山下智久はドラマの世界では「視聴率15%男」と呼ばれている。大ヒットこそないが、昨今の地上波ドラマ不振の中で手堅く数字を取れるタレントの一人に数えられているのだ。ドラマ界では実績を出しているわけだ。
では、主演映画の『あしたのジョー』の興行収入はどうだったのか。作品の質は後世に語り継がれるためにも必要な文化的価値だが、その映画でどれくらい稼げたか、という商業的な価値も見ておかなければならない。
『あしたのジョー』の公開は昨年2月。厳しい条件だったが、初週が3億、3週目が8.1億。最終的には12〜17億といわれている。
前に述べたように、同作には熱心なファンがいるが、何はともあれ『あしたのジョー』だから見に行くという人と、とにかく山下智久では絶対にダメだという人とにわかれる。
それはもう、読者の価値観の問題だから仕方ない。原作ファンを全員とりこむことは当初から難しいと言われていたから、いろいろ評価はあるだろうが、数字的には関係者のおおかたの予想に近いものといえるのではないだろうか。
いずれにしても、2月という厳しい時期に興行収入はふた桁に乗って面目を保ったのではないだろうか。
そして今年、NEWS脱退後の初主演ドラマが決まった。TBS系新ドラマ「最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜」(木曜・後9時)だ。演じる役は、父親を亡くして家業を継ぐ葬儀屋である。
山下智久のドラマ、そして映画の活躍に期待したい。
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