江川卓、巨人“空白の1日”入団密約の真相 - 芸能資料館

江川卓、巨人“空白の1日”入団密約の真相


江川卓、巨人“空白の1日”入団密約の真相
江川卓氏といえば、どうしても思い出されるのが1978年11月21日の“空白の1日”を使った入団騒動である。ドラフト会議で指名された選手との交渉権期限は、翌年ドラフト会議の前々日までとされていることから、「空白」である前日に強引に契約をしてしまった。




そのことで、巨人も江川卓氏も悪者になったが、江川卓氏については、周囲のアドバイスに沿っただけで悪くないという見方もあった。

しかし、そうだろうか。

そこでかわされていた密約を引退時にちゃっかり履行させていたのである。

もちろん、約束の履行を求めるのは当然だが、少なくとも、あの事件について、江川卓被害者論はこれで通りにくい話になったのではないだろうか。

その話を明らかにしたのは、『日刊ゲンダイ』(2015年2月4日付)である。

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「創刊40周年特別企画、巨人あの日あの時あの事件」というタイトルの、タブロイド版29面全面を使った記事である。

リードにはこう書かれている。

当時巨人軍総務の広報室長だった若林敏夫氏は、「この5000万円で決着がつき、スッキリするならそれでいいのではないか。『空白の1日』がこれですべて終わる。そう思いましたね」と語っている。

若林敏夫氏によると、江川卓は引退会見の後、「実は」と打ち明け、「入団した時に都内に土地付きの家をもらう約束をしていたのでそれわ履行してもらいたい」と要求したというのだ。

あの、鍼を打ったら投げられなくなるだの何だのと「お涙」の話で、単純な大衆を感動させておいて、裏では「密約を守れ」と江川卓は球団に迫っていただ。

なんか、すべてが計算ずくという印象があるではないか。

正力亨オーナーは、それに対して「やっぱり」と答え、しばらく考えてから「分かったと伝えろ」と言ったそうだ。

まあ約束したんなら仕方ないだろう。

実際には、「都内に土地付きの家」というと当時はバブルで相当な金額になるから、5000万円で手を打ったらしいのだが、まあ今さらとはいっても仰天話に違いはない。

江川卓氏は、入団以降もダーティーなイメージがつきまとうが、それはマスコミや周囲の「大人」たちだけでなく、江川卓氏自身の責任もあったと解せるのではないだろうか。

プロ野球は職業だから、お金は大切だろう。

しかし、ファンの夢を壊してしまうのは残念なことである。

いずれにしても、プロ野球史に残る出来事の真相が明らかになった点で、意義のある記事であるといえるだろう。

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