青春とはなんだ、とは何だ。主題歌、あらすじなど

青春とはなんだ、とは何だ。主題歌、あらすじなど

青春とはなんだ。石原慎太郎の小説であり、それを映画化した石原裕次郎主演の日活映画であり、さらにテレビ映画化した夏木陽介主演の東宝製作青春学園ドラマなどをさす。テレビのそれは、日本テレビが大河ドラマといい勝負をした青春学園ドラマシリーズの第一弾であり、あまりにも有名である。

石原慎太郎の小説は、今は書店ではお目にかかることができないが、たまに図書館に保管されている。

映画版も、TV版も、原作に比較的忠実である。

青春学園ものといえば、夏木陽介などが出演した日本テレビの青春学園ドラマシリーズがあるが、その第一弾である「青春とはなんだ」については、日活で映画化されている。

石原慎太郎原作で、石原裕次郎が主演した。

石原裕次郎の日活映画にはいろいろな作品があるが、原作のある作品として、とくに印象深い。

米国留学から帰ってきた野々村健介が、英語教師として田舎の高校に赴任。

オープニングはテレビドラマ同様、汽車が駅に到着するところから始まる。

背中の傷に驚く、駅員役の上田吉二郎。

駅を降りると喧嘩をしている高校生が、石原裕次郎の持ち歌「俺は待ってるぜ」を歌い、石原裕次郎演じる野々村健介がクスッと笑うのはご愛嬌。

野々村健介は、南日高校の教壇に立つ。

注目する同僚教師や生徒たち。

開き直った野々村先生は、英語でスピーチを始める。

その中には、同僚の先生たちに対する、自分がつけたあだ名も披露。

このへんは、夏目漱石の『坊っちゃん』を髣髴とさせる。

授業は、暗記だけの無味乾燥なものではなく、青空教室で恋愛談議を講義するなど型破り振りを発揮。

そのエネルギーは、生徒の他校とのいざこざで退学となった元生徒の濡れ衣を晴らす。

そして、ラグビー部を率いてフェアープレーの精神を説く。

クライマックスは、途中で挫折しそうになった生徒の久保を叱咤し、それがきっかけで生徒たちは若いエネルギーを爆発。

山頂までランニングを貫徹し、気持ちがひとつになっていく。

後に、刑事として部下に指令を出す役を演じる石原裕次郎だが、この頃の自ら先頭にたって動く石原裕次郎こそが真骨頂なのである。

60年代の、シンプルでさわやかな世界をあじわって見るのもいいだろう。

テレビドラマとはまた違った魅力がある。

マドンナ教師は若き日の十朱幸代。

こちらは、ラストシーンであるキャンプファイヤーの際、自分から野々村先生に告白する肉食である。

テレビ版は夏木陽介が主演

一方のテレビ映画(映画会社の制作したフィルムドラマ)は、東宝の夏木陽介が主演。

テレビ部の若手たちが生徒役を務めた。

ドラマそのものもさることながら、布施明の主題歌や劇中歌がネットではしばしば検索され、また関連ページも多い。

『貴様と俺』は、その9年後に作られた、中村雅俊主演の『われら青春!』まで使われた。

また、原作や映画ではそれほど大きな役ではなかった松井勝子が、テレビでは岡田可愛が演じたことで大きくクローズアップされた。

岡田可愛は、自分の授業料を稼ぐために、監督に頼んで出演を皆勤にしてもらったという。

マドンナは藤山陽子。こちらは映画版の十朱幸代と違い、肉食ではない。

ひたすら、先生としても女性としても優等生である。

日活と東宝という映画会社の違いがそうなったのだろう。

後の青春学園ドラマのヒロイン先生は、すべてそのキャラクターだった。

土井キャプテンを演じた樋浦勉が、ビートたけし監督の映画で、7人の「年寄りヤクザ」の中に入っているのは感慨深かった。

映画版もそうだが、最初のシーンで出てくるのは蒸気機関車である。

すでに東京ではこの時期(1965年~1966年)、もうSLは走っていなかったから、当時から見ても、田舎を感じさせるロケーションだったのだろう。

いずれにしても、青春とはなんだ。興味は尽きない。

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