『俺たちの朝』に出てくる鎌倉や江ノ電をロケ地にしたドラマ映画

『俺たちの朝』(1976年10月17日~1977年11月13日、東宝/日本テレビ)という昭和の人気ドラマが、TVK(テレビ神奈川)で14日22時から放送開始され、ツイッターなどネットでぼちぼち話題になっています。江ノ電が走る鎌倉の街を楽しむことができるドラマだからです。

放送される枠は、それまでは松田優作、中村雅俊主演の『俺たちの勲章』が放送され、13日で終了したので、今度は『俺たちの朝』が始まるというわけです。

劇中より
『俺たちの朝』は、下のTVK公式アカウントで紹介されている通り、鎌倉・極楽寺の下宿に、勝野洋、小倉一郎、長谷直美の3人が共同生活する話です。
それに秋野太作、森川正太、原田美枝子、水沢有美、関谷ますみ、井上純一と合計9人の若者を中心とする青春ドラマツルギーで1年1ヶ月、計48話続き、それによって極楽寺はスポットとして若者で賑わいました。
原田美枝子さんがこのドラマで人気ものになりました。
【新】
— tvk(テレビ神奈川) (@tvk_3ch) 2018年8月14日
今夜10時~
「#俺たちの朝」
第1話【お前と俺ともうひとり】
下宿を追い出された修治と勇夫は、友人の鎌倉の離れが空いていることを聞く。しかし、そこには麻子がいて、三人は一つ屋根の下、共同生活をすることになる。#tvk
観ていたら鎌倉に行きたくなった。
— 銀色のピエロ (@Vynw2XZDFHjukJB) 2018年8月14日
放送中に散策してみようかな。
#俺たちの朝 pic.twitter.com/iqAe0Rlf1O
江ノ電(江ノ島電鉄)というのは、東海道線の藤沢と、横須賀線の鎌倉を、湘南江の島を経由してつなぐ電車です。


https://www.enoden.co.jp/train/ より
#RTした鉄道ファン全員フォローする#いいねした鉄道ファン全員フォローする
— あっかーI (@akka1b353) 2018年8月7日
江ノ電藤沢駅に停車中の300形 #藤沢 #300 #江ノ島電鉄線 #江ノ電 #電車 pic.twitter.com/5HrmzCw1un
併用軌道や軒先近くを走るので、鉄道ファンにはたまらない路線ですね。
昨日の記事『上條逸雄が日曜夜の青春ドラマで描いた希望の明日と切ない恋模様』でご紹介した、『おれは男だ!』も、鎌倉が舞台です。
が、もうちょっと南の稲村ヶ崎、七里ヶ浜、鎌倉高校前といった江ノ島に向かう海岸沿いがロケ地として多く使われました。

たとえば、『花嫁候補生に敬礼!』(第21話)では、剣道の昇段試験を小林弘二(森田健作)と一緒に受けに行こうと、丹下竜子(小川ひろみ)が鎌倉学園高校駅で待っているシーンも出てきます。
ちなみに「花嫁候補」というのは、子役時代の林寛子なのですが。
それはともかく、極楽寺はもうちょっと鎌倉寄りです。
ドラマを見ていて、鎌倉の街を散策したくなるのは、『俺たちの朝』の方だとおもいます。
TVKという、南関東エリアの局だけに、おそらくはこのブログをご覧になっている多くの方にとっては、視聴できないローカルな話題なのですが、『俺たちの朝』はDVD化もされているので、ぜひ鎌倉探訪という興趣も兼ねてご覧いただいたら良いとおもいます。
家の間を走る江ノ電を確認
江ノ電を舞台にした作品としては、以前、このブログでもご紹介した『虹の中のレモン』(1968年、松竹)という映画もあります。

劇中より
1960年代に活躍したフォークグループのヴィレッジ・シンガーズ

劇中より
はやめに引退してカルトなマニアが多い尾崎奈々などが出演しましたが、

劇中より
1968年当時の江ノ電(江ノ島電鉄)が動いているところを確認することができます。

劇中より。家の間を走る江ノ電。今もこういうところありますよね

劇中より。ホームもないのに降りてますが、当時は本当にこうだったのでしょうか
今は、テレビドラマでも、当たり前のようにこうしたロケシーンは出てきますが、以前は、こうしたロケは映画やフィルムドラマの世界でした。
『虹の中のレモン』でも、鎌倉が、神社仏閣などの歴史的遺産、一方で海や山などの自然環境に恵まれた魅力的な街であることを確認することができるでしょう。

俺たちの朝 DVD-BOX I

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この記事へのコメント
途中下車は当時普通にやってそうだけどどうなんすかね?
「俺たちの朝」をリアルタイムで見ていた
鎌倉市民です。懐かしい。
多くの観光客が待ち構えていました。
アニメで放映された場所だそうです。
フォークグループだったような。
そして原田美枝子も出ていたとは!この女優もいつまでも素敵で、立ち位置の狂わない人ですよね。若い頃はかなりむんむんギラギラで、そこがまたよかったです。原田美枝子出演作品も、若い時期からいろいろ観たいなと思っておりました。鳴り物入りで再作され、内容はかなりあれだった『帝都物語』でも原田美枝子だけはカッコよかったです。
『虹の中のレモン』は未見ですが、過去のお記事、再び読ませていただきました。岡崎奈々、気になります。そして余談ではありますが、ケロヨンの着ぐるみ(笑)。現在であればこのテのキャラクターの着ぐるみは頭部をでかくして「可愛さ」を強調するのだと思うのですが、このケロヨンは頭部が平均的な人間よりもやや大きい程度に作られている分なまなましく、まるでショッカーの一味のような怪しさを漂わせておりますね(笑)。わたしにとってかなりのツボでございました。
同窓会は一度だけ行ったことがありまして、高校を卒業して間もない頃くらいだったと思うのですが、小学時代の同窓会でした。その時はまだ何の気なしに参加したのですが、あまりの低次元な雰囲気はほとんど衝撃的でして、その一度が「生涯一度」となっております。参加者の連中とも小学校の時点ではけっこうおもしろく過ごしていたのですが、その後6年間や7年間、(こいつらはいったい、何を考えて生きて来たんだ。いや、何も考えてこなかったからこそこの惨状になったのだ)としか思えない酷さでして、まあ要するに、体は大きくなっていっちょ前に性欲は強いけれど、知的レベルや精神年齢は小学時代とほとんど変わらない・・・とそんな感じでした。中でも明らかに小学時代の同級生と一夜限りのベッドイン狙いの男が参加している女に「この財布何か分かる?ケンゾー」というキメ台詞(笑)で迫っている衝撃の低レベルを見て、(ダメだ、こりゃ)といかりや長介状態になりました。でも、わたしもうずっと酒の席へ出てないのですが、高知の酒席って今でも極めて高い確率でこんな感じになるものだと思います。
その同窓会でさらに許せなかったのが、つまらなそうにしているわたしに対して幹事的な嬉しがりの女が何やら「可哀そうなあぶれもの」を見るような視線を送ったことです。(俺に問題があるんじゃなくて、お前らがつまらな過ぎるんだ!)と力道山が木村の頸動脈にチョップを喰わらせたような言葉を浴びせる他かったですが、その時はできませんでした(笑)。まあちょっとしたことと言えばそうなんですが、こうした不快感は生涯忘れませんね。しかも小学時代はわたしもおもしろく過ごした印象が強かったですので、(こんなにも変わるものか)と、見るべきではなかったものを見てしまった感です。
というわけで、同窓会はそれっきりですが、高校時代はよく書かしていただいているように、学校外で好き勝手やってたことはおもしろかったですが、学校内の雰囲気は最悪で、同窓会どころか校友会関係の封書が来ても、封を開くことなくゴミ箱へ直行です。
>つまり社会的に偉いからです。
何なんでしょうね、こういう人たち。人間の中身には一切頓着せず、「社会的に偉い(とされている)」人たちへ寄り集まりたがる人間。よく話題にさせていただいております、母の末妹の高学歴家族がそんな感じです。(恥ずかしくないのか)と思うのですが、彼らにとっては(恥ずかしい)どころか(誇らしい)のでしょうね。「『イソップ物語』でも読んで、人生をやり直せ!」と言いたくなります。RUKO
かわいい駅ですね。
やはり鎌倉を舞台とする物語なのがいいですね。
友人と二人、ロケを観ようと鎌倉までいきました。
当時も大阪住まいだったから、そうとうなモノでしょ。
なかなかロケの情報が得られなくて、
とうとう見られないまま、お金が尽きて帰りました。
10日間ほど滞在したかと思いますが、
その間、まともなところに泊ったのは、
たぶん1日だけだったと記憶しています。
他は、極楽寺駅で(勝手に)泊まったり、
街中の神社で(勝手に)キャンプしたりしました。
帰りの夜行列車では、駅弁を買うお金さえ無く、
大変ひもじい思いをしたのでした。
懐かしい思い出です。
懐かしいです。