中川昭一氏急死は、メディアによっては「怪死」と報じられた。
酒と睡眠薬を同時に飲めば危険であることぐらいは誰でもわかるが、それをせずにおれないほど中川氏は追いつめられていたということか。
「東京スポーツ」(2009年10月6日付)では、ベストセラー『死体は語る』の著者である法医学者の上野正彦氏による死因の推測が書かれている。
「もともと、アルコール中毒で心筋症を患っていると、50代で突然死することも多い。おそらく中川氏の場合も肝硬変やアルコール性心筋症を患っており、心臓はかなり弱まっていたと考えられる。一般的に、一度に致死量の睡眠薬を摂取するということは考えづらく、眠れなくて睡眠薬を飲み、さらにアルコールを摂取したことにより心筋に相当なダメージがかかって死に至ったのではないか」
実際、遺体からはアルコールが検出されている。アルコールと睡眠薬の併用が死を招いた可能性は高い。
また、警視庁によると、中川氏が循環器系の疾患をかかえていた可能性もあるという。この日弔問に訪れた政治評論家の三宅久之氏(79)は「以前から胃腸が弱く、一緒にそばを食べたときも戻していた。中川氏の家族は急性心筋梗塞じゃないかと言っていた」とその病状を明かしている。遺体が横たわっていたシーツには嘔吐の渡跡もあり、そうした発作が死因と関連している可能性もある。
家族は死因を心筋梗塞と説明しているそうだが、それも飲酒と睡眠薬を同時に行えば有り得ることだ。
中川昭一氏といえば、飲酒にまつわるエピソードがワイドショーなどでも報じられているほど、長年にわたって酒を飲み続けてきた。それによって身体が弱っていたことは間違いないだろう。
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