堀江貴文のChatGPT大全(堀江貴文、荒木賢二郎、若林杏樹、幻冬舎) Kindle版

堀江貴文のChatGPT大全(堀江貴文、荒木賢二郎、若林杏樹、幻冬舎)は、ホリエモンら18名のクリエイターによるChatGPT解説書籍です。「ChatGTPはこんなふうに使える」というノウハウをそれぞれの立場から書き綴っています。
昭和の高度経済成長時代に「三種の神器」といえば、電気洗濯機、電気冷蔵庫、白黒テレビ。
平成なら、デジタルカメラ、DVDレコーダー、薄型テレビ、携帯電話、 ロボット掃除機。
それらによって、人々の生活は激変しました。
そして令和は、ChatGTP。
こちらは、なんと無料でも使える!
「使わないやつはバカ」(ホリエモン)という話です。
そこで本書は、経営者、医師、政治家、AI専門家など、ホリエモンが17名の<先駆者>たちとともにChatGPT活用法を語る書籍です。
といっても、座談会ではなく、18名が、「ChatGTPはこんなふうに使える」というノウハウをそれぞれの立場から書き綴っています。
ChatGTPが台頭しようが、あくまで自分軸
【多くの人は新しことに興味も抱かずボーッと生きているのかもしれない】
— 堀江貴文(Takafumi Horie、ホリエモン) (@takapon_jp) June 27, 2024
昨年から話題になったChatGPTを筆頭とした生成系AIだが、結局バズっているのは一部だけであって大半の人は使ったこともないような状況だ。… pic.twitter.com/KwEQRpb2sb
「ChatGTPが台頭したら、人間の仕事が奪われてしまうのではないか」
という懸念が巷間ささやかれています。
ホリエモンは、それを否定しません。
それを聞いて、「自分の仕事が奪われる」と、後ろ向きに考えるやつはバカ、といいます。
そうではなくて、ChatGTPが得意なことはそちらにさせておいて、自分が本当にしたいことだけに集中的に時間とエネルギーを注げば良いといいます。
そのためにChatGTPは利用するものであると。
つまり、悪いことではなく、良いことなんだと。
これはもう、100%頷ける考え方です。
我が意を得たりと、ぽんと膝を叩いて平参平になってしまいました。
つまり、いかなる価値で使うかどうかが大事であり、ChatGTPが台頭しようが、あくまで自分軸の考え方を崩さないことです。
では、どう使うか。
たとえば、イベントに呼ばれたときの挨拶文作成。
テンプレ化したものに、その人の個性を加味した文章を作ることなど、ぞうさもないことなのです。
議論の「壁打ち」相手に使うこともできます。
学会発表、会議のプレゼン、セールストーク、議論型のオプチャなど、対立言論を想定しなければならないコミュニケーションがあります。
その場合、ChatGTPに自分の意見を入れて、「どうよ?」と聞くと、微に入り細を穿つ反論をしてきます。
つまり、想定問答が作れるというわけです。
これは勉強になりますよ。
リポートとか論文を読んでもらって、講評をもらうことでさらに質を高められます。
同じことを、人を相手に行うと、お互い忖度したり、感情的になったりして、そのやりとりが必ずしも順当に行かないことがあるのですが、ChatGTPは粛々と勧めてくれます。
私が思うに、どうもネットユーザーは全般的に打たれ弱い。
異論反論されると、すぐシュンとなるか、誹謗中傷したと逆ギレする。
不用意に投稿する前に、ChatGTPで鍛えたらいいのにと思います。
「でも、ChatGTPは、デタラメをシラッと書き連ねてくる」
という意見もあります。私も経験しました。
それは、現時点では、「聞き方が悪い」ということだと思います。
ChatGTP自体、まだ成長途上です。
得意不得意もあります。その場合、こちらがそれを前提に、聞き方や聞く分野に気をつけなければなりません。
つまり、ChatGTPさえあれば無敵なのではなく、ノウハウを身につけることが必要なのです。
たとえば、固有名詞は意外と弱い。
一般人については勿論わからないし、同姓同名の有名人のプロフィールを混同することもあります。
ただし、哲学的な話とか、抽象的なテーマでは、うまくまとめられない言い分を上手にまとめてくれるので、大変助かります。
ChatGTPは友人以上の相談相手になるかも知れない
【インターネット黎明期とデジャブするAIの衝撃】
— 堀江貴文(Takafumi Horie、ホリエモン) (@takapon_jp) February 1, 2025
ホリエモンAI学校が好調だ。https://t.co/jAQYIBwt0O
先日の中国の生成AI『DeepSeek』の衝撃もそうだったけど、OpenAIが発表した『ChatGPT』はまさにインターネット黎明期のブラウザ『Netscape Navigator』みたいなものと言える。… pic.twitter.com/ffUj1UiRyj
最近は、WebサービスにもAIがたくさん登場していますが、本書では、「ChatGTP」と検索していちばん上のものを使い、アカウントを取って使用すること、と指南しています。
いちげんさんではなく登録ユーザーの方が、より適切な回答が得られる可能性があるからです。
たとえば、「AIサービスは、いちげんさんではなく、ログインしたほうが、適切な回答があるのでしょうか。」とChatGTPに質問したところ、こう回答されました。
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1. 履歴や文脈の考慮
- ログインしていると、過去のやり取りを参照しながら、より的確な回答ができる場合があります。
- たとえば、あなたが特定の研究分野(仏教文学など)について頻繁に質問している場合、その関心を考慮した回答ができるようになります。
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私が過去に「仏教文学」の質問をしていることを、このChatGTPはちゃんと覚えているのです。
うわべだけの「友人」の無責任なアドバイスなんかよりも、よほど本人のためになる回答をしてくれるでしょう。
「とはいえ、やっぱり難しそう」という方には、書籍購入者だけの限定サイトで、日本一わかりやすい使い方動画のURLが公開されています。
1本60分の講義を1つ無料で視聴できます。
これを見ただけでも、かなりの使い手になれるでしょう。
ChatGTP、使われていますか。

堀江貴文のChatGPT大全 (幻冬舎単行本) - 堀江貴文, 荒木賢二郎, 若林杏樹
この記事へのコメント
さすが・・・新しいことにはついて行けなく
なっています・・・(>_<)