ひな壇番組の限界がとりざたされた日(2011,04,27)

ひな壇番組の限界がとりざたされた日(2011,04,27)
ひな壇番組についての話である。「お笑い四天王に、よもやの明暗」というタイトルで、『週刊大衆』(2011年5月9・16日号)が記事を掲載している。

ビートたけし、志村けんに押されて、島田紳助、明石家さんまが「都落ち」危機と書かれていた。東西大御所の「東高西低」は、彼らの持ち番組の違いにもよると思えた記事だが、どうだろうか。

お笑い界の四大巨頭といえば、ビートたけし、志村けん、明石家さんま、そして記事によると、すでに芸能界から去ったが島田紳助。その4人について取り沙汰している。

志村けんは、『全員集合』で一時代を築いたから別格なのかと思いきや、『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ)『志村軒』『バカ殿』『だいじょうぶだあ』(フジ)『くらべるくらべらー』(TBS)など、“一丁上がり”にはならずに現在も第一線で活躍している。

かつては死亡説が流れ、レギュラー番組が深夜だけになったこともあったが、見事な復活ぶりだ。

ビートたけしがキー局完全制覇しているのは、すでに芸能マスコミでも報道されている。映画監督としても健在だ。

それに比べて、島田紳助、明石家さんまがパッとしないと記事は書いているのだ。

島田紳助、明石家さんまがパッとしない

おバカブームで席巻した『クイズ!ヘキサゴンII』が視聴率2桁を割り込み、『紳助社長のプロデュース大作戦!』も不振。

さんまも『恋のから騒ぎ』が終了し、『さんまの恋のかま騒ぎ』はオカマタレント頼みの企画持ち込み番組だったという。

同誌は、「確かに状況は厳しいでしょうが、この2人に代わり、ひな壇のタレントをまとめられる力量を待った芸人が育ってきていないのも、また事実。チャンスはまだありますよ」(芸能評論家・二田一比古氏)と2人の復活に期待して結ぶ。

この半年後、島田紳助は例の件で芸能界から消えたわけだが、すでにこの頃から数字がとれていないことが言われていたわけだ。

だが、明石家さんま、島田紳助の不振については、ひな壇番組そのものが飽きられている、というふうに見た方がいいのではないだろうか。

ビートたけしや志村けんも、そうした番組を持たないわけではない。

が、彼らは流行に関係なく、たとえば、映画であったり、独自の視点による文化教養であったり、じっくり練られ稽古を積んだ作り込みの笑いであったりと、自分の世界を持った普遍的なコンセプトで番組が作られている。

THE MANZAIでブレイクし、トレンディドラマやひな壇番組など、時代の波に乗ってきた島田紳助や明石家さんまとはその点が違うのではないだろうか。

しかし、吉本興業がテレビ界に力を持っている現在は、決してそのような論考を行うものはいない。 なんだろうねえ。

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