普通の主婦が東大大学院に合格して自分の人生を見つけた超勉強法(ただっち著、KADOKAWA) Kindle版

普通の主婦が東大大学院に合格して自分の人生を見つけた超勉強法(ただっち)は、知識ゼロ・勉強が苦手のの主婦がたった3ヶ月で東大大学院合格を果たしたとする実録エッセイです。学業から離れた「大人が学び直す」ための現実的かつ実践的な勉強メソッドを紹介する体験談です。
自分が、その人と同じことをするかどうかは別として、私はひとさまの成功譚には興味があります。
自己実現する人の、努力のツボや、人生観を参考にしたいからです。
本書は、専業主婦として日々の家事に追われる中、「自分の人生を変えたい」と一念発起した著者が、ほぼゼロから、たった3ヶ月で東大大学院修士課程(心理学)合格を目指し、実際に合格を勝ち取るまでの道のりを詳細に綴ったノンフィクションと宣伝されていました。
常識的に考えて、主婦が、たった3ヶ月で、国内最高銘柄大学の最高学位に合格できたら、予備校は商売上がったりですけどね。
著者のただっちさんは、もともと英語が得意だったものの、それを活かして何かをしたいという明確なビジョンはなく、むしろ「自分は勉強に向いていない」と思い込んでいたそうです。
しかし、「得意」よりも「興味」や「理想の自分」を優先して未知の分野に挑戦することを決意。
家事や家族(夫のみ、子どもなし)との時間をやりくりしながら、自分なりの「超合理的な勉強法」を編み出していきます。
結論から書くと、「英語が得意だった」ことがポイントだったようです。
英語が致命的に駄目な私は、そこから違っておりました(涙)
本書の構成と主な内容
【本の紹介??】東大に合格した主婦の超・合理的勉強法をまとめた本『普通の主婦が東大大学院に合格して自分の人生を見つけた超勉強法』が発売????https://t.co/9lEXNAjpeC
— ライブドアブログ (@livedoorblog) June 29, 2020
『ただの主婦が東大目指してみた』の@LFFXCTrTxrjXwwKさんの書籍です?? pic.twitter.com/zz7D2DTM68
本書は、以下のようなテーマごとに、著者の体験とノウハウが章立てで紹介されています。
なぜ大学院を目指したのか?
……主婦が進学を志す理由や、人生の転機となったきっかけを丁寧に解説。
「自分は勉強に向いていない」は思い込み
……勉強が苦手だと思い込んでいる人へのメッセージと、思い込みを打ち破る方法。
暗記が苦手な人でもできる記憶術
……天才でなくても実践できる暗記法や、効率的なインプットのコツ。
三日坊主を克服する勉強継続法
……モチベーションが続かない人向けに、継続を可能にする工夫や習慣化のヒント。
「願望ノート」で夢を叶えるセルフマネジメント
……自分の願望を明確にし、肯定的な言葉で書き出すことで意識を変える「願望ノート」の活用法。
大人の勉強時間確保術
……家事や仕事に追われる中で、勉強時間を捻出するためのタイムマネジメント術。
スキマ時間の活用法
……通勤や家事の合間に「耳」を使って学ぶなど、細切れ時間を最大限に活かす方法。
合理的勉強法については、参考になりました。
見どころ・心に残るポイント
1.「やらされる勉強」から「自分のための勉強」へ
著者は、夫と一緒に作ったタイムテーブルでは失敗したが、自分の目標のために自発的に作ったスケジュールは続けられたと語ります。
「やらされ感」ではなく、「自分のため」「好きでやっている」というポジティブな感情が、継続と成功の大きな鍵だったと強調しています。
2.家事との両立・タイムマネジメントの工夫
家事は午前中に集中して終わらせ、午後は自分の時間にする。全てを完璧にこなそうとせず、力を入れる家事と手を抜く家事を明確に分けて効率化するなど、主婦ならではのリアルな工夫が満載です。
3.「願望ノート」で自己肯定感を高める
著者は「願望ノート」に、叶えたいことを毎日書き出すことで、自己肯定感が高まり、無意識レベルで成功に近づけると提案。
たとえすぐに叶わなくても、願望を書き続けることで、日々の生活の中でヒントやチャンスに敏感になれるといいます。
4.勉強が苦手な人でも実践できる方法論**
「暗記が苦手」「三日坊主になりがち」など、誰もが抱える悩みに対して、著者自身の失敗や試行錯誤をもとに、すぐに真似できる具体的な解決策を提示。
大人になってからの学び直しに悩む人、自己流でうまくいかなかった人にも役立つ内容です。
5.「スキマ時間」と「耳」を使った勉強法
家事や通勤など、まとまった時間が取れない中でも、「耳」を使って音声教材を聴くなど、スキマ時間を最大限に活かすテクニックも紹介。
忙しい社会人や主婦にとって、現実的で実践しやすいアドバイスが光ります。
この本が与えてくれるもの
著者の「普通の主婦」という立場や、決して天才ではない等身大の視点が、多くの読者の共感と勇気を呼び起こします。
1.「自分には無理」と思い込んでいる人への勇気
2.大人の学び直し・リスキリングに悩む人への現実的ヒント
3.家事・育児・仕事と両立しながらも夢を諦めない生き方
4.自己肯定感を高め、前向きに人生を切り開くための考え方
「やればできる」「自分の人生は自分で切り開ける」というメッセージが、読後に心強く響く一冊です。
私の結論
本書のテーマである東大大学院は、たぶん普通の読者がいくら熟読しても、合格は難しいと思います。
3ヶ月で準備なんかできるわけありません。
では、なぜ著者は受かったのか。
英語の試験が、ヤマがあたって、勉強したところがそのまま出たそうです。
そして、主婦業の合間に仕事で漫画などを描いていることから、学生生活を漫画のネタにするのではないかと考えた教授が、面白いから合格させてみよう、と思ったフシもあります。
もちろん、そういうことを嫌う担当教授なら、逆にそれが原因で落ちていたかもしれません。
つまり、努力して勉強したという「必然」だけでなく、ヤマが当たったり、いい先生と出会ったりした「偶然」もあって合格できたのです。
大学院というのは、研究課題の評価+教授とのつながりが大事なので、地道に問題集を解きましたという勉強をいくら繰り返しても、それだけで受かるものではないのです。
人生は運も大事だよな、というか、運がないと、東大院合格のような自己実現はむずかしいなと思います。
ただし、東大ほどの銘柄ではなく普通に勉強していれば受かる大学院や、学校の受験ではなくても、資格試験や生涯学習で、短時間で合理的に暗記や理解ができる方法はたくさん書かれていて役立ちます。
たとえば、「士業」やTOEFLなどのの資格試験、社内の昇進試験などを受けてみよう、なんて思われている方は、役に立つと思います。
いかがですか。何かチャレンジされる予定はありますか。

普通の主婦が東大大学院に合格して自分の人生を見つけた超勉強法 - ただっち
この記事へのコメント
まさに運根鈍ですね。
柔軟な思考を持つ人は、社会でも通用しますが
成績だけが善かった人は「・・・」
しみじみ、頭がいい人ではなく、頭の回転が良い人
社会に順応できる人が増えるような教育に変えて欲しいです
みたいな考えを持っちゃいました^^;
でも、本の記憶術・勉強継続法・スキマ時間の活用法は活用できそうです。
大人になっても、今や社会人入学できる大学はいっぱいありますし、学びたい時が学ぶ時ですよね。
nice!です。
困難ですので。この方を合格させた大学院側もほめるべきだと私
は思います。
辛いことに挑戦の時ははるか昔に過ぎ去りました。
おはようございます。
ナイスです♪
もーーー勉強は したくない・・・子供の頃 もっと本を読んでおけば・・
良かったと つくづく 思うのですが・・文字で寝落ち
各家庭環境は 大切だともいます
人間、意欲があればいろんなことができるんだなぁと思いました。
彼は今でも現役で、たまに大学からの講演依頼もあるそうです。
自分的には、先輩に0点取らなきゃ大丈夫って云われた実技優先でしたから。
他は8科目が6かもくだったり。
受験って住んでしまった今は、塾をバス停で眺めて大変だな~って眺めています。
過ごしにくい世の中になっています。
あ~ぁ。
素晴らしいですね。
大学院に合格した会社員の話ですが
大学院の教授は自分が知らない
会社の裏情報を知っている学生を合格させることはあると聞いています。
世間知らずの大学教授から見れば喉から手が出るほど欲しいのだそうです。
『チャレンジ』
必要ですね(^^)
NICEです
結婚生活も然り、夢を子供に託し(2人)大学に
ある時長男が僕たちはもう大丈夫だからお母さん高校に行ったら
と言ってくれましたが、学校よりも社会で大切な事多く学べたから
学歴無用と答えて今日が有ります、人生振り返れば最高~幸せな道
やっぱり人の名前、野菜の名前が突然度忘れのように忘れて、暫し考えます。
すぐ思い出す時もあれば、思い出せず、ある時突然思い出したりします。
なるべく、運動し、適度な刺激を自分に与え、少しでも遅らせたいものです。
食べ物、運動も気は付けていますが、成る時はなるよね!