松本潤よ、ナンセンスを真剣に演じてみよ - 芸能資料館

松本潤よ、ナンセンスを真剣に演じてみよ


松本潤の初主演ドラマ"月9"『夏の恋は虹色に輝く』が19日午後9時からスタートした。

松本潤>>ranking初回の平均視聴率は 15.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが話題になっているが、「テレビとはナンだ!」という、何とも古き良き時代のタイトルがついた碓井広義の「日刊ゲンダイ」(7月27日付)コラムは、視聴率以前にストーリーをおちょくっている。
主人公は売れない2世俳優(松本潤)。趣味としては"異色"のスカイダイビングで憂さ晴らしだ。ある日、パラシュートのトラブルで風に流される。着地予定の場所から外れ、"どことも知れない"森に降下。枝に引っかかって団づりに。しかし、その木の下は"ちょうど"道になっており、ひとりの女性(竹内結子)が"たまたま"通りかかる。彼女は"なぜか"ハサミを持っていて、パラシュートのひもを切って助けてくれるのだ。
 この20分間に及ぶオープニングを、「運命の出会い」「劇的な巡り合い」として納得・感激・拍手できる者だけが、このドラマを見続ける資格を持つ。何しろこの後も"名前も知らない"女性との"再会"を期待したマツジュンが海辺の町を訪ねれば、あら不思議、通行人の姿さえ見えない寂しい道路を竹内が"偶然"自転車でやって来るではないか。まさに運命の恋?なーんてね。
そうはいうが、こんなもの、かつての大映テレビが制作したドラマに比べれば、まだまだ大人しい方ではないか。

セクシー>>ranking

今までのオバケ番組が、ではそれほどのすばらしいストーリーだったか。

たとえば、かつてこの時間帯のドラマでは、トラックの前に立ちはだかって、「僕はしにまっしぇーん」なんてナンセンスなドラマが、80年代を代表するドラマの一つになっているではないか。

ドラマなんてしょせん詐術だ。視聴者に感情移入させられるかどうかが全てである。

もちろん、ストーリーそのものが凡作だから感情移入できなかった、ということもあるかもしれないが、『月の恋人』にしろこのドラマにしろ、ジャニーズタレント達の演技力の問題ではないだろうか。

そう、前回の『月の恋人』でも、ストーリーの陳腐さが視聴率不調の原因に挙げられたが、それは本質でありそうで、実は本質でないと思う。

『月の恋人』は、木村拓哉の、もはや「イタイ」と表現できるであろう"イケてる症候群"がストーリーのつまらなさをさらに引き立たせてしまった。もっとアラフォーらしいキャラでストーリーを組み立てればよかったのだ。

松本潤は木村拓哉よりも若い。そこず今回のドラマは、むしろ逆に、松本がとことんイケてるつもりで演じられるかどうかがポイントではないか。キザならキザに、わざとらしさも懸命に演じれば「純粋」という評価になる。松本の覚悟こそが、この漫画チックなストーリーを生きたものにできるかどうかのカギになってくるのではないだろうか。

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