薬指を除く指先の「井穴」刺激健康法はまだ健在
手軽で効果的な健康法として「爪もみ療法」が再び注目されています。この療法の核心にあるのが、爪の生え際にある「井穴(せいけつ)」というツボの刺激です。特に薬指以外の指の井穴を刺激することで、副交感神経を優位にし、免疫力を高める効果が期待されています。
1990年代後半から2000年代初頭にかけて、新潟の温泉病院の外科部長だった福田稔医師(医学博士)と、その協力者である新潟大学医学部教授だった安保徹氏(免疫学者)が、爪の生え際にある神経線維を刺激することで、自律神経のバランスを整え、免疫力を高めるという考えで「爪もみ健康法」を提唱しました。
自律神経には、体を活動させる「交感神経」と、体をリラックスさせる「副交感神経」の2種類があります。
現代人はストレスや不規則な生活により、交感神経が優位になりがちで、このバランスが崩れると、がんや様々な疾病を引き起こすと提唱しました。
今ではこれは常識ですが、当時、医学に精通していない一般の人に、これを啓蒙したのは画期的でした。
その対策として、東洋医学の考え方を採り入れ、爪の生え際にある「井穴(せいけつ)」というツボを刺激して、自律神経のバランスを整え、免疫力を高める健康法です。
具体的には、爪の生え際を押して、副交感神経を優位にします。
反対の手の親指と人差し指で挟むように、やや強めに10-20秒間刺激。
ただし、薬指は、交感神経を刺激してしまうのでのぞくそうです。
副交感神経が優位になると、白血球における顆粒球の割合が減り、リンパ球の割合が増えることで臨床的に確認できます。
福田医師たちは、日本自律神経免疫治療研究会を立ち上げ、爪もみ健康法の臨床報告会など行っていましたが、残念ながら「こうもむと、こう改善してがんが治った」というような理想的な報告はなく、そのうち福田医師も安保医師も亡くなってしまい、表舞台から消えていく数多の民間療法のひとつであると思われました。
が、こんにちSNSを見ると、爪もみ健康法についてのポストが、今もたくさんあることに気が付きました。
がん治療の決め手になるかどうかは別として、日頃の体調管理、自然治癒力の強化、リラックス状態の促進などを、お金もかけずに簡単に実践できるということで、根強い人気があるようです。
免疫力アップとリラックス効果
自律神経失調症、動悸や息苦しさを感じる方は「爪もみ」を習慣化しましょう。爪もみは古くから伝わる健康法のひとつ。爪の部分は経絡の終点かつ神経線維が密集していることもあり自律神経を調整します。また爪の部分にあるツボは心窩満(みぞおちの膨満感や緊張)に使う部分です。ぜひお試し下さい! pic.twitter.com/9pUCmXajGB
— 久保 和也(Kazuya Kubo) (@kubo_tubo) April 24, 2023
井穴は、東洋医学において重要な意味を持つツボです。
爪の生え際の両角に位置し、神経線維が密集している特別な場所として知られています。
絆すてーしょんの研究によると、「手指には神経が集中しており、その為脳や自律神経とも関わりが深くなる場所」です。
この神経の集中が、井穴刺激の効果の基盤となっています。
この刺激により、
交感神経の異常亢進が抑制される
副交感神経が優位になる
リラックス状態が促進される
自然治癒力が高まる
と、されています。
2023年のPMC研究論文によると、末梢刺激は以下のメカニズムで免疫調節を行います
1.感覚神経の活性化:機械的刺激が感覚神経を活性化
2.自律神経反射の誘発:脊髄から脳幹への信号伝達
3.迷走神経-副腎経路の活性化:抗炎症作用の発現
4.免疫細胞の調節:マクロファージやNK細胞の活性化(組織修復と免疫バランスの改善に寄与)
と、指先への刺激が免疫システムに与える影響が詳しく解明されています。
電子針を使った刺激もあり
【衝撃】1分でok習慣??「爪もみ健康法」!免疫力を高く維持するって大切。特に子どもは免疫獲得中?。免疫力さえ高く維持することができれば体の中の兵隊さんたちが常に万全スタンバイでいてくれる!何かに罹患しても軽く済む!そして体のアップデート完了♪出来るだけしんどい思いはしたくないね?? pic.twitter.com/ag4PUiK7to
— リカ@プレッパーのプ (@bousai_oni_) June 26, 2024
私も、電子針を使って、この療法は、時々実践しています。

がん対策ですが、民間の健康雑誌(『爽快』など)にわずかに出ている「臨床例」では、進行の遅い前立腺がんや甲状腺がん、胃のマルト型悪性リンパ腫など、「タチがそれほど悪くないがん」に対して、わずかに数値の改善(副交感神経が優位になる)らしきものが見られただけだったと記憶しています。←それも統計的に有意がどうかはわかりません。
病気になると、交感神経がものすごい勢いで優位になってしまうので、爪をもんだぐらいでは対抗できなくなってしまうのかもしれません。
ただ、この治療を行う病院によっては、施術によって血の色が変わった、すなわち血流が改善された証拠としての画像は公開されています。

https://www.dr-madarame.com/medical/ より
要するに、施術による成果はありますよ、ということです。
ですから、自律神経が落ち着いているときに、生体防御反応を鍛えておくという意味で、日頃から継続的に続けることが大事だと思います。
ちなみに、学会では、白血球の中のリンパ球の割合が40%ぐらいが理想だとしています。
病気になると、20%ぐらいまで減るそうです。
爪もみ健康法はご存知でしたか。

効く! 爪もみ - 鳴海理恵, 一般社団法人 気血免疫療法会監修
この記事へのコメント
爪もみ健康法懐かしいですね。
過去にやったことがあります。
耳揉みはたまにやってます
手軽に出来るようなので、やってみたいと思います。
手軽にどこでも出来る感じで良いですね。
病院の待ち時間とか良いな!と思いました。
元気かどうかの注意が行くだけでも、効果あると思います。
梅雨明け以降日照り状態に台風15号の雨は恵みです。
でも、大雨は要りません・・・(*^_^*)!
マッサージ 再開しまーーす
爪もみ健康法、やってみました。
刺激があっていいですね😊
どれもが科学的に立証されているわけではありません。
自己責任でお願いします。
お~、そ~なんですね。
一度、試してみよう
NICEです(^^)
昼寝‣夜寝三昧の日々(^_-)-☆