
吉永小百合について描いた書籍が注目を集めている。吉永小百合主演の『泥だらけの純情』(63年・日活)、『光る海』(同)などを撮った中平康氏の娘・中平まみ氏著の『小百合ちゃん』(講談社)である。9月に上梓されるとたちまち話題になり、今週の『アサヒ芸能』ではトップ記事で取りざたされている。
何が取りざたされているのか。
簡単に述べれば男性遍歴である。
では具体的に、同書ではどのような男性の名前が取りざたされているのか。
中尾彬、渡哲也、石坂浩二、岡田裕介、清原和博、東山紀之、本城和彦などだ。
彼らとすべてが「男女の関係」であるとは限らないが、清純派であるはずの吉永小百合の相手として、ぞろぞろ名前が出てくること自体がショッキングである。
同誌によると、吉永小百合サイドは、中平まみ氏著の『小百合ちゃん』に対して抗議があったという。
しかし、その人々だけでなく、清原和博、東山紀之らに対しては自分から積極的に対談等を求めていったわけだから、中平まみ氏の出版に、吉永小百合がクレームをつけても後の祭りである。
そもそも、『小百合ちゃん』は、中平まみ氏が、吉永小百合を近くで見続けてきた想いを描いたものであり、男性の話は終盤の章に少し出ているだけであった。
同書にはこう書かれている。
「私が今回、本をしたためる最大の目的は、吉永小百合と映画の真価真髄を知らぬ人々に広く伝え残す必要を感じたから、そして他ならぬ小百合本人へエールを送るためである。輝きに満ちた彼女は、全国民の憧れの的だった。それがある時を境に影がさしてきてしまった。理由はいろいろあるであろう」
同書によると、現在の、「妙におしとやかで、お静かで、おさまり返った常識的な、単なるいい人」ではなく、日活時代の「活発で元気」な吉永小百合を求める姿として書いている。
そして、「奔放で多情な真の姿を見つめるべき」と「惜別告白」をしているのだ。
他社から「五社協定」を作られて警戒された日活の自由な世界でこそ、吉永小百合は全面開花したこと。
「影がさし」た理由のひとつは、親の呪縛から逃れられなかったこと。具体的に、出演が予定されていた『忍ぶ川』や『野麦峠』が、父親によってキャンセルされたことも書かれている。
気になる名前の出た男性たち
ただ、やはり読者としては、男性遍歴の方にとくに関心をもつことも確かだ。
上記の週刊誌で、中平まみ氏はこうコメントしている。
たとえば、山本学、山本圭、加藤剛ら俳優座の大物俳優については
「山本学・圭兄弟への思いは相当強かったでしょうね。新劇系の人には弱いから。加藤に対しては『なんて立派な顔の人だろうと思った』と言い、好きだという気持ちは伝わっていたものの、婚約者がいた加藤は困惑していた、と」
石坂浩二には
「多弁でC調な石坂を歯牙にもかけなかったとの話もありますが、石坂のプロポーズを断った、と開きました。石坂と加賀まりこ(69)の関係があったからです」
公然としていた渡哲也とは、
「のちに渡が一般女性と結婚した時には三日三晩泣き通し、1人でヨーロッパを傷心旅行しています」
上記の男性たちに総じていえるのは、知的だけれど朴訥とした自然児。
それが吉永小百合の好みのようである。
たとえば、知的でも、おしゃべりでけれんのかかった石坂浩二はフラれているらしい(笑)
吉永小百合も一人の人間、一人の女性。清純派であっても、清純を求めるのは酷なのかもしれない。
いずれにしても、昭和から平成にかけてトップ女優として名をとどめてきた吉永小百合の話はファンならずとも興味深いものである。
⇒『小百合ちゃん』で暴露された吉永小百合の奔放な男性遍歴
⇒吉永小百合、今、男性遍歴が明らかに……

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