江原達治さん訃報、昭和がまた遠くなってしまった
江原達治さんの訃報が、Yahoo!のトップページに出ていました。
たぶん、若い方はご存じないかもしれませんが、私の子供の頃は、加山雄三の若大将シリーズや、森繁久彌の社長シリーズに出演していた東宝の俳優です。
明るく楽しい1960年代の東宝映画を担った方なので、簡単に振り返ってみます。

もとの記事は、朝日新聞デジタルです。
引用します。
書かれている映画のタイトルは見ていますが、私にとって印象深いのは、1960年代の東宝映画の屋台骨を支えたと言われる人気シリーズに出演していたことです。
たとえば、若大将シリーズでは、若大将(加山雄三)が所属する運動部のマネージャーをつとめ、若大将の妹(中真千子)と結婚して、若大将の代わりにすき焼き店を切り盛りしました。
社長シリーズでは、やはり森繁久彌社長の一人娘(中真千子)と結婚しました。
江原達治さんでもっとも記憶に残るのは、『大学の若大将』です。
マネージャー(江原達治)は、若大将から差し入れられた霜降り肉の鉄板焼きに使う鉄板がなくて悩んでいたのですが、トイレで用を足したときに目についたトイレの浄化槽のフタを使ってしまいます。
しかし、食べ終わってから、フタのない浄化槽に足を突っ込んだ管理人(沢村いき雄)が、においをつけたまま部室にやってきて、フタを見つけたことで部員にバレてしまうシーンは、60年経っても笑えます。
藤本真澄プロデューサーは、このシーンをたいそう気に入って、「この次もマンホールの蓋で肉を焼くギャグを考えてくれ」と注文を付け脚本家をあきれさせたとWikiにかかれています。
ですから、若大将が全17作のシリーズ化されたのは、このシーンが決定打になったと言っても過言ではありません。
「ああ、大学って楽しそうだな。行ってみたいな。こんなバカやってるんだ」
という思いを抱いた人は、きっと多かったと思います。
江原達治さんは、水泳が苦手だそうで、そのためにヨット部編では、二瓶正也さんにマネージャー役が交代したのですが、次の作品からは、また江原達治さんがマネージャー役に戻っていました。
普通そういう場合、交代すると、そのまま交代した人が務めるのです。
では、二瓶正也さんがなにかしくじったのかと言うと、そんなことはなさそうで、それ以降も別の役で出演しています。
要するに、江原達治さんがマネージャー役としてピッタリだったということでしょう。
Facebookでは、『日本のいちばん長い日』で、志村喬さん演じた下村情報局総裁の秘書官の役、飯島直子さん主演の『メッセンジャー』で、セリフの無いバーのオーナー役などが印象深いと書き込まれています。
加山雄三の若大将シリーズと言うと、かなり古くなってしまいますが、学園生活の楽しさや、加山雄三さんのキャラクターが存分に表現されているので、令和時代になってもおすすめしたい作品です。
ということで、江原達治さんの生前のご遺徳をお偲び申し上げます。

大学の若大将 - 加山雄三, 星由里子, 団令子, 江原達怡, 田中邦衛, 北あけみ, 杉江敏男, 笠原良三, 田波靖男

【中古】 メッセンジャー /飯島直子 【中古】afb - ブックオフオンライン楽天市場店
たぶん、若い方はご存じないかもしれませんが、私の子供の頃は、加山雄三の若大将シリーズや、森繁久彌の社長シリーズに出演していた東宝の俳優です。
明るく楽しい1960年代の東宝映画を担った方なので、簡単に振り返ってみます。

『若大将』シリーズは大学運動部のマネジャー役
もとの記事は、朝日新聞デジタルです。
引用します。
48年、「鐘の鳴る丘」で映画デビュー。「若大将」シリーズでは、加山雄三さんの主人公が所属する大学運動部のマネジャー役でレギュラー出演。ほかに「十代の性典」「独立愚連隊」「椿三十郎」「赤ひげ」など計約120本の映画に出演した。今年、自伝エッセー「心ごころの思い出」を出版した。
書かれている映画のタイトルは見ていますが、私にとって印象深いのは、1960年代の東宝映画の屋台骨を支えたと言われる人気シリーズに出演していたことです。
たとえば、若大将シリーズでは、若大将(加山雄三)が所属する運動部のマネージャーをつとめ、若大将の妹(中真千子)と結婚して、若大将の代わりにすき焼き店を切り盛りしました。
社長シリーズでは、やはり森繁久彌社長の一人娘(中真千子)と結婚しました。
俳優の江原達怡さん死去 若大将シリーズでマネジャー役:朝日新聞デジタル https://t.co/0aMjJCeF2B
— 戦後史の激動 (@blogsengoshi) May 12, 2021
江原達治さんでもっとも記憶に残るのは、『大学の若大将』です。
マネージャー(江原達治)は、若大将から差し入れられた霜降り肉の鉄板焼きに使う鉄板がなくて悩んでいたのですが、トイレで用を足したときに目についたトイレの浄化槽のフタを使ってしまいます。
しかし、食べ終わってから、フタのない浄化槽に足を突っ込んだ管理人(沢村いき雄)が、においをつけたまま部室にやってきて、フタを見つけたことで部員にバレてしまうシーンは、60年経っても笑えます。
藤本真澄プロデューサーは、このシーンをたいそう気に入って、「この次もマンホールの蓋で肉を焼くギャグを考えてくれ」と注文を付け脚本家をあきれさせたとWikiにかかれています。
ですから、若大将が全17作のシリーズ化されたのは、このシーンが決定打になったと言っても過言ではありません。
「ああ、大学って楽しそうだな。行ってみたいな。こんなバカやってるんだ」
という思いを抱いた人は、きっと多かったと思います。
『日本のいちばん長い日』や『メッセンジャー』にも出演
#江原達治 さんの訃報です。「大学の若大将」でマネージャー(江原達治)は鉄板焼きにトイレの浄化槽のフタを使用。フタのない浄化槽に足を突っ込んだ管理人(沢村いき雄)が匂いをつけたままやってきてバレる笑撃シーンは、若大将がシリーズ化された決定打になったと言っても過言ではありません。合掌 pic.twitter.com/I5dAMXuFME
— 富士壱太郎@ネット著述屋 (@fuji_ichitarou) May 12, 2021
江原達治さんは、水泳が苦手だそうで、そのためにヨット部編では、二瓶正也さんにマネージャー役が交代したのですが、次の作品からは、また江原達治さんがマネージャー役に戻っていました。
普通そういう場合、交代すると、そのまま交代した人が務めるのです。
では、二瓶正也さんがなにかしくじったのかと言うと、そんなことはなさそうで、それ以降も別の役で出演しています。
要するに、江原達治さんがマネージャー役としてピッタリだったということでしょう。
Facebookでは、『日本のいちばん長い日』で、志村喬さん演じた下村情報局総裁の秘書官の役、飯島直子さん主演の『メッセンジャー』で、セリフの無いバーのオーナー役などが印象深いと書き込まれています。
加山雄三の若大将シリーズと言うと、かなり古くなってしまいますが、学園生活の楽しさや、加山雄三さんのキャラクターが存分に表現されているので、令和時代になってもおすすめしたい作品です。
ということで、江原達治さんの生前のご遺徳をお偲び申し上げます。

大学の若大将 - 加山雄三, 星由里子, 団令子, 江原達怡, 田中邦衛, 北あけみ, 杉江敏男, 笠原良三, 田波靖男

【中古】 メッセンジャー /飯島直子 【中古】afb - ブックオフオンライン楽天市場店
この記事へのコメント
あまり作品みたことないですが、メッセンジャーにも出ていたんですね。
さださんは昭和40年(1965)から葛飾区に、昭和42年(1967)から平成元年(1989)まで市川在住でした。
最初は、長崎なまりが強かったようですが、中学から首都圏にいたので、今は、長崎なまり(イントネーション)は全く感じられません。
前川清さんは、20歳位まで長崎在住だったせいか、今でも長崎のイントネーションが抜けないのと良い対比を示しています。
寂しいかぎりです。残念ですね。
浄化槽のフタで焼き肉をみんなで食べたシーン、
今でもよく覚えています。