学資保険の商品改定問題と七辻
学資保険の商品改定問題が報じられました。日本郵政グループのかんぽ生命保険が求めていた、保険料を実質引き下げる学資保険の商品改定について、樽床伸二総務相が郵政民営化委員会の容認意見を受けて早期に認可する方針を示したものの、中塚一宏金融担当相は学資保険の商品改定を現状では認可できないそうです。この件は衆議院解散前の15日にも議論されていましたが、かんぽ保険が07年月の民営化以降5年で約10万件、100億円の保険金支払いもれが発覚したため、その原因や規模がはっきりするまでは認可すべきでないと審査が先送りになっていたものです。
で、今回は郵政民営化委員会が、「販売してもいいじゃないか」との結論を出したというニュースですが、いずれにしても結論がわかりにくい報じ方です。
要するに、新学資保険は発売されるのか、されないのか。発売されるならいつと決定したのか。そのへんがよくわかりません。
中塚一宏金融担当相の「認可できない」というのはどれくらいの権限があるのか。中塚一宏金融担当相がウンといわなければ認可されないのなら、郵政民営化委員会の許否とは何なのか。
しかし、そもそも中塚一宏金融担当相の意向に意味はあるのか。
つまり、選挙後に新しい内閣になった場合、引き続き中塚一宏金融担当相ということは、たぶんないでしょう。
ということは、新内閣の新金融相が年内にも就任して、その人がイエスと言ったら正式に発売されるということでしょうか。
いずれにしても、民主党政権の内閣では商品発売の決定までは進まなかった。ニュースはそう報じるべきではないでしょうか。
これでは、選挙が危ないといわれる担当大臣の「仕事をしてますよ」というアピールのためのニュースのようにも見えます。
それはともかく、なぜ新学資保険に日本郵政が力を入れているのでしょうか。
「ジリ貧状態に陥っている同保険の再生につながるばかりではない。かんぽの保有契約件数の6割を占める最大の主力商品、養老保険の商品性見直しに向けて『大きく突破口が開けることになる』(日本郵政関係者)」(「日刊ゲンダイ」11月22日付)とのことですが、この期待感については私個人は懐疑的です。
金融ビッグバン以来、多くの保険会社が参入して学資保険を扱い、たとえば、利回りならソニー生命、総額戻り率ならアフラック、医療補償重視なら共済の子供プランなどといわれるように、質・量とも選択肢は増えています。いまさらかんぽの学資保険が巻き返せるかどうか。
何より、80年代の金利が高い頃ならともかく、現在の金利で「貯蓄型」に入っても、金融緩和政策でインフレでも起こったら、何のうまみもありません。
たとえば、1%の利率でも、インフレで物価上昇が2%になったら事実上「元本割れ」です。
とはいうものの、では定期預金・定期積金がどれだけいいかといえば、これは補償はありませんから、奨学金としての役割を果たせる学資保険自体にニーズがあることは確かです。
かんぽ生命保険も、新商品認可によって、やっと他社と競えるところにたてるということでしょう。
さて、今日の首都圏無料スポットは、「選択肢がいっぱい」にかけて、東京・大田区の七辻です。
なにがいっぱいかというと、「道」です。
遊び場でもなくて、たんに「めずらしい場所」ですが。
7本の道路が交わる交差点七差路です。

「日本一ゆずり合いモデル交差点」という看板が目印です
七差路は大阪に2箇所、福岡に1箇所あるそうですが、ここの特徴は七差路でありながら信号がないことです。それでも交通事故がないことが自慢のダウンタウンスポットです。
デジカメを忘れてiphoneで撮ったのですが、例のごとくへたくそでピントもボケているので小さく載せます










動画で見るとこんな感じです
学資保険と七辻でした。

で、今回は郵政民営化委員会が、「販売してもいいじゃないか」との結論を出したというニュースですが、いずれにしても結論がわかりにくい報じ方です。
要するに、新学資保険は発売されるのか、されないのか。発売されるならいつと決定したのか。そのへんがよくわかりません。
中塚一宏金融担当相の「認可できない」というのはどれくらいの権限があるのか。中塚一宏金融担当相がウンといわなければ認可されないのなら、郵政民営化委員会の許否とは何なのか。
しかし、そもそも中塚一宏金融担当相の意向に意味はあるのか。
つまり、選挙後に新しい内閣になった場合、引き続き中塚一宏金融担当相ということは、たぶんないでしょう。
ということは、新内閣の新金融相が年内にも就任して、その人がイエスと言ったら正式に発売されるということでしょうか。
いずれにしても、民主党政権の内閣では商品発売の決定までは進まなかった。ニュースはそう報じるべきではないでしょうか。
これでは、選挙が危ないといわれる担当大臣の「仕事をしてますよ」というアピールのためのニュースのようにも見えます。
それはともかく、なぜ新学資保険に日本郵政が力を入れているのでしょうか。
「ジリ貧状態に陥っている同保険の再生につながるばかりではない。かんぽの保有契約件数の6割を占める最大の主力商品、養老保険の商品性見直しに向けて『大きく突破口が開けることになる』(日本郵政関係者)」(「日刊ゲンダイ」11月22日付)とのことですが、この期待感については私個人は懐疑的です。
金融ビッグバン以来、多くの保険会社が参入して学資保険を扱い、たとえば、利回りならソニー生命、総額戻り率ならアフラック、医療補償重視なら共済の子供プランなどといわれるように、質・量とも選択肢は増えています。いまさらかんぽの学資保険が巻き返せるかどうか。
何より、80年代の金利が高い頃ならともかく、現在の金利で「貯蓄型」に入っても、金融緩和政策でインフレでも起こったら、何のうまみもありません。
たとえば、1%の利率でも、インフレで物価上昇が2%になったら事実上「元本割れ」です。
とはいうものの、では定期預金・定期積金がどれだけいいかといえば、これは補償はありませんから、奨学金としての役割を果たせる学資保険自体にニーズがあることは確かです。
かんぽ生命保険も、新商品認可によって、やっと他社と競えるところにたてるということでしょう。
さて、今日の首都圏無料スポットは、「選択肢がいっぱい」にかけて、東京・大田区の七辻です。
なにがいっぱいかというと、「道」です。
遊び場でもなくて、たんに「めずらしい場所」ですが。
7本の道路が交わる交差点七差路です。

「日本一ゆずり合いモデル交差点」という看板が目印です
七差路は大阪に2箇所、福岡に1箇所あるそうですが、ここの特徴は七差路でありながら信号がないことです。それでも交通事故がないことが自慢のダウンタウンスポットです。
デジカメを忘れてiphoneで撮ったのですが、例のごとくへたくそでピントもボケているので小さく載せます










動画で見るとこんな感じです
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学資保険と七辻でした。

生命保険のウソ・ホント―賢く・損せず生命保険・医療保険に入る方法
- 作者: 草野 直樹
- 出版社/メーカー: 九天社
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
この記事へのコメント
どこの車がどう譲るのか。結構大変でしょうね。
生命保険会社の子ども保険でなんとかおわりました。
一気にお金が掛かるものだから、入っていて良かったと思いました^^
でも、保険というよりは貯蓄って感じでしたね。
仰るように、保険性から見れば保険会社の学資保険の方が良かったかなって思います。
七差路の交差点なのに、信号機も無く事故も無いなんてすごいですね。
私の実家の方には、五差路で古くから六角地蔵が立っていた所があります。
小学生の頃、先生が事故に気をつけてって言ってたけど、あのお地蔵様は方角を示す道しるべでした^^;
七差路、全体的に細い道ですし、歩行者も多いので
クルマも気をつけて走っているからか、信号機があると
却って邪魔になると思います。
二往復もしたら結構お腹がいっぱいになりますよ。
譲り合い精神、少ない人も多いですからね。
交差点で、赤信号で突っ込んでくる車が目立つ。
危ないですよね。
おいおい、止まれよ。。
路線バス乗っていると、譲り合いが多いですよ。
本当に博学ですね、
保険関係は苦手で家内にまかせてます^^;
その代わり健康保険は、「ウォーキング保険」に入っています。無料で将来の治療リスクも30%以上減らせます(笑)
ここは田圃の中の“見通しが良過ぎる”交差点のため、相手よりも先に通過出来ると思い、出会頭の事故が絶えない交差点となっています^^;)
交差点がありますが、信号がないことでドライバーも
気を付けて運転するらしく今のところ大きな事故は
ありません。
人間の心理って不思議なものですね
横断歩道を渡っていても安心できないことが多いですから見習いたいですね(*^^*)
その後順次に今でも見るんですが、中には翅が
破けてるのもいますね。だんだんと少なくなります。
こういう道路だとかえってみんなが気をつけるから、事故も起こらないんでしょうね。
”ゆずりあい”っていいですね
郵政は、ほんといつまで経っても民営では無いですね・・・
田舎が僻地なので郵便局の方が安心かなって。
以前はどんな田舎でも郵便局はありましたからね
民営化でなくなったところもあるのかなぁ