前田美波里、太陽に愛され、現在もSHISEIDOブランドアンバサダー

今日は、前田美波里さん(1948年8月8日~)の誕生日です。私が子供の頃、資生堂のポスターでブレイクした「水着キャンギャル」の元祖としてその佇まいやプロポーションは伝説化されていますが、あくまで“本籍”は女優。現在も現役で活躍されています。(上の画像は下のOGPより)
前田美波里とは誰だ
前田美波里は、アメリカ人の父親と日本人の母親との間に生まれました。
ジェリー伊藤もそうでしたが、日本人の姻戚には有名人(冨士眞奈美、岸恵子)がいるので、それが芸能界デビューの素地になっているのかもしれません。
高校まではバレエに取り組んでいましたが、文化学院に在学中の1963年、東宝のオーディションに合格して東宝現代劇8期生として入団。
その3年後、18歳のときに資生堂のサマー化粧品『太陽に愛されよう』キャンペーンガールとしてブレイクしました。
8月8日は、女優の前田美波里さん
— オダブツのジョー (@odanii0414) August 8, 2019
の誕生日(1948年)。全国でポスタ
ー盗難が続出した、資生堂の化粧
品のキャンペーンガール(当時18
歳)から53年。日本人離れした
抜群のプロポーションは今なお
健在。舞台を中心に活躍中。 pic.twitter.com/d4n8XN277x
1967s 資生堂ビューティケイク
— マモル (@mamoru04021219) April 2, 2015
前田美波里さん健康てきな笑顔が遠く美しい海に誘います… pic.twitter.com/eryMJWeUO8
この前田美波里のポスターは、「水着キャンギャル」の元祖ということで、マニアの間では価値があるのでしょう。
古物の流通市場で、未だに高い価値を保っていることは、以前ご紹介しました。
⇒お宝水着ポスター、今も桁違いの時価がつくポスターとは?
これでブレイクしたので、前田美波里はモデル、というイメージが強いのですが、ご紹介したようにもともとの所属は東宝の女優ですから、この人気絶頂の頃に、同社の人気シリーズだった、若大将シリーズや喜劇駅前シリーズなどに出演しています。
南太平洋の若大将
南太平洋の若大将…加山雄三と前田美波里が最新のステレオを見に行ってレコードかけると加山雄三の曲がかかって前田美波里が踊る。こういう演出大好きw! pic.twitter.com/CkvWPl6NPd
— 草笛健吾 (@kusabuekengo) May 14, 2020
『南太平洋の若大将』(1967年、東宝)は、タイトルに「南太平洋」とついているように、ハワイ、サイパン、タヒチを舞台にした、水産大学の学生である若大将の話です。
若大将シリーズは17作作られましたが、いずれも若大将こと加山雄三が、歌に、スポーツに、恋愛に学生生活を謳歌するストーリーです。
本作では、星由里子がスチュワーデス(客室乗務員、現C.A)、ライバルの女性として、ハワイの日本料理店の娘、由美子(前田美波里)がキャスティングされています。
星由里子は、前田美波里にやきもちを焼いたこともあって、いったんはプロポーズをした田中邦衛の気持ちを受け入れます。
しかし、前田美波里に、「若大将が好きなのはあなた」と言われ、星由里子はタクシーで柔道の大会が行われている日本武道館に駆けつけ、「好きよ、好き好き」と告白し、若大将が発奮して大会で優勝する、という毎回寸分の揺るぎもないストーリーです。
(スチール写真/1967年,東宝)
— TOWADO (@TOWADO_info) August 1, 2020
南太平洋の若大将/加山雄三,前田美波里https://t.co/BNxvDccx0b pic.twitter.com/Q1MclXtu5f
前田美波里が、気持ちはしおらしく、しかしカラダの方はもう所構わずダイナミックに歌い踊る迫力で、スクリーンは前田美波里の魅力が全面開花しています。
喜劇駅前火山
#喜劇駅前火山 は #前田美波里 と #ジュディ・オング が共演した当時最もトレンドな喜劇のキャスティングだった pic.twitter.com/nguaVvaIMy
— 畠中由宇・相互フォロー100% (@hata_follow) August 7, 2020
『喜劇駅前火山』(1968年、東京映画/東宝)は、森繁久彌、伴淳三郎、フランキー堺というお馴染みの主演トリオに加え、前田美波里とジュディ・オングも出演していました。
舞台は西鹿児島。海底油田をめぐって出演者たちが血眼になって探す話ですが、前田美波里の役は、森繁久彌が仕込んだ自称石油鑑定人です。かなり怪しい役なのです。
石油が出た、このプロジェクトは本物だと鹿児島弁で強弁。
淡島千景(森繁久彌の妻役)や中村メイコ(伴淳三郎の妻役)など、夫人たちを納得させるしたたかな役です。
当時グラビアページでお目にかからない日はなかったはずの前田美波里が、スケジュールをあけていきいきと喜劇に出演しているのは、見ている私まで嬉しくなってしまいます。
7人のリブ
これめっちゃ観てみたいんだけど、観た人いるのかなあ?手前にヌンチャク構えてる人いるし、ヤン・スエも出たって噂もある!そもそもソフト化されてるの?#コードナンバー108 7人のリブ#七人のリブ pic.twitter.com/2TZ2QtE78L
— ベイビー佐々木 (@babysasaki) May 31, 2020
『コードナンバー108 7人のリブ』(1976年10月5日~12月28日、宣弘社/関西テレビ)は、国際秘密捜査機関の捜査官である、7人の女性が活躍するドラマです。
リーダーは野際陽子。
そして、ジュディ・オング、前田美波里、牧れい、毬杏奴、山内えみ子、ミッチー・ラブで7人。

Google検索画面より
つまり、前田美波里はここでもまた、ジュディ・オングと共演します。
しかし、『喜劇駅前火山』から8年経っており、子役時代の面影を残していたジュディ・オングはすっかり大人の女性になり、前田美波里も、『南太平洋の若大将』で魅せてくれたはち切れんばかりの肢体は、すっかりダイエットしていました。
今も現役!
SHISEIDO旗艦店のオープニングイベントが行われ、ブランドアンバサダーの #前田美波里 さん #秋元梢 さんが登壇しました?
— フジテレビュー!! (@fujitvview) July 30, 2020
前田さんの語った“内面の美しさ”のお話にほっこり??
最後に打ち水セレモニーも行われ、日が照り始めた街頭??に涼しさを届けました??https://t.co/nJVG076hLX
先月末、前田美波里は資生堂のイベントに、SHISEIDOブランドアンバサダーとして赤いドレスで登場して話題になりました。
「普通に生きてきた毎日が、日々送れることの幸せ。こんな気持ちになったのは、コロナがあったからだと思います。散歩をしながら、昨日はつぼみだったのに、今日は(花が)咲いている、そんな小さな喜びをすごく大切にしたい」と感慨深く話しました。
モデルや女優は、若いときにきれいでい続けるために相当無理をして、中高年になってから加齢ぶりが著しい方もおられるのですが、前田美波里さんはそのようなことはありません。
これからは、たとえば組織の人を束ねるような役を演じていただきたいですね。
前田美波里さん、若い方はご存知ですか。

BIBARI~前田美波里ファースト(紙ジャケット仕様) - 前田美波里

甦るヒーローライブラリー 第11集 ~ヒロイン編~ コードナンバー108 7人のリブ HDリマスター DVD-BOX - 野際陽子, ジュディ・オング, 前田美波里, 牧れい, ミッチー・ラブ, 毬杏奴, 山内えみこ
この記事へのコメント
存じていましたが、元タカラジェンヌだと思っ
てました。喜劇にまで出演なさっていたとは。
そして「コードナンバー108 7人のリブ」が気になって仕方がない。
やはり、ハーフだったのですね。
美人でスタイルがよいだけでなく
人間的にも素敵な女性のイメージがあります。
考えさせられます。