美空ひばりがミニスカートになった日(1972年) - 芸能資料館

美空ひばりがミニスカートになった日(1972年)


美空ひばりがミニスカートになった日

美空ひばりといえば、「昭和の歌姫」「演歌の女王」などといわれた本格派歌手である。

その美空ひばりが、『真っ赤な太陽』という歌を、アイビールックに身を固めた硬派グループサウンズのジャッキー吉川とブルーコメッツをバックに従えて歌ったのは1972年。今週の『女性セブン』(11月17日号)では、そのときを回想している。




「20周年を記念したアルバムを作ろうという話が持ち上がっていたとき、ママ(ひばりさんの母・加藤喜美枝さん)が、“フリーの人たちに1曲ずつ書いてもらって、『歌は我が命』というLPを作りたい”と案を出してきたんです。ぼくも1曲書かせていただくことになったんですが、永六輔さん、中村八大さんなど、そうそうたるメンバーですからね。当然、演歌を書かなきゃいけないと思いつつも、なかなか浮かばないんですよ」(美空ひばりのバックバンドをつとめていたシャープスアンドフラッツの原信夫)

「お嬢はどんなジャンルの歌でも歌いこなせる、だから、この曲もきっとうまく自分のものにしてくれると信じて」作ったのが『真っ赤な太陽』だったが、最初、美空ひばりの反応は芳しくなかった。

「これは私の曲ではないわね」と感想を漏らしたという。 といって、そこで原信夫は引き下がらなかった。

どうすれば、美空ひばりが歌いやすい環境を作れるかを考え、伴奏をGSバンドに任せることにしたという。

「GSの雰囲気が強調されるし、お嬢も歌いやすいだろうと思ったんです。『ブルー・シャトウ』でヒットをとばしていた『ジャッキー吉川とブルーコメッツ』の井上忠夫(現・井上大輔)さんにお願いしてみたところ、ふたつ返事で引き受けてくれたんです」

美空ひばりは歌手としてはピークにあった


この歌曲のサプライズは3点。

1.美空ひばり自身が「これは私の曲ではない」と認識しながらも歌ったこと

2.美空ひばりの衣装がミニスカートで、「演歌の女王」でありながらゴーゴーダンス調の「恋の歌」を歌ったこと

3.当時は飛ぶ鳥を落とす勢いだったジャッキー吉川とブルーコメッツをバックに従えたこと

こうして誕生した『真赤な太陽』は、シングル曲としても発売され、140万枚の大ヒット曲となった。

ちなみに、記事によると、一発OKだったレコーディングのときは、美空ひばりはミニではなく着物姿だったそうだ。

美空ひばりは当時、小林旭と「離婚」してそれほど日が経っていない頃だったが、『柔』『悲しい酒』など、その都度異なるコンセプトの歌を次々ヒットさせ、歌手としてはピークだった。

その美空ひばりも、晩年は暴力団絡みでマスコミをにぎわせ、NHKの『紅白』もそれが原因で「卒業」した。

ひとつは、身内(弟)が盃を下ろされた本物のヤクザであったことと、もうひとつは美空ひばり自身が田岡一雄三代目山口組組長が設立した神戸芸能社の専属歌手であり、かつ田岡一雄組長にはひばりプロダクションの副社長にもなってもらっていたことがある。

1958年4月1日、田岡一雄山口組組長のが正式に神戸芸能社の看板を掲げると、美空ひばりはただちに神戸芸能社の専属歌手になった。

そして、同年6月にはひばりプロダクションを設立して田岡一雄組長が副社長に就任。

田岡一雄組長はそうした関係から、小林旭との縁組に動き、また離婚の際も引導を渡す役割を果たした。

配下の山本健一若衆(当時)が加古川刑務所に服役中、田岡一雄組長が美空ひばりを慰問に行かせ、「健ちゃん、がんばってつとめあげて」と激励。

感激したヤマケンは出所後、田岡一雄組長のボディーガードして男気を発揮したというのは有名なエピソードだ。

美空ひばり、意外な貯金通帳の残高エピソード

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  • 作者: 西木 正明

  • 出版社/メーカー: 竹書房

  • 発売日: 2008/02/15

  • メディア: コミック





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