ペニーオークションの教訓、芸能人ブログの虚実
ペニーオークション詐欺事件が話題になっています。ネット上で、高価な電化製品やブランド品などが格安で出品されるという触れ込みで2年ほど前にスタート。しかし、実際には「落札できたと思ったら別の人が入札する」「落札しなくとも入札するたびに支払う手数料が膨大になった」「手数料に使う模擬通貨は未使用もあるが返金されない」などといった相談が、以前から国民生活センターに寄せられていました。国民生活センターは一昨年7月に注意喚起をオフィシャルサイトで行っており、新聞やネットニュースでも取り上げられていました。開始された2010年の半年間だけで、すでに173件の苦情が寄せられたといいます。
開始間もない2010年9月30日付の産経ニュースでは、仕組みと「被害額」の例が次のように書かれていました。
世の中、うまい話はないということです。
しかし、うまい話に騙される方よりも、騙す方が悪い。
問題は、こうしたトラブル商法はいつも、そこに芸能人という広告塔が存在していることです。
当時、ほしのあき、小森純のほか、東原亜希らアメーバブログを開設している芸能人が、ペニーオークションで商品を落札した記事をブログで公開。ほしのあきはイオン発生機、小森純はアロマ加湿器、東原亜希はiPadを自慢していました。
ほしのあき プラズマクラスター 1080円
熊田曜子 ヘルシオ 5220円
松金よう子 タジン鍋 199円
それがネット上で「読者を被害に巻き込んでいる」などと波紋を呼ぶと、芸能人たちは慌てて該当記事を削除して知らぬぞんぜぬを決め込んだのです。
逮捕者が出てからようやく、ほしのあきや小森純が、「ペニーオークションで落札」と宣伝したことを謝罪というニュースが出ていますが、“何を今さら”感が拭えません。
熊田曜子などは、ブログで自慢している落札画像がオークションの落札をキャプチャしたものではなく、「やらせ」の主催者が送ってきた画像を紹介していると当時から叩かれていました。
要するに、ペニーオークションに頼まれて、ブログを使った宣伝を彼女らは書いていたわけです。彼女らにとって、ファンを騙すことがお仕事だったわけです。
出版・編集の世界では、記事の装いで構成した広告をペイドパブなどといいますが、それは紙誌面の端に、ちゃんと「PR」と明記します。
しかし、この芸能人たちは断っていませんでした。謝罪は当然、……というより謝罪ですむのでしょうか。
ブログというと、このソネブロのように私たち一般人でも簡単に開設ができます。
そして内容といえば普通、どこに行ったとか、何を食べたとか、○○というニュースを見たがこう思ったとか、日常の忘備録やメモ書きであることが多い。
だから、芸能人のブログも、彼らの忘備録やメモ書きであり、その人自身が描かれているリアルなものではないか、と思うかもしれません。
だが、それは似て非なるものです。
日常を描いたように見えるブログも、しょせん、芸能人にとっては仕事の一環。よく言えばファンタジーの世界なのです。虚実ない交ぜであり、少なくともその目的はその芸能人のプロモーション活動ということです。
たとえば、朝、何々を食べて、昼、誰それに会った。そうしたディテールの記述は事実かもしれません。しかし、その記録自体が目的なのではなく、私たちと同じように日記を書いているフリをした自分の売り込みなのです。
さらに今回は、詐欺のアフィリエイトページになっていたわけです。
ペニーオークションに限らず、具体的な商品名やサービスの紹介記事には注意が必要です。
芸能人が、意味もなく具体的な商品やサービスを宣伝するはずがないのです。
私たちは騙されてはなりません。
今日のオマケは首都圏無料スポット、子供の森公園(東京・品川区)です。
いわゆる「恐竜公園」「怪獣公園」と呼ばれる公園は全国にいくつかあります。正式な規定があるわけではありませんが、恐竜の姿をした遊具がある公園をそう呼んでいるようです。

この子供の森公園は、その意味で典型的な「恐竜公園」です。ドラマやCMでもよく使われている公園です。

遊具も適当にあるので、無料で休日を過ごせるファミリースポットですが、難点を言えば売店がないことです。子連れである程度の時間遊ぶなら、食べ物や飲み物は持参したほうがいいでしょう。
◆子供の森公園
住所 東京都北品川3-10-13
交通 京急線・新馬場駅より徒歩約10分
トイレ有り、駐車場無し
有料少年野球の利用は、公園運動施設予約センター(総合体育館内)
電話:03-5791-3553
ペニーオークション詐欺事件についてでした。

開始間もない2010年9月30日付の産経ニュースでは、仕組みと「被害額」の例が次のように書かれていました。
例えば、0円で出品され、入札1回で1円ずつ価格が上がる「iPad」の例を見てみよう。入札には3人が参加し、最終的に500円でAさんが落札したとする。他のネットオークションは、入札にお金がかからないので、実際に入札してから「落札なし」の現実と請求金額を見て慌ててしまう。落札者も格安で落札できるから入札していたのに、入札手数料がのればちっとも格安でなくなる、というからくりを解説しています。
入札には1回50円が必要で、Aさんが250回入札したとすると、手数料を含め計1万3千円を支払うことになる。
ほかのオークションと大きく違うのは、落札できなかったBさん、Cさんも入札手数料を取られる点だ。落札額だけを見れば、「iPad」が500円で落札された格好だが、出品者(オークション運営者)側には3人分の入札額を含めた計2万5500円が入る。
世の中、うまい話はないということです。
しかし、うまい話に騙される方よりも、騙す方が悪い。
問題は、こうしたトラブル商法はいつも、そこに芸能人という広告塔が存在していることです。
当時、ほしのあき、小森純のほか、東原亜希らアメーバブログを開設している芸能人が、ペニーオークションで商品を落札した記事をブログで公開。ほしのあきはイオン発生機、小森純はアロマ加湿器、東原亜希はiPadを自慢していました。
ほしのあき プラズマクラスター 1080円
熊田曜子 ヘルシオ 5220円
松金よう子 タジン鍋 199円
それがネット上で「読者を被害に巻き込んでいる」などと波紋を呼ぶと、芸能人たちは慌てて該当記事を削除して知らぬぞんぜぬを決め込んだのです。
逮捕者が出てからようやく、ほしのあきや小森純が、「ペニーオークションで落札」と宣伝したことを謝罪というニュースが出ていますが、“何を今さら”感が拭えません。
熊田曜子などは、ブログで自慢している落札画像がオークションの落札をキャプチャしたものではなく、「やらせ」の主催者が送ってきた画像を紹介していると当時から叩かれていました。
要するに、ペニーオークションに頼まれて、ブログを使った宣伝を彼女らは書いていたわけです。彼女らにとって、ファンを騙すことがお仕事だったわけです。
出版・編集の世界では、記事の装いで構成した広告をペイドパブなどといいますが、それは紙誌面の端に、ちゃんと「PR」と明記します。
しかし、この芸能人たちは断っていませんでした。謝罪は当然、……というより謝罪ですむのでしょうか。
ブログというと、このソネブロのように私たち一般人でも簡単に開設ができます。
そして内容といえば普通、どこに行ったとか、何を食べたとか、○○というニュースを見たがこう思ったとか、日常の忘備録やメモ書きであることが多い。
だから、芸能人のブログも、彼らの忘備録やメモ書きであり、その人自身が描かれているリアルなものではないか、と思うかもしれません。
だが、それは似て非なるものです。
日常を描いたように見えるブログも、しょせん、芸能人にとっては仕事の一環。よく言えばファンタジーの世界なのです。虚実ない交ぜであり、少なくともその目的はその芸能人のプロモーション活動ということです。
たとえば、朝、何々を食べて、昼、誰それに会った。そうしたディテールの記述は事実かもしれません。しかし、その記録自体が目的なのではなく、私たちと同じように日記を書いているフリをした自分の売り込みなのです。
さらに今回は、詐欺のアフィリエイトページになっていたわけです。
ペニーオークションに限らず、具体的な商品名やサービスの紹介記事には注意が必要です。
芸能人が、意味もなく具体的な商品やサービスを宣伝するはずがないのです。
私たちは騙されてはなりません。
今日のオマケは首都圏無料スポット、子供の森公園(東京・品川区)です。
いわゆる「恐竜公園」「怪獣公園」と呼ばれる公園は全国にいくつかあります。正式な規定があるわけではありませんが、恐竜の姿をした遊具がある公園をそう呼んでいるようです。

この子供の森公園は、その意味で典型的な「恐竜公園」です。ドラマやCMでもよく使われている公園です。

遊具も適当にあるので、無料で休日を過ごせるファミリースポットですが、難点を言えば売店がないことです。子連れである程度の時間遊ぶなら、食べ物や飲み物は持参したほうがいいでしょう。
◆子供の森公園
住所 東京都北品川3-10-13
交通 京急線・新馬場駅より徒歩約10分
トイレ有り、駐車場無し
有料少年野球の利用は、公園運動施設予約センター(総合体育館内)
電話:03-5791-3553
ペニーオークション詐欺事件についてでした。

ネットオークションで騙す。 全米を揺るがした絵画詐欺犯の告白
- 作者: ケネス・ウォルトン
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2008/02/21
- メディア: ハードカバー
この記事へのコメント
そんなにファンのいる人たちとも思えないけど、あは。
思っていました。
大手プロバイダのメールにも
けっこうコレを宣伝しているのが
あったんですが・・・・。
芸能人は何らかの収入を得て、
広告塔になるべくブログ記事を載せています。
信憑性など裏をとるのがプロの仕事でしょう~!!
コメントありがとうございます。
広告宣伝塔の自覚が・・・昔から問題ですがネットで顕著に。
ファンは金づるだと思っているのでしょうね...
最低限の誠実さもなかったという事ですね(ーー;)
感心してしまいます。(感心しては、いけませんね。。)
悪知恵が働くのでしょう。
その知恵を、良い方向に使って欲しいです。
芸能人も、謝れば良いという風潮をなくして欲しいですね。
ほう助したわけですから、何らかの罰則があってしかるべきでは、と思います。
そうしないと、軽い気持ちで又やりますね。
反省していないから、、、。
自覚が足らないように感じますね。
公式?な仕事であれば所属事務所等が
内容吟味し責任ある受注をするのでしょうが、
個人の判断でお小遣い稼ぎとなると
なんともいい加減になりますよね。
しかし、嘘の内容ですから本人のモラルの問題かな。
ペニーが詐欺でなかったとしても、少なくとも
嘘を平気で載せている訳ですから。残念ですね。
その恐竜のいる公園、行ったことあります(´艸`)ムププ♪
自分のblogに貼るリンクにも気をつけないと。
おそろしいオークションがあったものですね。
芸能人が公になにかをしているときは
その理由をよくよく考えないといけませんね。
このようなのは沢山ありますねw
同じようなものが毎日スパムで書き込みしてきます。
うまい話には 罠があります。
私があえて広告したい!と自慢できるものならいざ知らず。
(祖父の形見のオメガの自動巻き時計とか)
とはいえユニクロの広告塔になっているかも。(^_^;)
良く訪問頂いた方だったけど、そのブログを見てオークションって言うのは信用できないなって思ってました。
でも、芸能人が落札しましたって画像つきで出してるとファンとしては信用しちゃいますよね^^;
これって、やっぱり犯罪に加担してるって思います。
謝罪だけで許されるって言うのも疑問ですね。
子供の森公園の恐竜さん、なんとも愛らしいポーズの恐竜さんですね^^
怖い話だなと思ってみています。
一応モニターの応募の前に商品など確認して
怪しいなと思うものには応募しませんけど…
芸能人の人は普段から自分が食べてない食べ物や
使ってない化粧品の宣伝をしてるから、
感覚が鈍っちゃうんでしょうね。
ペニーオークションも、ほんとうは、オークションのサクラを防止するために作られた制度なのに、帰って悪用されてますね。顔の見えないネット取引はやっぱり危険だと感じますが、アマゾンで買い物すると、ネットの便利さがくせになりそう・・・・
最近は価格ドットコムで上位の店から通販で買い物したり、Amazonが多いです。
せっかく捨てる人もあれば求める人もある良い制度なのに、こういう事があると残念です。
これで、話題になった分、また被害が出ないように祈るばかりです(^^;)ゞ
ブログを読んでようやく何が起きたのか理解できました~
ネットのオークションは関心が無かったのですけど、
こういう事件を知ると改めて怖いなと感じます☆
騙す人がいなければ、騙される人=被害も出ないですからね。
さすがに、今回批判の対象になった芸能人で↑を言うツワモノがいたら、「ほう。。。」と思いますが。
あとは有名人御用達のアメブロ、本丸のサイバーエージェントに、どこまで食い込めますやら・・・。
アメブロ自体使いませんけど
ランキングなんかみると
その段階で嘘くさいのが多い気がします。
本人の“謝罪”で済むとは思えませんが、誰かが「損害賠償」の訴訟を起こさない限り、闇に葬り去られることでしょうね!!
まあ、人気に翳りが出てきたタレントの“売名行為(マスコミで取り上げられれば、それだけで充分に効果あり)”という見方も出来ます^^;)
機会を作って行ってみたいですね。