野村監督も楽天もおかしい - 芸能資料館

野村監督も楽天もおかしい



楽天・野村克也監督の「更迭」問題が各メディアで取り上げられ、ネットでもいろいろ書き込まれている。その場合、多くはわかりやすくするために、どちらかを擁護し、どちらかを全面的に否定する「オール・オア・ナッシング」の論法だが、野村監督がそんなに素晴らしければ楽天は手放さないだろうし、「解任」に激怒するファンの怒りは、楽天が無謬でないことを示すひとつの現象であるといえる。

損得勘定第一、言動がぶれまくり筋も通らない球団と、老害逆切れ監督......、要するにどちらにも問題がある。
結論を書いてしまえばこれに尽きる。

ただ、一監督よりは球団の方に、より重い責任を指摘するのは妥当な見解だと思う。

筆者はその点で、野村全否定を前提とする「日刊ゲンダイ」やスポーツライターの工藤健策には賛成しない。

さて、CSに進出したから契約を見直す「情」があって然るべきという野村監督だが、監督がどう考えようが、契約をするかどうかは球団に決定権がある。

何らかの理由で、野村監督は今シーズン限りでお引き取り願いたい、と楽天が判断することは何も問題ない。

極端に言えば、優勝して日本一になった監督を斬っても構わないのだ。

3年連続Bクラスでありながら、昨年8月に1年延長してもらった。阪神時代からずっと結果を出せなかったのが、延長してもらったことで久々に結果を出せた。延長したことが監督にも球団にも幸いした。

「有終の美」を飾れたことで、本来これほど円満な終わり方はなかったはずだ。

野村監督がそれを不服なら、昨年8月の時点で、たとえば「来年CSに出場できたらさらに×年延長する」といった交渉をすべきだった。しなかった時点で野村側の落ち度だ。そして、「1年延長」の契約で1年たった。だから楽天は終わりにした。何の問題もない。野村監督は何をごねているのだろう。

言うに事欠いて、今はまだ楽天の監督なのに「楽天球団大嫌い」とは......

やはり老害なのだと思う。

こらえ性のなさ、自分に都合の良い思いこみ......、これらは高齢者にありがちな迷惑だ。

こういう老害を見ると、野球界に限らず定年制の徹底など社会は世代交代をすべきだと改めて思う。

その業界のパイが無限に広がるならそれもいいが、そうでなければ、次の世代への潔いバトンタッチも逃げてはいけない。

新しい人材を育て、機会を与えることを潔しとせず生涯現役を主張するなら、世代間の信頼関係を損ねる社会的損失を招くだけでなく、自らの老害をも露呈するだけなのだ。

だいたいこのゴタゴタで、どこかの球団に野村獲得の意思が多少なりともあったとしても、ドン引きしただろう。自分のところでもこんなことをやられちゃ適わない、と誰だって思うもの。

これで横浜も、心おきなく尾花監督を発表するのだろう。

野村監督は、楽天の島田亨オーナーが「優勝して続投しましょう」といいながら、今になって「そんなことは言っていない」と言うから人間性を疑うといっている。

そもそも楽天は優勝していないが、それは措くとして、不用意な発言や、次期監督選びのマスコミリークなど、球団側はファンから批判されても仕方ないことをいろいろ行ってきた。

野村監督はマスコミを使って選手を批判するからよくないという批判があるが、球団側だって同じだ。というよりこちらの方が陰湿であり、責任も重いだろう。

監督は個人事業主だが、実態は球団が「雇う」契約だ。要するに、監督なんて球団に比べれば弱い立場なのだ。

だいいち、チームが戦っている最中に、そんなゴタゴタをマスコミに晒すというのは、ペナントレースを愚弄している。これだけでも楽天球団は、リーグに対して大変罪深い存在である。

監督批判をしたリンデンに、球団側は処分をしない。ここに反野村の意図があるかどうかは知らないが、少なくとも球界の掟に背くその甘さは、今後、第二第三のリンデンが出てきても処分できない先例を作ったことになる。

阪神はフロント側のゴタゴタがお家芸だったが、江本孟紀を斬ったように、ベンチのゴタゴタだけは許さなかった。

しかし、監督批判を球団が守ってくれる楽天は、現場のベンチがゴタゴタしてもおかしくないことになる。全く最悪の球団だ。

野村監督に対して「名誉監督」だの「永久欠番」だの、果ては息子のカツノリの契約までちらつかせて事態の収拾を図りたいようだが、定見のない思いつきは、この先、さらに傷口を広げるだけではないのか。ま、時期を見て身売りするつもりなら、そういう思いつきも「あり」なのだろうが......

そして、アンケートの結果ではファンのほとんどは情緒的に野村支持らしいが、そんなふうにしたのは、マスコミだろう。

野村監督の老害ぶりに目をつぶり、タレントとして自分たちに都合良く使ってきた。

そして、思惑通りスターであり英雄になった老害監督は数字が取れるから、この騒動でも決して悪役にはしない。

マスコミにも、楽天という球団にもプロ野球にも愛情は感じられない。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック
« 長野博はなぜ首都高追突事故を…  |  酒井法子はマスコミに見捨てら… »
Copyright © 芸能資料館 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます
Designed by カエテンクロスSEOテンプレート