砂糖入り麦茶は昭和の文化か?『昭和40年男2025年4月号Vol.90』Kindle版より

昭和40年男 2025年4月号 Vol.90(ヘリテージ)は昭和の文化や常識を振り返る特集が組まれた雑誌。今号のテーマは「消えた昭和の常識155選」で、昭和時代に一般的だったが、現代では通用しなくなった常識やルールについて掘り下げています。

今年の令和7年(2025年)は、昭和元年(1926年)から数えて100年目にあたる「昭和100年」のため、『昭和40年男』という昭和文化を回顧する雑誌でも特集を組んでいます。
3月11日発売号の特集は、昭和100年記念特集の第3弾「消えた昭和の常識155選」というテーマで記事を構成てしています。
学校生活、家庭、経済、健康、交通、社会全般、娯楽、テレビ、恋愛、食事など、さまざまな分野にわたる昭和の常識を取り上げています。
学校生活やテレビ番組の振り返りでは、チョークを投げる先生もいたとか、テレビでは裸やプロレスの流血は当たり前だったとか。
そして、著名人のインタビュー。
玉袋筋太郎 阪田マリン 高柳良一 谷津嘉章 さとう宗幸 萩原健太 岩崎宏美 小倉久寛 樋口毅宏の神のみぞ知る 平田満 江口寿史 & 鈴木ダイスケ 錦織一清 大槻ケンヂ 泉麻人……
総じて昭和はおおらかだった、という話です。
その中で、面白いなと思ったのは、昭和時代は「麦茶に砂糖を入れていた」こと。
我が家ではやっていませんでしたが、父の姉がやっていました。
子供の頃、麦茶はジュースのような甘い味がしないので、あまり好きではなかったのですが、砂糖の入った麦茶は、「これはいいな」と思ったものです。
そこで、「砂糖入り麦茶」の昭和と現在について、調べてみました。
スポーツドリンクの代替だった
お母さんやバアちゃんがせっせと作っていた、砂糖入りの麦茶。「またこれ~?うちにはジュースないの?」と文句タラタラ言ってたけど、麦茶は体を冷やす作用があるらしいし、糖分で疲労回復も期待できる、意外にも優れモノだった。(どうやらこれ、関東だけみたいですね。境界はどこなのかしら) pic.twitter.com/QaNpqOq4n9
— 懐かしい昭和時代(女性) (@natsukashi__) August 21, 2024
AIアシスタント(Perplexity)によると、麦茶に砂糖を入れて飲む習慣は、昭和時代に確かに存在していました。
特に昭和30年代から40年代(1955~1974年)にかけて、山梨県をはじめとした一部地域では、家庭や農作業の合間、またおもてなしの飲み物として砂糖入り麦茶が広く飲まれていたことが複数の証言や記事から確認できるそうです。
この習慣の背景には、当時は甘いものが貴重であったことや、スポーツドリンクなどが普及する前で、夏場の農作業や運動後のミネラル・糖分補給として重宝されたことが挙げられます。
さらに、麦茶は胃の粘膜を保護し、熱中症予防やリラックス効果も期待できるそうです。
また、訪問客へのもてなしとしても使われていました。
昭和50年代(1975年以降)に入ると、徐々に砂糖を入れる家庭は減少し、現在では少数派となっていますが、昭和時代には「甘い麦茶」は特に珍しいものではありませんでした。
つまり、「麦茶に砂糖を入れる」文化は昭和時代に実際に存在し、特に昭和30~40年代には一部地域で一般的な飲み方として親しまれていたということです。
AIアシスタント(Copilot)は、麦茶はノンカフェインで、カロリーがほぼゼロというヘルシーな飲み物で、かつ以下の栄養成分があるといいます。
・カリウム……塩分の排出を助け、高血圧予防に役立ちます。
・カルシウム……骨や歯の健康をサポートします。
・亜鉛……代謝を促進し、肌や髪の健康を維持します。
・ポリフェノール……抗酸化作用があり、活性酸素を抑える効果があります。
・アルキルピラジン……血液をサラサラにし、血行を促進します。
要するに、スポーツドリンクが普及する前だったので、シンプルな糖分&ミネラル補給用に使われていたわけです。
では、令和の現在はどうでしょうか。
前出のAIアシスタント(Perplexity)によると、令和の現在、麦茶に砂糖を入れて飲む習慣は全国的には少数派となっていますが、一部の地域や家庭では今も続いているそうです。
特に山形、新潟、静岡、山梨、栃木、香川、沖縄など、特定の地域では砂糖入り麦茶が親しまれているという報告があります。
ただし、関西地方や九州ではほとんど見られず、関東でも大人になってから砂糖を入れる人は少ないようです。
また、SNSなどで「砂糖入り麦茶」が話題になることもあり、懐かしさや地域文化として注目される場面もありますが、市販の麦茶飲料で砂糖入りのものはほとんど流通していません。
現代では、スポーツドリンクや他の清涼飲料が普及したため、麦茶に砂糖を入れてエネルギーやミネラル補給をするという役割は薄れてきています。
別のAIアシスタント(Felo)によると、特定の地域では砂糖入りの麦茶が好まれることもあるといいます。
富山、新潟、山形などの地域では、砂糖入りの麦茶を飲む習慣が根付いているとされています。
これらの地域では、特に子供の頃から甘い麦茶が飲まれている家庭が多いようです。
文化的背景として、「昔は麦茶に砂糖を入れることが一般的であり、特にスポーツドリンクが普及する前の平成初期までは、甘い麦茶が普通に飲まれていました。麦茶に砂糖を入れることは、体力を維持するための糖分補給としても行われていたと考えられています。」とまとめています。
結論
(今日も暑かったですね▽そんな暑い日には麦茶がおいしい▽ところで、砂糖入りのあま~い麦茶はご存じですか▽昔は県内全域で飲まれていたようで、私も飲んだ記憶があります▽スポーツドリンクが普及する前に、ミネラルと糖分を手軽に補給できる飲み物だったそうです??▽では、また明日??△)(Ha) pic.twitter.com/RJ9EvqrDjR
— 山梨県警察 (@YamanashiPolice) September 9, 2024
令和の現在でも、一部地域や家庭で砂糖入り麦茶は存在します。
名前が上がった県は、富山、新潟、山形、静岡、山梨、栃木、香川、沖縄……
が、首都圏、近畿、中国、九州など人口の多い地域は入っておらず、全国的には珍しい飲み方となっています。
どういう場面で飲むかにもよるでしょうけどね。
みなさんの地域やご家庭は、麦茶に砂糖は入れますか。

昭和40年男 2025年4月号 Vol.90 - 昭和40年男編集部
この記事へのコメント
当地ではないなぁ~
砂糖入りの紅茶って初めて知りました。
どういう味がするんでしょうか。
nice!です!!!
でも、当時粉ジュースがあって私はそちらの方が好きだったので、砂糖入りの麦茶はあまり飲みませんでした。
家族もあまり飲まなかったので、いつしか作るのをやめたみたいです。
自分が子供の頃の1980年代、うちでは麦茶に砂糖を入れていました!
冷たい麦茶に砂糖を入れるから溶けなくて、私は甘くしたくてドバドバと「追い砂糖」をしていたな(;^ω^)
途中で入院してしまったのでわからないけど、実家ではいつのまにか麦茶に砂糖は入れなくなりました。
いつから入れなくなったか、今度母に聞いてみたいです(*^^*)
懐かしい!
ペットボトルに入れて飲んでみようかな
あるんですよね。小学校4年の頃。
そのの時の女性担任が 確か結婚されて 数日お休みされました。
その代替え授業が 夏休みに入って数日ありました。当時の小学校は
扇風機もないし エアコンなんてありませんから 朝から宿直室で
麦茶を大きなやかんで沸かし冷やしてくれてました。
その麦茶がほんのり甘くて 喉が渇いたお昼頃に生徒全員に出して
くれたんですよね。おいしかったですね。お腹がすくころだったし
甘いのは理に適っていたのかも!^^その先生は静岡出身だったかな。。。
スポーツドリンクなんてものは皆無でしたものね。
今のような人工的な?暑さじゃ無かったから 窓を開け放しての
授業は意外と涼しかったかも。
今は 砂糖入りの麦茶は 全く飲んでないですね。紅茶にも使いませんし。
あの麦の香りと甘さは のすたるじぃ・フィ~リングです。^^
ナイスです。
甘い麦茶、小さいころ飲んでいました!
地域によって独特の食べ方、飲み方が有るのは面白いですね。
今や全国区となった恵方巻も関西独特の風習で昔は他地域からは「そんな事してるの?」と良く言われました。
アメリカ軍がもたらしたと私は認識します。現地では食事自体が
甘い味付けです。麦茶は特には好まれませんでした。現在では、
少なくとも私は、「麦茶に砂糖」は、血の循環をダメにするので
絶対にしませんね。
なんか懐かしかった。
夏は麦茶に砂糖、西瓜に塩、でしたね。
麦茶は夏の風物詩で我が家でも飲んでいましたが、砂糖はいれませんでした。
ただ、父の田舎では砂糖入りを飲んでいました。
夏祭りなど、自治会や老人会の行事に欠かせません
砂糖入りが有ったとは知りませんでした
麦茶は砂糖でしょう!とずっと思っていたら、関東に来て、塩を入れていてびっくり!でも、塩も良いもんだ!と思いました。
昔は砂糖に飢えていたのもあり、トマト、スイカにも砂糖を付けていました。
小学生の頃、東京から遊びに来たおばさんにスイカとトマトを出した時、塩ちょうだい!と言われ塩を出したら、塩を掛けて食べたんです。
驚きでしたが、真似してちょっとやってみたら、塩を掛ける事で甘さを引き出すんだという事がわかり、目から鱗でしたね。
チョークを投げる先生はいました。授業中おしゃべりしていたりすると飛んできました。
街で売られている麦茶のほとんどは砂糖入りでした。
漢字で表記されているので分かりましたが、砂糖ナシを探すほうが大変。
タバコ事情も変わりましたよね。
駅での電車待ち中の喫煙は当たり前、くわえタバコで図面書いてたなぁ。
子供の頃の麦茶には確かに砂糖が入っていましたね。
甘い物に飢えてる時代だったんでしょうか❓
甘い物と言えば砂糖の代替え品でチクロやサッカリンが
主役の時代でした・・・(^-^)!!
私はTVか何かで麦茶に砂糖は沖縄独自の文化と聞いていたので、他の県でもこのような飲み方があるのは今回初耳でした。
私は福岡県民なので、このような風習はありませんでしたね。
一度やってみたいです(笑)
ナイスでした♪
高校の時の先生、常に細い棒を持って授業、宿題忘れたら叩かれました😢
山形出身ですけど、麦茶に砂糖 初めて聞きました。経験なしです。
麦茶は夏に作りますが、効能? の良さに心して飲みたいと思いました。
関東だけの風習だったんでしょうかね?
香港に住んでいた時、砂糖入りのお茶が香港人には一般的だったのですが
あまり好きにはなれませんでした。
麦茶に砂糖は、贅沢品でしたね
子供の頃、梅干しの砂糖漬け、手のひらに乗せてくれたお婆ちゃん、最高のご馳走!
今は、ありえない、昭和でした!
初めて聞きました、飲んだことは無いです。
それは知らなかった というか 家ではやっていません
小学校低学年の時、お友達の家に遊びに行ったら砂糖入りの甘い麦茶が出て来て驚いた記憶が今でも鮮明に残っています。
今度試してみます。
父が好んでいたようです。
小学校高学年か中学生になる頃には砂糖なしになりました。