木村拓哉、二元外交、ヨン様 - 芸能資料館

木村拓哉、二元外交、ヨン様


SMAPが行った9月16日の、北京・天安門広場に隣接する人民大会堂の公演が話題だ。

SMAPは過去にも中国公演を企画しながらなかなか実現しなかった。昨年6月には上海万博会場でコンサートを開催する予定だったが、ファン殺到による会場の混乱が懸念されて中止になった。10月には中国漁船衝突事件で日中関係が悪化したため、「昨今の状況を見て、お客さまの安全確保を考慮」(ジャニーズ事務所)して中止。さらに今年に入ってからも今月中国公演を予定していたが、東日本大震災のため実現しなかった。

だから、今回の公演が実現してSMAPもホッとしたことだろう。

「SMAPのメンバーはみな興奮気味でした。なかでもキムタクはとくにハイテンション。人民大会堂の廊下を仕切るカーテンを開けて広大なフロアを覗き込み、感動したのか『すげ〜』と独り言を言っていました。完全に中国の思う壷でしたね」(北京特派員)と『週刊文春』(9月30日付)も報じている。

「中国の思う壷」という表現の通り、今回の公演は、中国政府が反日感情を和らげようとする『国策』でSMAPを招聘。日本政府は関与しておらず、ジャニーズ事務所単独で中国政府と交渉して開催された“二元外交”である。

SMAPが恩家宝首相と会談したのは日中韓首脳会談。招かれて訪ねていったSMAPと会うのはともかくとして、会談場所でもない宮城県内の被災地をわざわざ訪問し、管直人首相と一緒に野菜を食べるパフォーマンスを繰り広げた恩家宝首相の行動を、「演技派」(「東京スポーツ」5月22日付)と訝る報道もあった。

中国問題評論家で拓殖大学客員教授の石平氏(48)は『完全な日本人に対する工作です』と指摘していた。

尖閣事件で日中関係は完全に亀裂が生じ、中国での反日感情以上に日本で対中の警戒心が高まった。これは中国当局の想定を超える大きさで覇権を目指す東アジア戦略の障害になっている。

「温首相は震災地訪問で避難住民と親切に接して、激励するような場面やSMAPと歓談する場面がテレビを通じて日本中に流されれば、中国への警戒心を解くことになる。尖閣の事件を忘れさせようとしているんです」(石平氏)

同紙は、行動に常に計算が働く温首相は“映画スーパースター”との異名を取るとも書いている。すでに多くの国民の不興を買って退陣した菅前総理並みのパフォーマンスをしているようでは、その異名は買いかぶりという気もするが、いずれにしても、下心を大向こう受けするパフォーマンスから実現するタイプである、ということだろう。

いずれにしても、ジャニーズタレントの海外進出関連のニュースは今年ずいぶん出ているが、もちろんそれらはエンターティナーとしてのものである。が、ことキムタクの場合に限ってみると、どうも中国において日本でいうなら「ヨン様」のポジションを狙っているふしがある。

公演では、リンチーリンも登場したが、本当に木村拓也は中国のヨン様になれるのだろうか。

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