山下智久、NEWSよりもドラマや映画? - 芸能資料館

山下智久、NEWSよりもドラマや映画?


山下智久のNEWS脱退はいろいろ取りざたされたが、前回書いたように、その理由のひとつは、主演映画の充足感にあるのではないだろうか。山下智久のファンの世代ではわかりにくいかもしれないが、『あしたのジョー』といえば、登場人物の葬式まで出すほど熱心なファンもいる漫画史に残る名作である。

それを演じきれたことで、山下智久が映画やドラマに単独で活躍したいという思いが膨らんできても不思議ではない。

『あしたのジョー』は、68年から73年まで『週刊少年マガジン』(講談社)で連載され、単行本は累計発行部数2000万部を超えた。

アニメ版のジョーの声を担当した元祖ジャニーズのあおい輝彦や、丹下団平を担当した藤岡重慶はハマリ役との評価を得てしまい、そのイメージを守るために、それ以後、声優の仕事を行っていないほどである。

だから、いわゆる“ジャニタレ”である山下智久が、実写版で矢吹丈を演じることは我慢ならなかったようで、当初、『とんだミスキャスト』『イメージと全然違う』と、その適性を疑問視する声もあった。

「先日までセカンドシーズンをやっていた『コード・ブルーードクターヘリ緊急救命ー』では、一部から『いくらなんでも、あんなシーンはあり得ない』と批判を食らっていた。それに去年のプロバスケを題材にした『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』でも、山下のバスケの実力を見た『bjリーグ』のプロ選手たちが『ドラマとはいえ、なんで俺たちが試合をやって負けなけゃいけないんだよ』ってぶつくさ言ってたんですよ」(「東京スポーツ」(10年3月27日付)

フライトドクターを演じた『コード・ブルー』の場合はともかく、『ブザー・ビート』の時には「プロを専属コーチに呼んで、週2回のバスケ特訓をしていた」(同関係者)が、「お世辞にもプロの選手と呼ぶには遠く及ばない身のこなししかできなかった」(芸能関係者)というのだ。

だから、「『あしたのジョー』の話を聞いた時には“またか”と思いましたよ。いくら鍛えているといってもボクサーのようにはいかない部分もあるでしょうし、『あれはボクシングじゃない』って批判が出ても致し方ないでしょうね」(別のテレビ関係者)ということになってしまう。

監督が90%はCGだったという『ピンポン』の曽利文彦。ならばお得意の最新CG技術でどうにでもできたかもしれないが、やはり演じる者にリアリティがなければ作品は生きたものにならない。そこで山下智久の適性が心配された。

だが、中性的な王子様アイドルが多いジャニーズ事務所は、その反動なのかマッチョ志向のタレントが少なくない。そして山下智久もその一人である。

過酷なトレーニングや減量などの役作りは、苦にならないといったら嘘になるかもしれないが、少なくとも目的意識を明確に取り組めるものだった。

現場を取材した映画批評家の前田有一氏は、「少なくとも、山下と伊勢谷の肉体は原作に忠実。2人とも相当に鍛え上げて撮影に臨んでいます」(『日刊ゲンダイ』10年5月8日付)と、偏見や先入観を戒めて正直に評価した。

山下智久の割れた腹筋は、過酷な減量とトレーニングの賜なのだ。

一昨年12月のイベントでは体重を62kgから53.5kgにまで落とし、体脂肪率5%にまで絞りこんだ等身大フィギュアをファンの前に公開。

腹筋はもちろん二つにパックリ割れていた。1月17日に行われた東京・丸の内の東京国際フォーラムにおける完成報告会見では、伊勢谷が「この人、『腹筋バカ』なのかなと思ったぐらい」役作りしていたとコメントした。

そして、この試写会でも、ガッツ石松がお得意のギャグを交えて「OK牧場の映画です」と評価。輪島功一ら元チャンピオンたちも山下のパンチ力に感心することしきりだった。

山下智久の思い入れが伝わってこようというものだ。

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