萩本欽一の母親、『欽どこ!?』を本当の家庭と「ああ、勘違い」 - 芸能資料館

萩本欽一の母親、『欽どこ!?』を本当の家庭と「ああ、勘違い」


萩本欽一の母親が話題になっている。『アサヒ芸能』(10.31特大号)では、萩本欽一の連載で、自分の母親について振り返っているのだ。
出演していた番組の設定を現実の生活と思い込んだり、山口百恵とのたあいないやりとりで、笑顔で「いやだぁ、欽ちゃん、嫌い!」といった場面の言葉だけ切り出して、「欽一、お前は百恵ちゃんに嫌われてるよ、謝んなさい」と萩本欽一を叱りつけたりしたという。

アサ芸・萩本欽一.png

 5年前に101歳で亡くなったおふくろですが、70を過ぎた頃から、時々、ボケている時期がありました。ある日、おふくろから電話がかかってきました。
「欽二 しかたないことだけどね、澄子さんのことも少し考えてあげたほうがいいよ。テレビに別の奥さんや子供を出すのは、お母さん、やめたほうがいいと思うんだよ」
「澄子」って僕の女房の名前なんですけど、何のこと? と思ったら、テレビで「欽どこ!?」を見てたらしいんです。そしたら「萩本欽一一家」で、奥さんの順子さんや見栄晴。そして、のぞみ、かなえ、たまえの娘たちが出ているわけです。
 順子さんは僕のことを「あなた」と呼び、子供たちは「お父さん」と呼びます。
 おふくろはすっかり「欽どこ!?」を、僕の別の家庭だと思い込んでしまったらしいんです。親父が、外で別の家庭を持っていて、そのことを体験しているおふくろとしては、「あれっ! 欽一もお父さんと同じことをしてるよ」と勘違いしたのです。
 それで「男なんだからしかたないかもしれない。でも、テレビという公の場で別宅の家族と出演するのはやめたほうがいい。本妻の澄子さんがかわいそうだ」と、僕をいさめる電話をしてきたのです。
「お母さんがさ、澄子さんにはうまく話しておくから。でも、お前も水くさいねぇ。あんなに大きな子供がいるなんて、お母さんには内緒なんだから」
 もう、トンチンカンで、しかも、すぐにうちの女房にも、おふくろから電話が行きました。
「澄子さん、許してあげてね。欽一は悪くないの。これはお父さんの血なの。向こうの家庭は子供が4人いるけど、澄子さんの男の子3人のほうが、ずっと出来がいいわよ。向こうにはね、見栄晴っていう、ちょっと頭の悪い子がいるの」


コメディアンだからネタなのだろう、話を面白くしているのだろう、とはいえない。こういうこと、ありがちだ。

人間は歳を取ると大脳皮質の衰えで、物忘れをしたり判断を間違えたりすることは誰にでもある。自然な加齢現象だ。

しかし、それも度を越すと、萩本欽一の母親のように現実の判断がつかなくなる。そうなると、他人に迷惑をかけたり、その人自身にとっても取り返しの付かない行動に走ったりする場合もある。

萩本欽一は、そんな母親でも決して悪く書いていないが、そして、ちょっと笑えるエピソードとして紹介しているのだろうが、よく考えると、少なくとも独居老人を抱える立場の者には笑えない話だ。

アサヒ芸能 2013年 10/31号 [雑誌]

アサヒ芸能 2013年 10/31号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2013/10/22
  • メディア: 雑誌

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