沢田亜矢子と松野行秀の離婚裁判を思い出す - 芸能資料館

沢田亜矢子と松野行秀の離婚裁判を思い出す

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沢田亜矢子と松野行秀の離婚裁判といえば、一方的に沢田亜矢子への同情が集まるかと思いきや、必ずしもそうとはいえなかった。夫婦のことは第三者にはわからない。「DVの被害者」である沢田亜矢子が全面的な支持を得ていたわけではなかったのである。





調停は不調に終わり裁判へ


沢田亜矢子と松野行秀の離婚裁判は、一説には「もっとも壮絶」ともいわれた。

そういう場合、「か弱い」女性に同情が集まりそうだが、一方的に沢田亜矢子への同情が集まるかと思いきや、必ずしもそうとはいえなかった。

夫婦のことは第三者にはわからない、ということもあると思うが、「DVの被害者」である沢田亜矢子が全面的な支持を得ていたわけではなかったことは確かだった。

「沢田は松野さんを悪者にし、世論を味方につけて調停を有利に運ぼうと考えたが、やり過ぎて逆効果。松野さんは沢田に知恵をつけ暴力夫呼ばわりさせた弁護士を名誉棄損で告訴。今春の裁判所からの和解勧告も突っぱねた。よもや裁判までこじれることはないとたかをくくつていた沢田はとんだ計算違いにアタフタ。裁判では松野さんがとことん反撃してくるので手を焼いている」(芸能ライター・塩勢知央氏)(「日刊スポーツ」92年5月9日付)

離婚調停は1998年5月まに4度行われたが不調に終わり、8月から東京地裁(信濃孝一裁判長)で離婚訴訟が始まった。

しかし、裁判を待つまでもなく、2人の「口頭弁論」は芸能マスコミで派手に書き立てられた。

たとえば松野行秀側からは、会社が受取人であるはずの自動車事故の保険金を沢田亜矢子が着服した、松野行秀の解任は株主総会を開いていないので公正証書原本不実記載に当たる、などの理由で沢田を刑事告訴するという報道がされたり(『日刊ゲンダイ』1999年1月13日付)、沢田側からは、松野が事務所の資金一千万円を使い込んだ、松野は自宅に盗聴器をセットしていたといった話が出てきた。(「朝日新聞」93年7月1日付)

「本物の」離婚訴訟では、本人尋問に沢田亜矢子自身が出廷。「(松野に)×××(筆者注、伏せ字にしました)された」と暴露証言を行った。

それに対して松野行秀は、×××ではないという反証に沢田亜矢子との行為を撮影したビデオを証拠申請することをほのめかす。これがまた世間の注目を集め、1999年9月の口頭弁論には、“たかが離婚訴訟”に42席の傍聴券を求めて1127人の希望者が集まった。

大衆も好きだねえ(笑)

期待のビデオは提出されず


しかし、期待のビデオは結局提出されなかった。

松野行秀側によれば「前回の(沢田亜矢子の)証言は、行きがかり上のことで、反証のため、証拠を提出するのは裁判の品位を汚すのでやめてほしい」という沢田側の内容証明があったから、「弁護士と相談し、申請をやめた」という。

松野行秀の言うことが事実なら、ビデオは存在するということになる。

そもそも存在しなければ、「裁判の品位を汚す」心配はいらないし、提出を妨げる内容証明も必要ないからだ。

その一方で、沢田亜矢子側は暴行跡の写真を証拠提出していたが、それに対して松野行秀は「覚えがありません」といなした。写真という客観的なものが出た以上、こちらは松野行秀に分はない。

このへんで、この裁判、離婚裁判ではあるが「犬も食わない」どっちもどっちではないか、とマスコミも気づき始めた。

さらに松野行秀は、沢田亜矢子が適正な税務処理を妨害して脱税を指示していたという趣旨の証言を行う。

沢田亜矢子側代理人からは、裁判長に「松野氏が一方的にマスコミに情報を流している。厳正に指導してほしい」と申し入れると、松野行秀も「(沢田が)記者会見で自分が暴力や使い込みをしたと、一方的に話したことで、親兄弟に迷惑がかかっている」と涙を流すなど、いよいよ泥仕合は深まっていった。(「ZAKZAK」97年12月1日更新)

こんなやりとりを毎回繰り返した8回の口頭弁論の末、この訴訟はやっと結審する。

2000年2月22日、東京地裁の信濃裁判長は、「離婚を認める。訴訟費用は被告人が負担する 」と沢田亜矢子の訴えを認めた。

これだけ派手にやりあった争いについて、法廷で読み上げられたのはたった20秒。

主文だけで判決理由もない。それはそうだ。

離婚自体は本人同士で決めることである。

個人的な問題を大げさに訴訟沙汰にしたことに対する司法の苛立ちが感じられる。

しかし、そんなことはお構いなく松野行秀は控訴した。この争いはまだ続いたのだ。
平成の芸能裁判大全 - 芸能裁判研究班
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