ImageFXとGoogle AIスタジオで最新動画を作成してみる

デジタルコンテンツが飽和する現代において、ビジュアルの力はこれまで以上に重要になっています。そんな中、Googleが提供する最先端の画像生成AI「ImageFX」と「Google AIスタジオ」を使って、自分の想定した簡単なシーンの動画を作成してみました。
今日の記事は、YouTube動画を、業者に頼まず自作されている方にとっては、「今更」の初歩的なものです。
が、複数のAIアシスタントを連携させた初心者の作例という意味で、記事にしてみました。
よろしかったら参考になさってください。
何をするかというと、まず「ImageFX」で、自分が想定するシーンを画像で作成します。
次に、「Google AIスタジオ」を使って、その画像を動画化します。
YouTubeで、ナレーションをかぶせる動画を「無料で」自作する場合、これは使えるのではないでしょうか。
ImageFXとは?(Geminiより)
ImageFX(https://labs.google/fx/ja/tools/image-fx)は、Googleが開発した最新の画像生成AIモデルであり、特に「テキストから画像を生成する」ことに特化しています。
ユーザーが入力したテキストプロンプト(指示文)に基づいて、全く新しい画像を瞬時に生成することができます。
DALL-EやMidjourneyといった、先行する画像生成AIと比較しても、その性能は日進月歩で進化しており、Googleの強力なAI研究開発力がその基盤となっています。
機能や性能の高さを言語化はできますが、まあ論より証拠で、こういう場合は作成をご紹介したほうがいいでしょう。
まず、次のプロンプト(司令文)を作成しました。
・羽田空港を見渡せる明るい会議室で、ガラス製のホワイトボードに「梅雨が起こる仕組み」について絵や文字を書いている女性の様子を撮影している様子。。そして、4パターンの画像ができました。
・「雨」と書かれたTシャツを着た女性がにこやかに説明を書き込んでいる。
・ホワイトボードには、「梅雨の仕組み」というタイトルが書かれ、絵や図とともに説明が書かれている。
・ホワイトボード左側。
「梅雨はどうして起こるの?」
オホーツク海気団(冷たく湿った空気)と小笠原気団(暖かく湿った空気)
2つの気団がぶつかって梅雨前線が形成
春から夏にかけて日本列島付近に停滞
湿った空気を持ち上げることで長期間にわたる雨をもたらす
・手描き絵による説明
気温や湿度が高くなる
↓
カビの発生
洗濯物の乾きにくさ
生活にも影響を与える

ひとつひとつは、ホワイトボードの映り込みまで、かなり精緻に作られています。
これだけでも、たとえばブログ記事のイメージ画像で十分使えるクオリティだと思います。
では、その中のひとつを、

「Google AIスタジオ」を使って動画化します。
Google AIスタジオで動画を作る
Google AIスタジオ(https://aistudio.google.com/prompts/new_chat)とは、Gemini モデルなどのAIモデルを無料で利用できる開発環境です。
トップページから、「Generate Media」⇒「veo」と進み、先程作った画像を指定して動画を作成します。
そして、出来上がった動画がこちらです。
有料プランに入っていないので、限られたことしかできませんが、無料でもここまでできるということです。
まとめ
先日は、Heygenで動画を作成する手順をご紹介しました。
HeygenはAIアバター動画生成ツール、多様な用途に対応 https://t.co/mS43pKLkpS
— 戦後史の激動 (@blogsengoshi) April 8, 2025
Heygenの場合、出来上がった原稿を放り込んで、モデルを選ぶと、モデルがその原稿の中身を整理して話す動画を自動的に作成してくれました。
今回は、音声は入らないのですが、動画のモデルや場面設定自体を自ら作成できる自由度があります。
ですから、YouTubeの動画やプレゼン動画の背景に使えると思います。
2025年現在、AI技術は日々進化しており、ImageFXもまた、その進化の最前線に位置しています。
もちろん、AIが人間の創造性を完全に代替するわけではありません。
しかし、ImageFXのようなツールは、人間の想像力を刺激し、これまで不可能だった表現を可能にする強力なパートナーとなり得ます。
以前ですと、AIに質問して、回答が出てきたら、「わー、便利だ」と感動する段階でしたが、最近では、今回のようにそれぞれ得意分野の異なる複数のAIを連携させて成果物を完成する段階に入りつつあります。
AIが描く新たな世界は、これからますます進化します。
使って損をするものではありませんし、必要なときには、自らの表現力を助けてもらうツールとして大いに利用しましょう。

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この記事へのコメント
AIの使い方で大きな差が出る時代になりそうですね。
司令文を英文で送ったので、ボードの文字も英文になっていました(汗)
でもまあ、日本語ならImageFXよりChatGTPの方が強いみたいです。
ただ、ImageFXは無料でいくつも作れるので、文字をそんなに気にしなければ、ImageFXで良いのではないかと思います。
地元では知事がキャンペーンソングをAIで作ったものが流れてます
やってみたい気がするけど、私にできるかしら?と思い、忙しさにかまけ、この情報をインプットして、冬にゆっくりやってみたいと思っています。
いっぷくさんのブログにはいつも刺激を受けています。
使いこなすにはかなりハードル高そうです。
それにしても、こういった技術はどこまで進化するんでしょうかね。
その技術を駆使していろんなコンテンツを製作する人もスゴイと思います。
nice!です。
まずは、画像をつくってみようと思い
「ゲレンデを走るパピヨン 薄茶」といれただけなのに、あっという間に以前飼っていた愛犬の写真を作り上げてくれました。この子は雪が大好きだったので、毎年スキー場に連れて行ったのです、画像ですが走っている姿がよみがえりました。
薄茶と白のパピヨンはめずらしいのですが、その色合いもほぼ正確に表現、もう少し細かくプロンプトを入れれば、完璧に再現してくれたと思いますが、こんなで簡単に画像が作れてしまうのは怖い気がして、それ以来やっていません。
世の中のフェイクニュースなんて簡単につくれてしまいますね、ましてや動画はさらに、リアリティがあります、これからのわたしたちは、写真や動画を観て、まず疑ってかかるマインドが必要な気がします。
こういう技術の仕組みを知ることにより、いろんな騙しからのがれられると思うので、自分で作ってみる事はとてもいいと思います
いまのうちについていけてないと、
近い将来、AI落ちこぼれになってしまうと思います。
一方で、フェイクも増えるので、生成AIの生成物かの
判定(広い意味ではファクトチェック)の技術の進歩
も不可欠です。
先日、スマホのAIアシスタントがあるのが分かり、質問して見た所
素早い答えが....
AIを知ったのは、いっぷくさんのお陰です。ありがとうございます。
こんなことが簡単にできるとは
子供の時はこんなことは想像もしていませんでした
付いていけずに、ウロウロ~ヨタヨタ~~
>侘び助さん
>2025年06月20日 21:31
>時代遅れの昭和2桁入り口生まれ・・・
私も昭和真ん中辺で、もう年金世代なんです
面白いからついていけるところまでついていく、という感じです。