The・かぼちゃワイン(三浦みつる、講談社)全巻無料で公開

The・かぼちゃワイン(三浦みつる、講談社)は、意地っ張りな青葉春助とLサイズ美少女・朝丘夏美による昭和のラブコメ漫画です。マンガ図書館Z編集部の公式アカウントより、全18巻が同サイトで無料で読めるようになったとツイートされています。

『The・かぼちゃワイン』は、2015年に漫画化引退宣言をされた三浦みつるさんが発表したラブコメ漫画です。
1981年~1984年にかけて、『週刊少年マガジン』(講談社)で連載されました。
その後も、媒体をかえて、読み切り短編『The・かぼちゃワイン 女子大生編』(1999年、グリーンアロー出版社『コミック・フィギュア王』)や、『The かぼちゃワインsequel』(2001年~2002年、実業之日本社『コミック伝説マガジン』)、『The かぼちゃワイン Another』(2006年~2009年、秋田書店『プレイコミック』)などの続編を発表しています。
そして、2015年には、『バック・トゥ・The・かぼちゃワイン』をもって引退する引退を発表して話題になりました。
その7年後に、本編がまた注目を集めているわけです。
昭和の文化が感じられる青春ラブコメストーリー
遅ればせながら… pic.twitter.com/s4mR7Co44i
— 三浦みつる/みうらみつる (@miura_mitsuru) September 15, 2023
舞台は、私立の寮制中高一貫校。
転校してきた中学2年生の青葉春助は、間違えて休みの日に登校してしまいます。
そこへ、飼育係で休日登校してきたLサイズ美少女・朝丘夏美ことエルがやってきて、青葉春助に一目惚れ。
物語は、一貫して春助にストレートにアプローチしてきます。
朝丘夏美は、体が大きいことからあだ名は「エル」。
春助は逆に小柄なので、見かけは“ノミのカップル”。
そして、青葉春助は今で言うツンデレのため、なかなかエルに直接言葉で愛情表現できません。
そのために、いろいろなライバルが出てきます。
たとえば、本当は相思相愛なのに、エルを好きな生徒の頼みで、エルにつないでデートまでさせてしまう春助。
エルは、その生徒の兄にキスをされてしまい、「春助くんごめんね」と先に立たない後悔をするエル。
昭和の漫画やドラマ、さらに小説などに出てくる男性主人公は、なぜかツンデレが多かったですね。
「誰が〇〇なんか好きなものか」といいながら、実は好きで好きでしかたない。
同じ時期の人気漫画『うる星やつら』の関係と似ていますね。
たぶん、このメンタリティは、平成や令和の世代では理解されないのではないかと思います。
え、何もったいぶってんの、そんなことやってたら逃げられちゃうよ、という感じで。
やはり、これは昭和ならではの文化かな。
男性は、「女なんぞにうつつを抜かすな」という文化があり、一方女性の側は「どんな素敵な男性をゲットできるか」という星の王子さま願望があったわけです。
ですから、男性の方から物欲しげになってはいけないのです。
さらには、どんな男性にもモテたいという願望があります。
さすれば、「自分は別になんとも思ってないけど」相手が好きになってくれる、という展開が心地よいのです。
まあ、それはともかくとして、その昭和のラブコメが、なんとマンガ図書館Zで全巻無料で読めることになったのです。
#マンガ図書館Z で最近よく読まれている作品は…??????
— 【公式】マンガ図書館Z (@Manga_Z_) March 21, 2022
『The?かぼちゃワイン 1』 ( #三浦みつる ) です!
無料で全巻お楽しみいただけます?????
あなたもぜひ読んでみてくださいね??#漫画 #無料漫画https://t.co/y77cYh3COh
全18巻ですから、読み応えありますよ。
ただし、いったんリスト入りしても、ずっと読めるとは限りません。
期間については、作品によって契約内容(掲載期間)が異なるようです。
本作もご関心があれば読むのは今のうち、です。
エルにはハラハラさせられました
エルは青葉春助一途ということになっていますが、かなり脇は甘く、すぐ別の男性とデートしたり、キスまでさせたり、裸を見せてしまったりと、当時思春期に読んたものとしては、ハラハラしたりショックだったりしたものです(笑)
しかも、青葉春助とシそうになると拒むし。
本当に青葉春助が好きなのか、疑問に思ったものです。
それと、最初からエルは青葉春助が好きになってしまうわけですが、どうしてなのかが描かれていなかったですね。
友達との会話の中ででも、それを語らせても良かったのでしょうか。
たとえば、『釣りバカ日誌』では、原作でも映画でも、実は婚約者のいたミチコさんが、どうしてハマちゃんと結婚したのかを、スーさんに打ち明けているシーンがあります。
そんなに惚れっぽいのなら、実は青葉春助が現れる前にも好きな男がいたのではないか、という素朴な疑問もあります。
設定は中学というのもすごいですね。
これは高校でもよかったのではないかと思うのですが、中学生でこれだけ成熟している、というところに意義があったのかもしれません。
思うに、昭和の高校生は、もう少し老けていたかもしれませんね。
いずれにしても、懐かしい作品です。
昭和世代の方々、覚えておられますか。

The かぼちゃワイン 1巻 - 三浦 みつる

The かぼちゃワイン Another 1 - 三浦みつる
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この記事へのコメント
当時、妹に付き合ってアニメ観てました(*´ω`*)。
同時進行?と言う。まぁ、キャンディ♡キャンディも
そうでしたね。