映し出される。「ウルトラマン」シリーズの実相寺昭雄による斬新なオープニングである。このドラマを見た者はまずこのオープニングが頭に焼き付くはず。これ以上ない強烈な先制パンチだ。

基本になるストーリーは「必殺シリーズ」が下敷きになっている。奉行としては萬屋演じる昼行灯の平松忠四郎ら4人が、白日の法で裁ききれない長崎の悪人たちを「闇奉行」として暗殺していく。

ただ、舞台は花のお江戸ではなく、日本で唯一海外貿易が許されていた長崎である。そして、日本一の娯楽時代劇役者である萬屋が、べらんめえ調の豪放磊落な奉行を演じていることなどが新機軸である。

以上、長崎犯科帳(1975年4月6日~9月28日、ユニオン映画/日本テレビ)は萬屋錦之介演じる長崎奉行が悪を闇で裁く時代劇、でした。

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