蒲田あげぱん、下町ボブスレーのブーランジェリーミモレットへ

蒲田あげぱん、下町ボブスレーあげぱんなど、ご当地オリジナル商品で話題のパン屋さん「ブーランジェリーミモレット」(東京都大田区南蒲田)に行ってきました。思い出の学校給食「揚げパン」は、大田区が発祥の地です。下町ボブスレーは大田区産業振興協会が発案。ドラマにもなりました。大田区散歩。今日は南蒲田2丁目の日の出銀座商店街に行きました。
商店街というにはお店の数も減ってしまいましたが、小学校時代通学路だったので懐かしく思いました。
東京都道311号(環状八号線)に面した入口から約500メートル。出口は以前ご紹介したことのある七辻です。七差路でありながら、信号も交通事故もないという大田区ご自慢の場所です。
七辻
その日の出銀座商店街にあるのが、ブーランジェリーミモレットというパン屋さんです。

すみません、また暗くなっちゃいました
オリジナルメニューとして、注文すると2分待てばその場で揚げてくれる「蒲田あげぱん」「下町ボブスレーあげぱん」が人気です。
メデイアによっては、「ぱん」をカタカナ表記した「あげパン」と書いているところもありますが、ブーランジェリーミモレットでは「蒲田あげぱん」を正式な商品名にしています。
蒲田あげぱんとは
文字通り、パンを油であげて砂糖、ないしはきなこをかけたものです。


蒲田あげぱん
あげぱんは、大田区蒲田が発祥の地だそうです。
揚げパンというと、懐かしい学校給食を思い出すといいますが、私が小学校低学年で経験した時は、揚げパン+脱脂粉乳がセットになっていました。
献立の表現は「ミルク」でしたけどね。
大きなヤカンに入っていておかわり自由。でも誰もしなかったな(笑)
笑わせて、鼻から出ると鼻の穴が白くなるので、給食の時間は賑やかだったですね。
ぬるいので、笑わせなくてもむせって出てしまうこともあるんですけどね。
献立はどう考えても今より粗末でした。
タンパク質は、鶏肉の肉ボールスープか、くじらの竜田揚げ。今はむしろくじらは貴重品ですが。
下町ボブスレーあげぱんとは
下町ボブスレーあげぱんは、大田区の「下町ボブスレー」を応援する揚げパンだそうです。


下町ボブスレーあげぱん
下町ボブスレーも大田区発祥です。大田区産業振興協会が発案した国産ボブスレー(鋼鉄ソリ)のことです。

公益財団法人大田区産業振興協会公式サイトより
http://www.pio-ota.jp/
よく雑誌などでは表面が真っ黒な写真が出ていますが、実際には砂糖が浮いていて、ピッカピカの黒というわけではありません。
注:揚げたてはピッカピカの真っ黒なんですが、時間がたって冷えてくると砂糖が固まってしまうのです。
中も真っ黒ですが、生地はブラックカカオとチョコチップ入りといいます。
食べた感想
食べてみると、どちらも甘くて柔らかくて美味しい!
ただし、私が学校給食で経験した揚げパンとは少し違いました。
当時の揚げパンは、非常食のような硬くなったコッペパンを油であげて、今よりももっと粗い砂糖を付けて食べやすくしたのです。
今はダイエット時代ですが、昔は今より貧しくて、高カロリーがありがたかったので、揚げパンは学校給食ではしょっちゅう出ていました。
そういう粗末なパンだったので、今のは上品すぎる感じがします。
もっとも、それは私の世代では、という話。たとえば20代前半とか、若い世代の「あげぱん」はこんな感じなのかもしれません。
でも、美味しかったので、たぶんリピーターになるでしょう。
昭和40年代のあげぱんは記憶の彼方に棚上げして、これからは21世紀の揚げパンを味わい楽しみたいと思います。