東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン 高度経済成長時代の“笑い”
東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン、が話題になっていますね。まあ一部のマニアの間で、ですが。1960年代といえば、日本が高度経済成長の真っただ中。物価も上がったけど給料も上がって社会が便利になっていった時期です。当時の東宝映画は、そうした時代背景で駅前シリーズやサラリーマンシリーズ、社長シリーズなどの「仕事をする人の喜劇」がたくさん作られた黄金時代。私も日曜日というと父親に連れられて映画館通いをしたものです。もっとも、その頃は幼すぎてストーリーは良くわかりませんでしたが……。
「東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン」は、当時の作品の中から50作品をDVD化して雑誌コードで売ってしまおうというものです。
最近は、こういう売り方が多いですね。「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」のDVDパッケージも書棚で売られています。
通常、こういうシリーズは、業界用語でいうと「オープンシリーズ」として売られます。オープンとはどういうことかというと、回数がオープンなんですね。つまり、あらかじめ回数は公式に宣言せずに売れなくなったらなしくずしにやめる、と。
どうしてオープンシリーズという売り方があるのかはわかりませんが、打ち切りだと外聞悪いし、売れるとわかって長く続けたいときも、関係業者(取次)に対して話がスムーズにいくのでしょうね。
でも今回は「全50巻」と「ケツ」が決まっていて、収録される作品も少なくとも25本はわかっています。
逆にはっきりさせておくことで、なら50巻揃えよう、と買う方も気持ちが決まるからその方がいいかもしれませんね。
オープンだと、いつまで続くかわからないし、ということで全巻そろえようという意欲がそれほどわかず、買い逃すこともあります。それで、結果的に5巻ぐらいの小シリーズで終わってしまい、後になってから「だったら全部買っておくんだった」なんてほぞをかんだりして。
発表されている分では、クレージーが過半数の26本、社長シリーズが12本、駅前シリーズが5本、藤田まことの「てなもんや」が3本、コント55号主演のものが2本……。残念ながら若大将シリーズはないですね(笑)
私の世代ですと、本当はドリフターズなのかもしれませんが、私はなぜかクレージーキャッツというものの存在感が大きいです。それは幼少のころ、このシリーズを父と一緒に見ていたことがあるかもしれません。
それと冒頭で、ストーリーはわからなかったと書きましたが、コント55号だけは子供でも笑えましたね。こんな面白い人たちがいるのか、と衝撃を受けました。今から発売が楽しみです。
たぶん、若い方が今の価値観でご覧になっても面白いとは思わないかもしれません。私も「昔は良かった」主義者ではないので、それはそれでいいと思います。
ただ、当時の作品のモチーフは、喜劇であっても、冒頭に書いたように「仕事をする人」なんですね。喜劇なので、挫折や苦悩を活写するわけではありませんが、なんだかんだ言って最後に大きな仕事をまとめる社長シリーズなどは、私は気持ちが前向きになる作品です。
私はあまりものを収集するという趣味はないのですが、今回はできれば50巻揃えてみたいな、なんて思っています。
![東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン 2013年 4/23号 [分冊百科] 東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン 2013年 4/23号 [分冊百科]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61PRNGL2Z7L._SL160_.jpg)

「東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン」は、当時の作品の中から50作品をDVD化して雑誌コードで売ってしまおうというものです。
最近は、こういう売り方が多いですね。「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」のDVDパッケージも書棚で売られています。
通常、こういうシリーズは、業界用語でいうと「オープンシリーズ」として売られます。オープンとはどういうことかというと、回数がオープンなんですね。つまり、あらかじめ回数は公式に宣言せずに売れなくなったらなしくずしにやめる、と。
どうしてオープンシリーズという売り方があるのかはわかりませんが、打ち切りだと外聞悪いし、売れるとわかって長く続けたいときも、関係業者(取次)に対して話がスムーズにいくのでしょうね。
でも今回は「全50巻」と「ケツ」が決まっていて、収録される作品も少なくとも25本はわかっています。
逆にはっきりさせておくことで、なら50巻揃えよう、と買う方も気持ちが決まるからその方がいいかもしれませんね。
オープンだと、いつまで続くかわからないし、ということで全巻そろえようという意欲がそれほどわかず、買い逃すこともあります。それで、結果的に5巻ぐらいの小シリーズで終わってしまい、後になってから「だったら全部買っておくんだった」なんてほぞをかんだりして。
発表されている分では、クレージーが過半数の26本、社長シリーズが12本、駅前シリーズが5本、藤田まことの「てなもんや」が3本、コント55号主演のものが2本……。残念ながら若大将シリーズはないですね(笑)
私の世代ですと、本当はドリフターズなのかもしれませんが、私はなぜかクレージーキャッツというものの存在感が大きいです。それは幼少のころ、このシリーズを父と一緒に見ていたことがあるかもしれません。
それと冒頭で、ストーリーはわからなかったと書きましたが、コント55号だけは子供でも笑えましたね。こんな面白い人たちがいるのか、と衝撃を受けました。今から発売が楽しみです。
たぶん、若い方が今の価値観でご覧になっても面白いとは思わないかもしれません。私も「昔は良かった」主義者ではないので、それはそれでいいと思います。
ただ、当時の作品のモチーフは、喜劇であっても、冒頭に書いたように「仕事をする人」なんですね。喜劇なので、挫折や苦悩を活写するわけではありませんが、なんだかんだ言って最後に大きな仕事をまとめる社長シリーズなどは、私は気持ちが前向きになる作品です。
私はあまりものを収集するという趣味はないのですが、今回はできれば50巻揃えてみたいな、なんて思っています。
![東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン 2013年 4/23号 [分冊百科] 東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン 2013年 4/23号 [分冊百科]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61PRNGL2Z7L._SL160_.jpg)
東宝 昭和の爆笑喜劇DVDマガジン 2013年 4/23号 [分冊百科]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/04/09
- メディア: 雑誌
この記事へのコメント
その当時から植木等はドラムスティックで床を叩きながら飛び跳ねて笑わしていました。
スーダラ節は子供たちが右手を振り振り歌って居ましたね。
約60年も昔になってしまいました。
お笑いの方が好きですね ^^
ドリフも好きでしたが、クレイジーキャッツも大好きでした。
ボクも50巻揃えたいですけど、きっと叶わぬ夢になりそうです。
この手の本では、『男はつらいよ』が全巻出したと思います。
あと、東宝の特撮シリーズも出たような気がします (^^)
大先輩方に改めて敬意を表したいと思います。
スチャラカ社員は、ないんですね。
すごいですよね。愛される芸がたくさんあったのでしょうね。
流石に全シリーズは持ってないっす(笑)
ドリフいいですよね~♪
売る方もその「オープンシリーズ」って言うんですか?
そういう方が、売りやすいでしょうね。
面白いでしょうね。
今のお笑は、笑えない事が多いです。
TVで扱われている事が、不思議な位です。
二郎ちゃんが何とも笑えておかしかったですね。
関西人なので、「吉本新喜劇」や「松竹新喜劇」の影響が強いからでしょうか。
両新喜劇は子どもの頃よく見ていましたから。
最近のお笑いも決して嫌いではないのですが、芸能界の裏事情や、
芸人のプライベートな部分が透けて見え過ぎて、お笑いそのものに
集中できないのがキツイです~^^;。
今見ると結構面白い事に気が付きます
昨年やっとBSを引いたので
古い映画を見まくってます
スーダラ節...チャーがリメイクしているのですが...
かっこいいですよ(^^)
顔を見ただけでこれから始まる
コントを想像してワクワクしたのを覚えています
単純なコントだったのですが素直に大爆笑できました^^
数年前、人生最大級に落ち込んでしまった時、
クレイジーキャッツさんのDVDを観て、
少しずつ少しずつ元気を取り戻す事ができました。
本当に感謝しています。
このようなシリーズが出ているのですね。
私も調べてみます。
さすがに人気映画の主演だけあって何となく
男の色気のようなものを感じますね。感じませんか。