「中国人大学爆入学」の現状とその影響

最近、「中国人大学爆入学」という言葉がSNSやニュースで注目を集めています。これは、日本の大学・大学院における中国人留学生の急増を指すものであり、以前話題になった訪日中国人の「爆買い」に続く新たな社会現象とも言えるでしょう。
留学生の現状
日本学生支援機構(JASSO)のデータによると、2023年度の外国人留学生数は約27万9千人に達し、そのうち中国人留学生は約11万5千人で全体の41%を占めています。
特に東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学などの難関大学にも中国人留学生が多数入学しており、大学院では「5人に1人が中国人」というケースも珍しくありません。
また、芸術系大学では留学生の7割が中国人であるというデータもあり、日本のアニメやゲームなど「クールジャパン」産業を学ぶために多くの中国人が日本に留学していることがわかります。
なぜ中国人留学生が増えているのか?

この現象の背景には、以下のような要因が考えられます。
1. 中国国内の受験競争の激化
中国では大学受験(高考)の競争が非常に激しく、国内の名門大学に入るのが難しいため、海外の大学へ進学する学生が増えています。
2. 日本の大学の魅力
日本の大学は、特に理工系の分野で高い評価を受けており、研究環境や学術レベルの高さに魅力を感じる学生が多くいます。
3. 日本の留学生受け入れ政策
日本政府は1983年の「留学生10万人計画」から始まり、2010年代には「30万人計画」を掲げるなど、積極的に留学生の受け入れを推進しています。
4. 中国人向けの受験予備校の存在
日本には中国人留学生向けの専門予備校が多数存在し、日本の大学入試に特化した対策を行っています。これにより、難関大学に合格する中国人学生の数が増えています。
中国人留学生の増加がもたらす影響
中国人留学生の急増は、日本の大学や社会にさまざまな影響を与えています。
1. 日本人学生の入学機会への影響
「中国人に負けないよう、日本人も頑張ればいい」と単純に考えることはできますが、実際には外国人枠の拡大により日本人の入学機会が減少する可能性があります。
2. 大学の教育レベルへの影響
大学の授業が留学生向けに調整されることで、全体のレベルが低下する懸念があります。特に、日本語が十分にできない留学生に合わせた授業運営が行われる場合、結果として学問の質が損なわれる可能性があります。
3. 文化・価値観の摩擦
言語や文化の違いにより、日本人学生と中国人学生の間でコミュニケーションの課題が生じることがあります。
めざまし8で「法大ハンマー襲撃女何が?以前もトラブルか」という視点で扱っていました。
— ami (@AmiHeartGlitter) January 13, 2025
●留学生に対するイジメ
●法政大学の留学生の受け入れ態勢
などを問題にしていましたけど問題はソコ????
圧倒的にハンマーで暴行した留学生が悪いでしょ??
問題をボカしさないでください??????コレ pic.twitter.com/p3H0iaIEQC
例えば、法政大学で発生した韓国人留学生による暴行事件など、留学生とのトラブルが社会問題化するケースも見られます。
4. Fラン大学不要論との関連
近年、ホリエモン(堀江貴文)などのインフルエンサーが「Fラン大学不要論」を提唱し、低偏差値の大学の存在意義が議論されています。このような流れにより、日本の大学は生き残りをかけて外国人留学生の受け入れを拡大している側面があります。
しかし、日本の大学の定員割れ問題は深刻で、2025年度には全国の私立短期大学の10%にあたる33校が運営を断念することが決定しています。
この状況の中で、安易に「大学を減らせ」と主張することが本当に日本のためになるのか、慎重な議論が必要です。
私たちが考えるべきこと
中国人留学生の増加は、一概に悪いこととは言えません。留学生が日本の経済や文化に貢献する面もあり、国際化の進展というメリットもあります。しかし、その質や数について慎重に考慮しないと、日本の教育環境や社会に予期せぬ負の影響を与える可能性があります。
そこで、読者の皆さんに問いかけたいのは、
- 日本の大学はこのまま外国人留学生を増やし続けるべきなのか?
- 日本人学生の教育環境を守るために、何らかの制限を設けるべきなのか?
- 留学生の質を保証するために、日本の大学はどのような選抜基準を設けるべきか?
少子化が進む中、日本の高等教育の未来をどう設計すべきか、今こそ真剣に考えるべき時ではないでしょうか。皆さんは、この「中国人大学爆入学」問題について、どう思われますか?

中国人留学生と「国家」・「愛国」・「近代」 (神奈川大学人文学研究叢書) - 孫 安石, 大里 浩秋
この記事へのコメント
日本人の人口に大学の数が多すぎるのかな?
ベビーブームからの少子化が問題かと
学校を維持するなら、海外留学生は必要かと
- 日本人学生の教育環境を守るために、何らかの制限を設けるべきなのか?
外国人であろうと日本人であろうと制限は不要かと
- 留学生の質を保証するために、日本の大学はどのような選抜基準を設けるべきか?
例え関東の6大学に日本人が居なくなっても
それはそれで致し方ないと考えるので、選抜基準を設ける事はおかしいかと
nice!です。
経営的には留学生大量受け入れもありなのでしょうが、それによつて日本人学生が締め出されるのだとしたら同一基準の選抜試験が必要になるのかもしれませんね。
的に、更に日本は助成すべきでは。国内については。大学全入の風潮を
更に拡大して、日本人の平均頭脳レベルを、もっと上げるべきと考えます。
新聞で目にしています。
学生時代。爺には懐かしい時間。
留学生の問題も含めて、大学の在り方を議論する時期なのかもしれませんね。
これからも、宜しくお願い致します
本文には書きませんでしたが、日本人学生にとっては、逆差別ともいうべき留学生優遇も指摘されています。
中国でその逆はないんですけどね。
外交は相互主義なので、その点でおかしいと私は思います。
つまり、単純に友好関係に基づいた学問的交流や純然たる留学ではなく、政治的事情、つまり移民政策や中国に対するハニトラ外交の影響が感じられることが問題です。
それが良いか悪いかは別として入学させるでしょう
という自覚を持っているならば問題ないと思います。
登別温泉街を車で走っていると、
道路の真ん中を横数人で並んで歩いている中国人の姿を見かけます。
日本に来るならば日本の法律や習慣を大事にして欲しいです。