キウイやサクランボ、色によって栄養価は違うのか? 緑キウイvsゴールドキウイ、佐藤錦vsアメリカンチェリーを徹底比較!

スーパーで果物を選ぶとき、「緑のキウイと黄色いキウイ」「赤いサクランボと濃い紫色のサクランボ」など、同じ名前の果物でも色が違ったり、呼び名が異なっていたりすることがありますよね。見た目だけでなく、味や栄養面にも違いがあるのでしょうか?
今回は「キウイ」と「サクランボ」を例に、色の違いによる栄養成分や特徴、食べ方の違い について詳しくご紹介します。
果物の色と栄養には深い関係があった!?
果物の色は、単なる見た目の違いではありません。
実はその色には、含まれる色素=植物性の栄養素 が関係しています。
たとえば、赤や紫系の果物にはアントシアニンという抗酸化成分が多く、緑系の果物にはルテインや葉緑素(クロロフィル)などが豊富です。
このように、果物の色からある程度その栄養内容を予測することができます。
それでは、具体的に「キウイ」と「サクランボ」の色の違いと栄養価、そして品種ごとの特徴を見ていきましょう。
キウイ:緑と黄色、どう違う?
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キウイフルーツには主に「グリーンキウイ(ヘイワード)」と「ゴールドキウイ(ホート16A)」があります。見た目だけでなく、味や栄養価にも差があります。
■ 栄養成分の違い

ビタミンC はゴールドキウイの方が多く、風邪予防や美肌効果に期待。
アクチニジン というタンパク質分解酵素は、グリーンキウイの方が多く含まれており、肉料理と一緒に食べるのに向いています。
ルテイン は目の健康維持に重要な成分で、グリーンキウイの方が豊富です。
■ 味の違い
ゴールドキウイは糖度が高いため甘みを感じやすく、子どもでも食べやすい傾向。
グリーンキウイは酸味がしっかりしており、シャープな味わいが特徴です。
また、ゼスプリ社の広報室によると、「ゴールドキウイは糖酸比やアミノ酸バランスを考慮して品種改良されたものであり、よりまろやかな甘さを楽しめる」とのこと。
サクランボ:国産と輸入品、それぞれの魅力とは?
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サクランボには大きく分けて「国産のサクランボ(代表的なのは『佐藤錦』)」と「アメリカンチェリーなどの輸入品」があります。
見た目や味、保存性、使い勝手まで、さまざまな違いがあります。
■ 代表的な品種と特徴
● 国産サクランボ(佐藤錦)
色合い:明るい赤色
特徴:ジューシーで甘酸のバランスが良く、風味豊か
食べ方:生食がおすすめ。ケーキやタルトにも向く
保存性:日持ちが悪く、冷蔵庫で2~3日程度
● 輸入サクランボ(アメリカンチェリーなど)
色合い:濃い紫~黒ずんだ赤
特徴:サイズが大きく、甘みが強い
食べ方:焼き菓子やジャム、赤ワインを使った煮込み料理にも◎
保存性:国産よりも日持ちが良い
デイビースコット社によれば、「甘みが強いものは日持ちが悪い傾向にあるため、国産サクランボは新鮮なうちにお召し上がりいただくのがベストです」とのこと。
一方、アメリカンチェリーは甘みが強く、赤ワインとの相性も抜群。例えば、ハンバーグやビーフシチューなど、赤ワインベースの料理に合わせるとよりおいしくいただけます。
栄養成分の違いはあるの?
サクランボの糖分は主にブドウ糖や果糖で構成されており、酸味はリンゴ酸やクエン酸といった有機酸によって決まります。
ただし、品種間での栄養成分の差はそれほど大きくなく、基本的には「見た目」「味」「用途」で使い分けるのがよいでしょう。
アントシアニン というポリフェノールは、どちらのサクランボにも含まれており、抗酸化作用が高いことが知られています。
ビタミンC やカリウム もバランスよく含まれています。

実際にどう使い分けるべき?
キウイの使い分けポイント
グリーンキウイ :朝食やサラダ、ヨーグルトなどに。アクチニジンが多いので、ステーキや鶏肉の下ごしらえとしても役立ちます。
ゴールドキウイ :デザートやアイスクリーム、パンケーキなど、甘さを活かしたいときに最適。子ども向けにもおすすめ。
サクランボの使い分けポイント
佐藤錦 :生で食べるのが一番おいしい。そのまま食べるほか、飾りとしてタルトやマカロンにも。
アメリカンチェリー :ジャムやコンポート、パイなどの焼き菓子向き。赤ワインとのペアリングにも挑戦してみてください。
鹿児島県の老舗・松元青果商店さんによると、「アメリカンチェリーは加熱することで甘みが引き立ち、ムースやソースとしても楽しめますよ」とのこと。
果物の色を意識して、より美味しく、より健康に!
果物の色は、単なる見た目の違いではなく、含まれる栄養素や成分の違い を示すサインでもあります。
特に野菜や果物には「カラフル=多彩な栄養」という傾向があり、色んな色を取り入れることで偏りなく栄養を摂取できます。
緑の果物:ルテインや葉酸、食物繊維など
黄色の果物:ビタミンCやβ-カロテンなど
赤や紫の果物:アントシアニンやポリフェノールなど
キウイもサクランボも、色や品種によって特徴が異なるので、目的に応じて使い分けるとさらに美味しく、健康的に食べることができます。
みなさんは、キウイやサクランボは色で利用を分けていますか?
朝食派ですか?デザート派ですか?それともお酒のおつまみ派ですか?
※参考文献・協力企業様:
ゼスプリ・インターナショナル・ジャパン 広報室
デイビースコット株式会社
全日空商事 astyle お客様サービス係
松元青果商店(鹿児島県)

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この記事へのコメント
佐藤錦は、姉の嫁ぎ先から送られてくるのを
首を長くして待ってます
アメリカンチェリーの方が好きですが
買ってもらえません
主人の実家で義父がずっとキウイを育てていたので、嫌と言うほど緑のキウイを食べさせられたので…
さくらんぼは、やはり佐藤錦を好みます。
アメリカンチェリーは、ちょっと甘さがくどいような気がして^^;
加熱したことはなく、常にデザートとして食べていました。
栄養価の高いゴールドキウイを食べたいのですが、グリーンより値がはります。
朝はグリーン
夜はゴールドを食べてます
だから私は同じ野菜でも色が違う品種を植えて、料理してます。多少味も食感も違ったりするので、面白いですが、作り手としては途轍もなくその野菜によって癖と栽培方法があるので、大変です。
nice!です。
最近は、稀に緑キウイだけに、私はなってしまいました。
果物はデザートとして利用しています。
キウイはほぼ一年中販売しているので一番よく食べる果物です。
色によって栄養価に差異があるんですね。
品種によってこんなに栄養価に違いがあるとは驚きでした
参考にさせていただきます。
NICEです(^^)
ナスにトマト きゅうりに かぼちゃ 見てるだけでも 涼し気
同じ果物でも色によってけっこうな違いがあるんですね。
こちらはこの記事で初めて知りました。
キウイのTVCMでは両方一緒に登場しますが、
短い時間では限界があって、このへんの紹介は難しいんでしょうね。
ビタミンCが多いなら良かったです^^
サクランボは佐藤錦が好きですが高級品ゆえ食べる機会は少ないです。
フルーツは朝食で食べることが多いです。
いませんので、たまに買って食べています。
サクランボは山形のみ、殆ど買って食べた事ないです。
栄養価の色によっての違い、色々あるんですね。
サクランボは佐藤錦ですがサクランボツアーで食べた
山形の農園の味に勝るサクランボにあり付けていません。