子離れできない親、親と別居の子どもは要注意!?
子離れできない親。親と別居の子ども。いきなりセンセーショナルなタイトルになってしまいましたが、子どもが田舎に帰省し、帰った後に親が死ぬ。そんなぶっそうな見出しの記事が「日刊ゲンダイ」(2013年1月11日付)に出ているのです。子どもだけではありません。「孫とごちそうを囲んだ一家は要注意」なんて小見出しまで入っています。子は孫を連れて故郷に帰省してはいけないというのでしょうか。
同紙によると、統計では例年、1月になぜか死者が急増。合理的に理由を推理すると、気温が下がる冬は、夏に比べて心筋梗塞や脳卒中が増えるから、と考えられます。しかし、同紙ではそれ以外の理由を指摘しています。子どもが帰った後、親夫婦は肉体的、精神的にがっくりくるというのです。

記事にあるように、正月だけ孫をつれて小遣いせびりに行くのではなくて、電話でもいいから日常的な関わりをもったほうがいいだろうな、と思います。
記事の趣旨とは直接関係ないかもしれませんが、やはりこういうケースで気になるのは、実家を守る(たいていは)長男夫婦がいる場合、次男以降や娘さんたちは、親の面倒を含めて長男夫婦に押し付けているのではないか、ということ。
いくらか金を渡してあるからとか、家や土地は長男が相続するからとか、そんな理由で、長男夫婦に家や親をまかせっきりにしている次男以降や娘さんたちのケースもよく聞きますが、それはどうなんでしょうか。
親子の関係って、成人しても毎日の丹精だと私は思うのです。
自分の家庭を持って戸籍が別れて一緒に生活はしなくなっても、親子としての関わり方はいろいろあると思います。長男夫婦の邪魔になってもいけませんが、それはみんなで親を支えるという子供同士の話し合いをきちんと行う中で解決して欲しいものです。
そして、反対に親側から見ると、親も子離れしなければならない、ということもいえるのではないかと思います。
もちろん、子どもが帰って寂しいと思った人は全員子離れができてない、などと居丈高に決め付ける意図は全くありません。該当されるからといって気分を害さずお読みください。
ただ、少子化と親の長寿化の中で、子離れをいかに行うかが社会問題になりつつあることも確かです。
それは、こうした親子の関係を問題にする時に、避けて通れないテーマだと私は思うのです。
親と子の適切な距離を保つには、子どもはしょせん別人格であり、いずれ“よその家の人間”になるのだ、という意識が子育て中もわきまえられ、貫かれているか、ということが肝要ではないでしょうか。
私のことですが、年をとってから授かった次男には、「律」という字を名前の中にいれました。「自律」の「律」です。「自立」ではありません。
物心両面とも、自分の価値観で自分の人生を全面開花して欲しいという思いをこめています。
顔は仕方ないですが、ふるまいや性格など、親に似なくていいと思っています。子どもは親の分身ではなく別の人間だからです。
子どもが(親の)自分に似ないと寂しい、などというウエットな感情は、子どもの人生や人格形成にとってはマイナスになるかもしれないと思い、私も妻も持たないようにしています。
私と妻は、生い立ちや育った環境などが全く違うのですが、自分の経験から得た結論として、子離れできない親をもつと子どもが不幸になる、ということで一致しています。
子どもの人格形成の邪魔になってはいけないので、私たち夫婦は、子どもには一般的なことしかしませんし、一方的な期待ももたないようにしようと思っています。
人の親になられた方から見たら、我が家の生活はもう、何もしない冷たい親に見えるかもしれません。
でもそれは、金や手間隙をかけたくないのではなく、親の価値観を刷り込まない、という方針によるものなのです。
……と、まあ、エラソーに書いている私が、ン年後には、独立した子どもが帰ってしまったら人一倍寂しくなってしまうかもしれませんが(笑)
人間というのは弱いものです。そして私などはとりわけ弱い人間です。でも現実は受け入れない限り生きてはいけませんからね。
同紙によると、統計では例年、1月になぜか死者が急増。合理的に理由を推理すると、気温が下がる冬は、夏に比べて心筋梗塞や脳卒中が増えるから、と考えられます。しかし、同紙ではそれ以外の理由を指摘しています。子どもが帰った後、親夫婦は肉体的、精神的にがっくりくるというのです。

全国介護者支援協議会理事長の上原喜光氏がこう言う。同紙では、「どれほど役に立つかは分からないが、できることは何でもしてあげたい」と心優しく結んでいます。
「正月は、山盛りのごちそうを孫と囲み、昔話に花を咲かせる老親の姿があった。その孫たちが帰り、布団を片付けると、ただでさえ広い家が余計にだだっ広く感じられる。そこに落とし穴があるのです」(中略)
一方、血圧が低い人の場合は、不整脈などが出る場合がある。
「家がにぎやかだった分、憂鬱な気分は後から襲ってきます。子や孫を正月に迎え入れるための年末の大掃除の疲れも出てくる。だから1月の半ば、成人の日の連休にまた田舎に顔を見せるのです。もちろん、今度はひとりでいい。雪かきを手伝い、温泉にでも連れていってあげる。そうするだけで、老親の体と心はほっこりしてくるはずです」(上原氏=前出)
もっとも、金銭的には大きな負担だ。そんな場合、上原氏は「電話するだけでも大きく違ってくる」と言う。「こちらから電話をかけるのではなく、親の方からかけさせると、さらに効果的でしょう。魚の干物でも送れば、(届いたぞ)と電話が来ます。(相変わらず、雪が降っているか?)と聞けば、(東京も寒いだろう)と会話が続く」
記事にあるように、正月だけ孫をつれて小遣いせびりに行くのではなくて、電話でもいいから日常的な関わりをもったほうがいいだろうな、と思います。
記事の趣旨とは直接関係ないかもしれませんが、やはりこういうケースで気になるのは、実家を守る(たいていは)長男夫婦がいる場合、次男以降や娘さんたちは、親の面倒を含めて長男夫婦に押し付けているのではないか、ということ。
いくらか金を渡してあるからとか、家や土地は長男が相続するからとか、そんな理由で、長男夫婦に家や親をまかせっきりにしている次男以降や娘さんたちのケースもよく聞きますが、それはどうなんでしょうか。
親子の関係って、成人しても毎日の丹精だと私は思うのです。
自分の家庭を持って戸籍が別れて一緒に生活はしなくなっても、親子としての関わり方はいろいろあると思います。長男夫婦の邪魔になってもいけませんが、それはみんなで親を支えるという子供同士の話し合いをきちんと行う中で解決して欲しいものです。
そして、反対に親側から見ると、親も子離れしなければならない、ということもいえるのではないかと思います。
もちろん、子どもが帰って寂しいと思った人は全員子離れができてない、などと居丈高に決め付ける意図は全くありません。該当されるからといって気分を害さずお読みください。
ただ、少子化と親の長寿化の中で、子離れをいかに行うかが社会問題になりつつあることも確かです。
それは、こうした親子の関係を問題にする時に、避けて通れないテーマだと私は思うのです。
親と子の適切な距離を保つには、子どもはしょせん別人格であり、いずれ“よその家の人間”になるのだ、という意識が子育て中もわきまえられ、貫かれているか、ということが肝要ではないでしょうか。
私のことですが、年をとってから授かった次男には、「律」という字を名前の中にいれました。「自律」の「律」です。「自立」ではありません。
物心両面とも、自分の価値観で自分の人生を全面開花して欲しいという思いをこめています。
顔は仕方ないですが、ふるまいや性格など、親に似なくていいと思っています。子どもは親の分身ではなく別の人間だからです。
子どもが(親の)自分に似ないと寂しい、などというウエットな感情は、子どもの人生や人格形成にとってはマイナスになるかもしれないと思い、私も妻も持たないようにしています。
私と妻は、生い立ちや育った環境などが全く違うのですが、自分の経験から得た結論として、子離れできない親をもつと子どもが不幸になる、ということで一致しています。
子どもの人格形成の邪魔になってはいけないので、私たち夫婦は、子どもには一般的なことしかしませんし、一方的な期待ももたないようにしようと思っています。
人の親になられた方から見たら、我が家の生活はもう、何もしない冷たい親に見えるかもしれません。
でもそれは、金や手間隙をかけたくないのではなく、親の価値観を刷り込まない、という方針によるものなのです。
……と、まあ、エラソーに書いている私が、ン年後には、独立した子どもが帰ってしまったら人一倍寂しくなってしまうかもしれませんが(笑)
人間というのは弱いものです。そして私などはとりわけ弱い人間です。でも現実は受け入れない限り生きてはいけませんからね。
この記事へのコメント
我が家は孫がひとり妻の実家に下宿しています。その子が社会人に成り自立すると寂しいかも知れませんね。
月に1度は行っていますが。
今月はもう3度行っています。
自立させるために育ててるから
親も自立しないとって思っています。
我が家は分けあって娘と孫と4人暮らしですが・・・・
かなりストレスが貯まってきてるので・・・
そろそろ娘の自立支援をしたいけど・・・・
中々難しいですね。
子供や孫がワイワイ来た後帰るとせいせいしますよ。
自殺なんてありえません。
子と会えば、元気が出るだけではなく
反作用があるのですね。。。。
親が子離れしてくれないと結婚も自由にできやしないです。
やれ遠方の人はだめだとか転勤族はやめろとか言われそう。
仮に言わなくても、子どもの側で察して
親をがっかりさせないように気をつかっちゃうだろうし。
子どもの足かせになる親にだけはなりたくないですね。
年老いた親の立場になってみれば、
もう少し接点があってもいいと感じました。
また逆に親は親で早い時期から子離れをすることで
親子の関係を成熟したものにしていけるのかなぁ・・
頑張ります!
無理していかなくてもいいか~
ってちょっと安心…そんな話じゃないですね^^;
皆様のコメントも読ませていただきました。
それぞれの家庭の事情やその人の生い立ちなどとも関係ありですね~
我が家は夫の両親《とりわけ母親》が子離れが全然出来てなく
息子である夫はそれを全面的に受け入れ親孝行も極めつけ
でしたので、わたくしは正直不幸でしたね。ですから子育てはきわめて冷淡(?)に近く、子供がいつでも親から離れられるようにしたつもりです。
そのせいか、結構自律、自立した子供ですが、夫から見れば大変冷たい息子のようです^^
おかげさまで、昨日無事に捕獲できました。
ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした<(_ _)>
実に興味深い記事ですね。
自分も息子を連れて実家に帰省した時など、帰り際の両親の寂しそうな表情を思い浮かべてしまいました。
(孫が可愛いんだろうなぁ、と思っていましたが...)
自分の家庭は、明らかに嫁が息子を甘やかし過ぎなので、自分も甘やかしては子供がダメになると思い、甘やかさないように気を付けています。(良いか悪いかは分かりませんが...)
なので、こちらが行って帰っても寂しいということは無いんじゃないかなって勝手に思っちゃってますけど・・・^^;
でも、自分の息子に関してはちょっと干渉し過ぎてるかなって思います^^;
大学生なのに、未だに甘えん坊主だなってつくづく感じます^^;
きっと親離れも子離れも出来てないんでしょうね^^;
思い当たる点がちらほら・・・
まぁよく言えば家族での仲がいいのですけどね。
(わけあって実家に出戻り中)、
私も子供たちには自由に自律し飛び立って欲しいと
願っています。
それにしてもちょっと怖い記事ですね。
普段からの親子関係が密でないからこそオレオレ詐欺にもひっかるんですよね~
また、長男のみという日本的な偏った家族の形はどうも納得いきません。
どうしよう・・・
深い愛情を持ちながらも、
互いの人生の邪魔にならないように
在りたいものですね。
・・・って、物凄く理想論ですが。
何でも自分でやらないといけないですね。
みなさんのブログにお邪魔した際にまた書かせていただきます。
こういう話は、過去のsnsや掲示板を振り返ると
たとえば次男の方などが、ご自身の(特異な)ケースを
もって反論し混乱する場合もあるのですが
意図をご理解いただき感謝いたします。
元気で居る事が分かってからは、余り交信なしです。
佛的行事がすんだら・尚~ たまには元気かのメール1本で
良いから欲しいなと思いつつ・・・意地を張り寂しいとは言わぬ
頑固な婆です。
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