モラル・ハラスメント=モラハラの虚実
モラル・ハラスメント=モラハラについての記事を目にしました。モラル・ハラスメントとは、侮辱、誹謗中傷、無視などで、パートナーの心に対して有害な影響を及ぼす行動のこと、要するに“精神的なDV”を指します。外山ゆひらさんというクレジットで書かれている記事によると、「発言小町」というネット掲示板に、相手が自分の失敗を許さず、いつも「お前はバカだ」などと平気でひどいことを言ってくるというトピックスがあるが、著者はそれをもって、モラル・ハラスメントかもしれないし、それをDVと一緒くたにして治りにくいとしています。
しかし、自分がそうさせるような何かを相手にしているのかもしれないし、それに対して、相手は善意があってもよりよい形でこちらに訴えることができない人なのかもしれません。
いや、そもそも、侮辱、誹謗中傷、無視と自分が思いこんでいるだけで、はたから見たらそれほどでもないのかもしれません。
だいいち、言葉それ自体に、これとこれがハラスメント、という区別なんかありません。経緯や相手の真意などで判断するものです。
外山ゆひらさんは、「数回の突発的な暴言であれば、モラハラとは言えないのですが、暴言を吐かれることが続く関係であれば、これは立派なモラハラです」と書かれています。
ですが、私に言わせれば、たとえ「続く関係」であったとしても、即モラハラとは判定できないだろうと思います。
ですから、私は外山ゆひらさんの文脈には懐疑的です。
モラハラなど存在しない、もしくは大したことではない
といっているわけではありません。
痴話げんかや一方的な愚痴を、いきなりそのようなレッテルに結びつける事大主義は、人間理解にも資さないし、むしろモラハラの重大さを認識する妨げになると思うのです。
たかがネット掲示板の、一方的な「相談」などで、どうして「暴言を吐かれることが続く関係」であるかどうかがわかるのでしょうか。
何かを説明する時に、根拠や例を挙げることは大切ですが、実態を良く調べもしないで、みだりに社会で流行しているレッテルを持ち出して決め付けるような行為は、私は慎むべきだと思いますが、いかがでしょうか。
ハラスメントというのは、教師と生徒とか、上司と部下とか、客観的に逆らえない関係の中で強いられる圧迫です。
しかし、男女間で「やりこめられた」「罵倒された」ことがそれと即重なるものといえるのでしょうか。
外山ゆひらさんの記事には、その違点がきちんと分析できていません。
それとともに、言葉というものは、ギリギリまで自由を保証して欲しい、と私は考えています。
男女の「特別な関係」の中で行われるコミュニケーションには、やはり一定の特異性があり、それをどう見るか、についての評価は、私は慎重であるべきだと思います。
記事では、「私のだめなところをWordに羅列する彼氏」と書かれています。たしかにそれはつっけんどんなやり方のように見えます。が、もしかしたら、それ以外に様々なコミュニケーションが有り、埒が明かなくてそのような行為に及んだのかもしれないし、少なくとも相手に善意がない、とは言い切れません。
私は職人の家で育った反動で職人言葉が嫌いなので、「ばかやろう」などいう言葉は使いませんが、その言葉が名誉毀損かというと、名誉毀損として訴えれば名誉毀損になってしまうのかもしれませんが、相手の真意や経緯次第で受け入れるという人がいても、私はそれはそれでひとつの見識だと思います。
もちろん、人間ですから、声の大きさや勢い、言葉尻などにうろたえたり恐れたりすることはあると思います。受ける側の主張として、それが堪えられないと注文をつけることは当然あってよいことです。
ただ、相手のそうした「普通でない」感情を含めた言動を通して、いったい自分に何を伝えたいのか、自分がそうさせたのか、を読み取る本質的な作業を全く放棄した被害者意識はいかがなものだろうか、と思うのです。
ましてや、DVと一緒くたにして「かなり治りにくい」なんてレッテルをはられちゃ、当事者はたまんないだろうと思います。それじゃあ、まるでならず者の人間失格扱いじゃないですか。
私が思うに、「言葉の暴力」でもめているというのは、要するに信頼関係がない。自覚的理解をする気がないことに尽きるのだと思います。嫌なら別れればいいのにそれもできない。相手の真意と自分の意思(方針)をはっきりさせていないからそうなるのです。
どのような意図であろうが「暴言」それ自体が耐えられない、相手にそれを伝えて相手がなおせない場合はどうするのか。それはもう、わかれるか我慢するかしかないでしょう。どちらもしようとせず不満をいい続ける。相手にレッテルを貼って悪者にする。
そんな関係はどちらにとっても不幸です。
被害者として心当たりのある方は、私の言い分は容認できないかもしれません。
しかし、人にレッテルを貼る行為は大変重要な意味を持っています。パートナーなんて別れればそれっきりですが、そうしたレッテルがその後のその人の人生についてまわるかもしれないのです。
どんな種類のDVでもそうですが、DVを行う人は、誰かを攻撃しなければ、自分の心を安定させることができません。身体的な暴力は他人にバレやすいので、その他の形の暴力を意図的に選ぶ人もいます。侮辱、誹謗中傷、無視などは確かに存在する精神的な圧迫であり、私もされたら嫌だなあと思います。
彼らは、ナルシスティックで自己愛が強く、自分の内面の葛藤を他人にぶつけて解消します。そして、様々な暴力をふるっても、「俺を怒らせるアイツが悪いんだ!」とパートナーに責任転嫁をします。今までそうして問題解決をしてきた彼らは、自分自身を改善しようとは滅多に考えません。そのため、DVを行う人の性分はかなり治りにくい、という見解を持つ専門家も少なくありません。http://netallica.yahoo.co.jp/news/20130117-00000006-laurier
しかし、自分がそうさせるような何かを相手にしているのかもしれないし、それに対して、相手は善意があってもよりよい形でこちらに訴えることができない人なのかもしれません。
いや、そもそも、侮辱、誹謗中傷、無視と自分が思いこんでいるだけで、はたから見たらそれほどでもないのかもしれません。
だいいち、言葉それ自体に、これとこれがハラスメント、という区別なんかありません。経緯や相手の真意などで判断するものです。
外山ゆひらさんは、「数回の突発的な暴言であれば、モラハラとは言えないのですが、暴言を吐かれることが続く関係であれば、これは立派なモラハラです」と書かれています。
ですが、私に言わせれば、たとえ「続く関係」であったとしても、即モラハラとは判定できないだろうと思います。
ですから、私は外山ゆひらさんの文脈には懐疑的です。
モラハラなど存在しない、もしくは大したことではない
といっているわけではありません。
痴話げんかや一方的な愚痴を、いきなりそのようなレッテルに結びつける事大主義は、人間理解にも資さないし、むしろモラハラの重大さを認識する妨げになると思うのです。
たかがネット掲示板の、一方的な「相談」などで、どうして「暴言を吐かれることが続く関係」であるかどうかがわかるのでしょうか。
何かを説明する時に、根拠や例を挙げることは大切ですが、実態を良く調べもしないで、みだりに社会で流行しているレッテルを持ち出して決め付けるような行為は、私は慎むべきだと思いますが、いかがでしょうか。
ハラスメントというのは、教師と生徒とか、上司と部下とか、客観的に逆らえない関係の中で強いられる圧迫です。
しかし、男女間で「やりこめられた」「罵倒された」ことがそれと即重なるものといえるのでしょうか。
外山ゆひらさんの記事には、その違点がきちんと分析できていません。
それとともに、言葉というものは、ギリギリまで自由を保証して欲しい、と私は考えています。
男女の「特別な関係」の中で行われるコミュニケーションには、やはり一定の特異性があり、それをどう見るか、についての評価は、私は慎重であるべきだと思います。
記事では、「私のだめなところをWordに羅列する彼氏」と書かれています。たしかにそれはつっけんどんなやり方のように見えます。が、もしかしたら、それ以外に様々なコミュニケーションが有り、埒が明かなくてそのような行為に及んだのかもしれないし、少なくとも相手に善意がない、とは言い切れません。
私は職人の家で育った反動で職人言葉が嫌いなので、「ばかやろう」などいう言葉は使いませんが、その言葉が名誉毀損かというと、名誉毀損として訴えれば名誉毀損になってしまうのかもしれませんが、相手の真意や経緯次第で受け入れるという人がいても、私はそれはそれでひとつの見識だと思います。
もちろん、人間ですから、声の大きさや勢い、言葉尻などにうろたえたり恐れたりすることはあると思います。受ける側の主張として、それが堪えられないと注文をつけることは当然あってよいことです。
ただ、相手のそうした「普通でない」感情を含めた言動を通して、いったい自分に何を伝えたいのか、自分がそうさせたのか、を読み取る本質的な作業を全く放棄した被害者意識はいかがなものだろうか、と思うのです。
ましてや、DVと一緒くたにして「かなり治りにくい」なんてレッテルをはられちゃ、当事者はたまんないだろうと思います。それじゃあ、まるでならず者の人間失格扱いじゃないですか。
私が思うに、「言葉の暴力」でもめているというのは、要するに信頼関係がない。自覚的理解をする気がないことに尽きるのだと思います。嫌なら別れればいいのにそれもできない。相手の真意と自分の意思(方針)をはっきりさせていないからそうなるのです。
どのような意図であろうが「暴言」それ自体が耐えられない、相手にそれを伝えて相手がなおせない場合はどうするのか。それはもう、わかれるか我慢するかしかないでしょう。どちらもしようとせず不満をいい続ける。相手にレッテルを貼って悪者にする。
そんな関係はどちらにとっても不幸です。
被害者として心当たりのある方は、私の言い分は容認できないかもしれません。
しかし、人にレッテルを貼る行為は大変重要な意味を持っています。パートナーなんて別れればそれっきりですが、そうしたレッテルがその後のその人の人生についてまわるかもしれないのです。
この記事へのコメント
あそこの人怖いので読んでるだけで、
ショックを受けます
よく相談を書き込む人がいるなと思います~
発言小町から記事作るなんて気楽な仕事よね。
批判の材料ならともかく・・・・。
ただ100%当然自分もできてはいないでしょうから、まずは自分から改めて見なおさなくては、と感じました。
セクハラやパワハラでも、安易に使われているようですね。
本来は、犯罪に近い行為を指しているはずなのですが、ちょっとしたことに、使ってしまう人をよく見ます。
>誰かを攻撃しなければ、自分の心を安定させることができません。
確実にいますね!これは本人が自覚できない病気のようなものだと思います。
>誰かを攻撃しなければ、自分の心を安定させることができません。
確実にあります!大小自分含めて気を付けないと。
本人が自覚できない病気のようなものだと思います。
お弁当お褒め下さりありがとうございます。
見た目もがんばってキレイにした甲斐があります(^^)
カテゴリ分けしないと気が済まない
思考停止症候群みたいな。。
おとなしい人でも激しい部分を持っていたり
人間枠になんてはめられるもんじゃない。
自分だっていつもフラフラ揺らいでいるのに、
他人のワンシーンを吊し上げ喚く。
人間の歴史そのものですね。
あれ、何が言いたいのか解らなくなってきました。
スミマセン・・・。
というお子さんが、いじめっ子になることがあって、
いじめられる子は、地味でおとなしい子なんですよねえ。
で、訳を聞くと、あの子のドンくさいところがイライラする、って。
だからついいじめるんだ、というんですよ。
これもまた、自分ではなく相手が...というパターンなのでしょうか。
その言葉自体、知りませんでした^^;
(-ω-;)ウーン
結構、夫婦喧嘩すると私も無視したり食事抜きの刑にしたり相手にとってはモラハラのようなことをしているのかもしれないですね^^;
気をつけようっと^^
次は何ハラ? 僕は物理的に太っ腹です(笑)
今では、昔、全然話題にっもならなかった様な事が、大問題につながってしまう!
何だか窮屈そうな、住みにくい世の中になってきました。
よく「モラルがない」とかいうから、お行儀の悪さで
周りの人に不快感を与えることかと思ってました--;
人権感覚の向上は良い事なれど、乱用したら言葉狩りです。
モラハラが不治の人格障害なんて聞いた事ない。
勿論、本当に困っている人もいるだろうけど、声高に主張する人に限って、一方的で自己中心的な不平不満だったり、筋違いな逆恨みだったり、社会への甘えだったり、自分に甘いだけだったりする気がするんですよね…
セクハラ、パワハラ、モラハラ。。
この「モラハラ」の場合、ハラスメントの意味自体ちょっと微妙な感じです。被害者が精神的に病んでる場合、勝手に加害者にされちゃうこともあるワケです。
言った者勝ちで、それを取り上げなければならない世相、従来通りのスタイルでいる上司なんかは、みんな加害者になっちゃいますよ。
ハラスメントって結局のところ、それが『ハラスメントになるのか、ひとつのコミュニケーションとして考える』かの差は、2人の関係性に依存しますよね。
私も会社で研修を受けましたが、ビックリするぐらいハラスメントに厳しい内容で、この研修通りやろうとしたら会社の人と「業務連絡」以外は口をきけない気がしてきます。
コミュニケーションを十分にとることが大切だと言われますが、いったん2人の関係が何かの理由でこじれると、その時は問題の無かったはずの「やり取り」でもハラスメントになってしまいますからね。
ただ、自分には何とも思わない言い回しでも、相手はとても傷ついているということはあることは注意したいとは思っています。
なるほど、思い当たる部分もなくはないなとその時は感じましたが、現代では夫婦は対等な関係なので、ハラスメントというよりは、コミュニケーション不全というべきものかな、と思いました。
でも、新生児を抱えて、自立するだけの力がない妻に対して、食わせてやっている=主従関係に一時的になった時に、執拗に暴言を吐いたり、徹底的にその存在を無視したりするのはやはり暴力に変わりない、というケースも多々あるようです。
安易に「モラハラ」という言葉を乱用してるオバサンたちこそ頭がおかしいと思ってました。
こういう人たちはこれからの草食系男性が増えた日本では結婚できないし、
運良くできても離婚されやすくなるでしょうね。
子供もクズになるでしょうし。
醜い生き物は淘汰されて消えていくでしょうから調度いいですけどね。
マトモな人はこういったレッテル乱用者には関わらないですし。
今の日本女性ってフェミの洗脳で
弱者の権利を乱用しすぎておかしくなってることに気づけない人が多いですね
最終的には自滅するからいいですけどね。
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