運は存在するのか
運がいい、もしくは運が悪い、という言い方があります。今日は「運」について語っている読み物が面白かったので、それについての雑談です。
みなさんは、ご自身の人生、日々の生活について、運によるという見方をされますか。私は、なんて運が悪い人生なのだろうと自分で思っています。ホント、ついてない人生だなあと思っています。
でも中には、運なんてものは思い込みであって存在しない非科学だ。この世の中は物理法則と確率だけで説明できる、なんていう科学主義の人います。
みなさんもそう思われますか。
たしかに、数字で見た場合、たとえば宝くじにしろ、交通事故にあう可能性にしろ、確率で示すことはできます。ただし、宝くじに当たる確率は答えられても、実際にあたった人について、なぜその人が当たったのか、どうして他の人が外れたのかは、どんな高名な科学者でも答えることはできません。
物事というのは、すべてを合理的に解明できるわけではありません。「必然」とともに「偶然」の要素があることを前提にしなければ説明がつかないのです。
「運」というのは、その偶然の部分を抽象的に述べた代名詞のようなものであり、その表現自体は決して非合理主義・神秘主義ということではないのです。
「運」といえば、芸能界では萩本欽一が運論者として有名です。
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萩本欽一によると、たとえば、片親の人は、早逝した親が運を使い切っていないので、遺族はその残された運を受け継げるから運をいっぱい持っていて成功するという持論をかねてから主張。清水由貴子さんなど片親で育った人の面倒を積極的に見て本当に芸能人として独り立ちさせました。

妻のインタビューに答えていた在りし日の清水由貴子さん(2003年撮影)
その萩本欽一のインタビューが、今月号の『婦人公論』に出ています。

萩本欽一は、運には「生まれながらの運」「誰かが持ってきてくれる運」「努力で呼び込まれる運」という3つの種類があり、人生の成功はそれらの運によるといいます。
それだけ聞くと、合理性はない神秘主義者に聞こえますが、実はそうではないのです。
たとえば、片親の山口百恵さんについて、萩本欽一は嘱目していました。ただし、山口百恵さんは片親といっても死別ではありません。
だから萩本欽一いうところの“運の遺産”などはないはずですが、彼女の複雑な生い立ちが立っているだけで哀愁を感じさせるので、周囲の人が後押ししたいと思わせるものがあるから「誰かが持ってきてくれる運」で成功するだろう、と思ったというのです。
要するに、片親であることがもたらすキャラクター(暗さやハングリー精神など)に可能性を求めたわけです。
それ自体は合理的に説明のつく考え方です。ただ、定量的に表現できないので、「運」という文芸的な言葉を使っているだけなのです。
萩本欽一は、人生は本来プラスマイナスゼロ。つらく苦しいときには、運がドンと貯まっているので逆にチャンスなんだといいます。
たとえば突然の貧乏は、「努力で呼び込まれる運」が生まれる契機となるといいます。
だから、せっかくのチャンスに腹を立てて貯まった運を逃がしてはいけないのだと『忠臣蔵』を例にして述べています。面白いので該当箇所を引用します。
私は、不満ははっきり相手に表明しないと解決しない、という考え方なので、みんな言ってしまうほうなんですね。正々堂々と物申して何が悪いって(笑)
自分が何を思うかは、その旨を表明しなければ相手はわかりませんから、それ自体間違いではないと今も思っています。
ただ、問題は、言って解決する場合と、言ったところで解決しない場合があるということですね。後者の場合でも「一応言っておこう」と私はやっちゃうのですが、それで逆に自分の評価を下げたり、相手が態度を硬化させたりして、もっと悪いことになってしまう場合もあるわけです。
けだし、私が不運なのはそのへんに原因があるのかもしれません。
「運」というのは、その中身を定量化はできないものの、存在は合理的に見ることができる、という私の考えをユニークなたとえ話で証明してくれているので、今回ご紹介しました。
みなさんは、ご自身の人生、日々の生活について、運によるという見方をされますか。私は、なんて運が悪い人生なのだろうと自分で思っています。ホント、ついてない人生だなあと思っています。
でも中には、運なんてものは思い込みであって存在しない非科学だ。この世の中は物理法則と確率だけで説明できる、なんていう科学主義の人います。
みなさんもそう思われますか。
たしかに、数字で見た場合、たとえば宝くじにしろ、交通事故にあう可能性にしろ、確率で示すことはできます。ただし、宝くじに当たる確率は答えられても、実際にあたった人について、なぜその人が当たったのか、どうして他の人が外れたのかは、どんな高名な科学者でも答えることはできません。
物事というのは、すべてを合理的に解明できるわけではありません。「必然」とともに「偶然」の要素があることを前提にしなければ説明がつかないのです。
「運」というのは、その偶然の部分を抽象的に述べた代名詞のようなものであり、その表現自体は決して非合理主義・神秘主義ということではないのです。
「運」といえば、芸能界では萩本欽一が運論者として有名です。
萩本欽一によると、たとえば、片親の人は、早逝した親が運を使い切っていないので、遺族はその残された運を受け継げるから運をいっぱい持っていて成功するという持論をかねてから主張。清水由貴子さんなど片親で育った人の面倒を積極的に見て本当に芸能人として独り立ちさせました。

妻のインタビューに答えていた在りし日の清水由貴子さん(2003年撮影)
その萩本欽一のインタビューが、今月号の『婦人公論』に出ています。

萩本欽一は、運には「生まれながらの運」「誰かが持ってきてくれる運」「努力で呼び込まれる運」という3つの種類があり、人生の成功はそれらの運によるといいます。
それだけ聞くと、合理性はない神秘主義者に聞こえますが、実はそうではないのです。
たとえば、片親の山口百恵さんについて、萩本欽一は嘱目していました。ただし、山口百恵さんは片親といっても死別ではありません。
だから萩本欽一いうところの“運の遺産”などはないはずですが、彼女の複雑な生い立ちが立っているだけで哀愁を感じさせるので、周囲の人が後押ししたいと思わせるものがあるから「誰かが持ってきてくれる運」で成功するだろう、と思ったというのです。
要するに、片親であることがもたらすキャラクター(暗さやハングリー精神など)に可能性を求めたわけです。
それ自体は合理的に説明のつく考え方です。ただ、定量的に表現できないので、「運」という文芸的な言葉を使っているだけなのです。
萩本欽一は、人生は本来プラスマイナスゼロ。つらく苦しいときには、運がドンと貯まっているので逆にチャンスなんだといいます。
たとえば突然の貧乏は、「努力で呼び込まれる運」が生まれる契機となるといいます。
だから、せっかくのチャンスに腹を立てて貯まった運を逃がしてはいけないのだと『忠臣蔵』を例にして述べています。面白いので該当箇所を引用します。
どうしたら運に恵まれるのか、逃げていかないのか。いろいろあるけど、僕は「腹が立っても立てない」ことが一番じゃないかと思うのね。「立っても立てない」の。よくいう「短気は損気」を、独自のたとえで述べているところが面白く、なかなか示唆に富んだ話だと思いました。
僕の一番嫌いな物語が『忠臣蔵』。主君が切腹を申しつけられて、吉良上野介はお咎めなし。そりゃぁ理不尽だし腹立たしい。でもそれって、突然の貧乏とおんなじで、運が向き始めているっていうことなんですよ。
吉良邸に討ち入りした四十七士がやるべきだったのは、上野介を前にして、「あなたのおかげでわれわれはここまで忠義が尽くせた。世間の同情も買った。ありがとう。このうえあなたの首を取るのは単なる作業だから、あずかり知らぬ。さようなら」とさっさと帰ることだったのです。そうしたら上野介、感動のあまり滂沱の涙……。これなら教科書に載ったんじゃない? 腹を立てた末にあだ討ちまでやったから、せっかくの運が、全員切腹っていう不運に変わっちゃったんですね。
夫婦の間も同じじゃないかと思う。旦那の言動にいちいち目くじらを立てて「なんとかしてよ」ってやっていると、不運が増幅するだけ。嫌なことをいわれたら、それだけあなたの運が貯まるんですよ。旦那さんには「私にそんなにひどいこといってると、運が逃げてこっちにくるよ。私が宝くじで1億円当てでも、あんたにはあげないからね」っていえばいいんです。(笑)
貧乏だったり不幸だったり嫌なことがある時期は、みんな運の貯めどき。ただし、「私こんなに不幸なの」とふれ回ってはダメです。反対に、離婚して「せいせいした」なんていうのもよしたほうがいい。そういう気持ちはぐっと飲み込んで、そっと窓を開けて冷たい風にさらされながら、星空に向かって「つらいよね」ってひとこと。そういう人は神様のほうが気になって仕方がないから、どれどれって調べてくれる。つらければつらいほど、大きな運を用意してくれるものなんですよ。
私は、不満ははっきり相手に表明しないと解決しない、という考え方なので、みんな言ってしまうほうなんですね。正々堂々と物申して何が悪いって(笑)
自分が何を思うかは、その旨を表明しなければ相手はわかりませんから、それ自体間違いではないと今も思っています。
ただ、問題は、言って解決する場合と、言ったところで解決しない場合があるということですね。後者の場合でも「一応言っておこう」と私はやっちゃうのですが、それで逆に自分の評価を下げたり、相手が態度を硬化させたりして、もっと悪いことになってしまう場合もあるわけです。
けだし、私が不運なのはそのへんに原因があるのかもしれません。
「運」というのは、その中身を定量化はできないものの、存在は合理的に見ることができる、という私の考えをユニークなたとえ話で証明してくれているので、今回ご紹介しました。
この記事へのコメント
どうせならそのとき運が悪いなって思うんじゃなく
今で良かったんだって思うように
最近なりました。
ポジティブにドンと行ってみよう!
ということですかね
欽ちゃんの言っていること 分かるような気がします
「腹を立てても立てない」
いい言葉だなあと思います
能天気とか〜 言われますが・・・・
楽しくないと、進めないからね〜♪^^
がけから落ちたら木に引っかかって助かった・・・偶然。
宝クジが当たったから運がいい・・・・・結果。 等々ですね。
>「生まれながらの運」「誰かが持ってきてくれる運」「努力で呼び込まれる運」という3つの種類があり
私も、そう思います。そう感じる事が増えました☆
自分がしっかり前向いて生きていれば、まわりも応援したくなると思います。それが運として、運ばれてくると思っています♪
己へと戻ってくるのは物理的な原理としても理に適っている
に違いないでしょう。ではまた、
ありがとうございました。
積極的に努力して得るものだとの考えです。
運がある人っていうのは、あちこちにある幸運を見逃さない人。それをうまくつかむ人。
目の前に幸運があっても気が付かない人、目をそむける人が運がない人かな。
色々考えると面白いですよね。
でも、きっと、長い人生でプラマイゼロになるんじゃないかな。
欽ちゃんの説は知りませんでしたが、僕の実父は
僕が小学校5年生の時に急死しました。
というのが、“持ってる人”ってやつなのかもしれません。
が、、、持ってるとか何とか言っていた某プロ野球選手は、その後は・・・(-_-;;;
今日は信号が1つ進むごとに赤でした。
赤・赤・赤・・・ここまでくると笑えて来ます。
ゆっくり行けって事かなって解釈しています。
萩本さんの考えも面白いですね。
nice&コメントありがとうございました。
私も運の悪いほうと、常々思ってましたが
普通に生活ができるだけで
今は感謝の気持ちでいっぱいです
長い人生の中で悪いときもあるし
良い時もありますよね(^^)
悪い時は運を貯めていると思えば
辛いのも我慢できるかもしれませんね
小中学校で「父母会」「父親の参観日」と言うのが堪らなく嫌な日でした。といって、運が良いか悪いかはよく分かりません。
運については、こう考えています。
ここに、何にも”当たらない”運を持った人がいるとします。
宝くじに当たらない。その代わり車にも当たらない。
プラスマイナスゼロです。
運ってこういうものかもしれないと思っています。
生きていればあって、それを神のせいにするか運のせいに
するかだと思います。
それは自分の力ではどうしようもないことで、何か見えない
力に左右されているんじゃないかと思いたくなりますよね
兄は就職の時も片親だからって理由で結構落とされてましたけど、自分の時はそんなこともなかったです。
まぁ~、自分はかなり鈍感なもので運が良くても悪くても気づかないだけかもしれないんですけどね^^
よく覚えておこう
いっぷくさんは大変なこともあったでしょうが
お子さんと奥さんの奇跡の回復を考えると
神様は見てたんだな!と思います
私は運が良いですよ
早くから両親がいないからですねー
そして「生まれながらの運」も「誰かが持ってきてくれる運」も自分自身で気がつかなければ、生かせないですよね。
努力で運を呼び込めるような生活、心を持っている人は、きっと他の2つも生かせるんでしょう。
おかげで大きな気づきを得られたりすると
それは幸運だった・・ということにもなるし。
結局は「受け取り方」なんだろうなあ~と思って
ます。
萩本氏の忠臣蔵の解釈はなるほどなあ~と
思います。でも
「そうしたら上野介、感動のあまり滂沱の涙……。
・・・とならないで、上野介が「得しちゃった」なんて
反応したら・・・どうなるのかしら?
ヘンな想像ですみません。
平和な日本に生まれてこれただけでも
運を持っていると思いますわ。
あとはタイミングかな?
やはり、仲良く楽しく、人徳を持つことですかね。。
難しいから、宝くじで一発当てよう。。。(笑)
ちょっと気に留めておきたいですね。
人生は均される、と曽野綾子さんは本に書いていらっしゃいますが、わたくしもそんな気がしています。
萩本欽一さんの運論は知りませんでしたが、わたくしは似たような生活の仕方をしているように思います。
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