私の作ったコマーシャル出演記念日
戦後史の激動。今日はまた私の戦後史。いや、「史」というほどではなく、たんなる思い出話です。昔、日本テレビで「あなたのワイドショー」という帯番組がありました。
その中でシロートが、スポンサーのライオン油脂のコマーシャルを1分間で自作自演するコーナー、文字通り「私の作ったコマーシャル」というのがありまして、進行役は「プロ野球ニース」でおなじみの佐々木信也さん。
その番組に、1975年の8月14日、私と友人が出演しました。
私のテレビ初出演の日、というわけです。
コマーシャルの台本はすべて私が考えました。ライオン油脂に問い合わせて、どのくらいの洗剤を使えば洗濯物を効率よく洗えるのかを聞き、他の番組の生コマも参考にしながら作成。
本番では、こんなコマーシャルになりました。
要するに言葉が硬すぎたし(笑)、こちらの緊張が伝わっていたのでしょう。
「当然の定理」なんて、中学生らしい文言ですよね。
そして、佐々木信也さんが例のニコニコ顔で登場。「ライオン油脂に問い合わせてコマーシャルの台本を作ったそうです」と解説を入れてくださいました。
ギャラは2人で5000円。あとはライオン油脂の製品を一通りいただきました。
そのときの番組の司会は、元春乃チックタックの高松しげおさんと、今や文化人の木元教子さん、芸能リポーターの鬼沢慶一さんもいました。
茶の間(もはや死語?)から見ているときは、3人ともハイテンションなのに、スタジオでは静かに台本を読んでいるので意外でした。
今は一見、スターらしくないありふれた人が芸能人としてテレビに出ているので、メディアの垣根は低くなったように見えますが、実際には一般人が一般人の裁量で演じられる場は、NHKののど自慢ぐらいだと思います。
その意味では、古きよき時代のテレビに参加できた貴重な経験だったと思います。

真ん中が私、左が佐々木信也さん
その中でシロートが、スポンサーのライオン油脂のコマーシャルを1分間で自作自演するコーナー、文字通り「私の作ったコマーシャル」というのがありまして、進行役は「プロ野球ニース」でおなじみの佐々木信也さん。
その番組に、1975年の8月14日、私と友人が出演しました。
私のテレビ初出演の日、というわけです。
コマーシャルの台本はすべて私が考えました。ライオン油脂に問い合わせて、どのくらいの洗剤を使えば洗濯物を効率よく洗えるのかを聞き、他の番組の生コマも参考にしながら作成。
本番では、こんなコマーシャルになりました。
私「今や夏の真っ盛りですが、夏に欠かせないのがお洗濯。そのお洗濯のポイントは洗剤です」終わった瞬間、観覧のおばさんたちから、なぜか“ホッ”という声が出ました。
友「(パネルを持って)これは水30リットルに洗剤40グラムで洗える洗濯物の量です。ワイシャツなら5枚、半そでブラウスなら7枚から10枚。シーツなら2枚です」
私「現在のように生地の質の発達した時代では、洗剤は重要なものとして存在することはいうまでもありません」
友「よい服によい洗剤。当然の定理です」
私「ライオン油脂の製品は、ご家庭の主婦の頼もしい助っ人です」
友「世界に羽ばたくライオン油脂の製品をみなさんも使ってみませんか」
要するに言葉が硬すぎたし(笑)、こちらの緊張が伝わっていたのでしょう。
「当然の定理」なんて、中学生らしい文言ですよね。
そして、佐々木信也さんが例のニコニコ顔で登場。「ライオン油脂に問い合わせてコマーシャルの台本を作ったそうです」と解説を入れてくださいました。
ギャラは2人で5000円。あとはライオン油脂の製品を一通りいただきました。
そのときの番組の司会は、元春乃チックタックの高松しげおさんと、今や文化人の木元教子さん、芸能リポーターの鬼沢慶一さんもいました。
茶の間(もはや死語?)から見ているときは、3人ともハイテンションなのに、スタジオでは静かに台本を読んでいるので意外でした。
今は一見、スターらしくないありふれた人が芸能人としてテレビに出ているので、メディアの垣根は低くなったように見えますが、実際には一般人が一般人の裁量で演じられる場は、NHKののど自慢ぐらいだと思います。
その意味では、古きよき時代のテレビに参加できた貴重な経験だったと思います。

真ん中が私、左が佐々木信也さん
この記事へのコメント
それはさておき、茶の間・・・・懐かしい言葉ですね。あ~そんな時代があったな~
現在は、時が経つのが早い。新しい商品が出たと思ったら、もう古くなり新しい物が次々と・・・・・ 時代の流れが早くなったもんですね。濁流(だくりゅう)のやうです。
品のある素敵な方でしたよね。。。
昔は視聴者参加型の番組が多くて観ていて楽しかったです
凄いですね^^。
佐々木信也さんの『プロ野球ニュース』はガキの頃毎日見てました。
プロ野球好きの一人としては、
佐々木信也さんと共演が出来た事が羨ましいです^^
元プロ野球選手とは思えないほどのソフトな語り口。。。
いまだに佐々木さん以上のスポーツキャスターは
いないと勝手に思っております。
どこか品のある方でしたね
今日はテレビ初出演された日なのですね♪
台本も作られて凄いです~、とても貴重な
経験でよい思い出ですね(*^_^*)
昔はテレビもいろいろな企画があって
素直に楽しめました。
もう、今はどんな構造になっているか
知ってしまいましたので冷たい目で見るようになってます。
しかも、内容も本当に乏しいですもん。
私は国道15号線が込んでいそうなときは
1号線を使っています。
ホームドラマが廃れた頃、茶の間という言葉も
使われなくなりましたね。
佐々木信也さんの話し方とか真似してみたことも
あるのですが、がんばってもあのキャラクターには
なれませんでした。
そうですね。でも、今だったらそういう番組があっても
出演しているかどうか……
若いときは怖いもの知らずですからね
当時は佐々木信也さんは売れていましたね。
参議院の出馬も噂されていたほどで。
数年前は、フジ739で「プロ野球ニュース」復活して
平松政次さんとか土橋正幸さんらと出てましたけど
今はもうやっていないのでしょうかね。
佐々木信也さんは、とりわけプロ野球ニュースの仕事に
こだわっておられたようで、降板をスタッフとの
食事会で言われたときは、食事がのどをとおらなかった
とのことです。
だからcsで復活したときはうれしかったでしょうね
娘さんが私より年上なのに、私の父親よりも
ずっと若く見えました
そうですね。所属球団が消滅して現役期間も短く
引退時は将来が不安だったと思いますが、
どこで運が開けるかわからないですね
そうですね。会社に問い合わせるなんてよく考えたなあと
思いますね。この番組が好きでよく見ていたので
自分もいいコマーシャル作って出演したいなあ
という気持ちが強かったんでしょうね。
そうですね。最近はぜひ見たいという番組が
ないですね。もういつごろからでしょうね。
いったいこれから、テレビはどうなって
しまうんでしょうね。