ヒートショックプロテインマイルド加温健康法・講演録から
ヒートショックプロテインマイルド加温健康法については、これまでも何度かご紹介していますが、今日は提唱者である伊藤要子先生の講演録をご紹介します。42度の風呂に10分入り体温を38.5度にすることで生体防御反応を高める健康法です。
いつものように、マイルド加温健康法のご説明から。
私たちの体は水分をのぞくと、ほとんどがタンパク質からできています。
その中のひとつである、HSP(ヒートショックプロテイン)は、細胞のダメージを防いだり、修復したり、悪い細胞をアポトーシス(自死)させたりしてくれるものです。
では、どうやってそのタンパク質は手に入れるのか。
元愛知医科大学医学部の准教授で、HSPプロジェクト研究所所長、医学博士、薬剤師、臨床検査技師、第一種放射線取扱主任者の伊藤要子先生は、42度のお風呂に10分入って体温を38.5度にすることで、体内のHSP(ヒートショックプロテイン)の産生を最大限にし、健康や美容、運動能力の向上、アンチエイジングなどの生体防御反応を高めるといいます。
体温を上げるストレスで、生体を防御するタンパク質が出る仕組みを利用しています。
たとえば、肉・魚介・野菜などの食材を、50度のお湯に通したり洗ったりすると、菌が減少したり鮮度が蘇ったりすることが話題になったことがあります(低温スチーミング調理)。
あれも、50度のお湯にさらされることで、食材がHSPを産生しているといわれています。
お風呂に入ればいい健康法ですから、誰でも特別な準備は要らず、日常生活の中で実践できます。
これまでにも、伊藤先生の書籍はご紹介してきましたが、今回は学生を対象とした講演で、より詳細な解説が行われています。
今日は、その要点をご紹介します。
日常的に遭遇する様々な外敵障害から身体を守る
ヒートショックプロテイン入浴法 - HSP研究者 伊藤要子のホームページです https://t.co/0TMkpG746C
— pikkicchee (@NetHohu300) July 18, 2024
この文書は、愛知医科大学の、伊藤要子助教授(当時)時代の、熱ショックタンパク質(HSP)と温熱療法に関する教育講演の抜粋です。
https://dbarchive.biosciencedbc.jp/yokou/pdf/2007/200704183060008.pdf
以下、伊藤先生の考察をまとめます。
私の考察ではなく、伊藤先生の考察の要約です。
HSPとは、細胞をストレスから守る根源的な防御タンパク質であること。
そして、マイルド加温(42度のお風呂に10分つかること)がHSPの誘導を促し、病気の治療や健康維持に役立つことが説明されています。
また、従来の治療が困難だったタンパク質の構造異常に起因する疾患(フォールディング病)に対しても、HSPが修復作用を持つ可能性が示唆されています。
HSPは、別名ストレスタンパクとも呼ばれ、私たちが日常的に遭遇する様々な外敵障害から身体を守るための根源的な生体防御タンパク質です。
具体的には、以下の役割があります。
ストレス防御と細胞の修復
HSPは、高温環境(熱ストレス)だけでなく、物理的・精神的な様々なストレスによって誘導されます。ストレスで傷害を受け、構造異常を起こしたタンパク質を修復し、細胞を元の健康な状態に戻します。ストレスによる損傷が非常に大きい場合でも、HSPは損傷タンパク質を修復しようと試みます
免疫機能の増強
HSPは免疫系にも深く関与しており、免疫機能を高める作用があります。
NK活性(ナチュラルキラー細胞の活性)の増強。
樹状細胞の数と活性の増強。
癌ワクチン作用
分子シャペロンとしての機能
ストレスのない平常時には、HSPは分子シャペロンとして機能し、細胞内でのタンパク質の合成、運搬、分解といったタンパク質の一生に深く関わっています
タンパク質は、アミノ酸の鎖が複雑に折りたたまれて特定の立体構造になります。この立体構造が正しい機能を持つために不可欠です。分子シャペロンとは、タンパク質の折りたたみの過程で、そのタンパク質が適切な形になるように助ける機能です。
成長・治癒過程への貢献
多くのタンパク質が必要とされる増殖や治癒の過程ではHSPが必須であり、HSPを増やすことで症状の緩和や治癒の促進が期待されます
最近話題のプリオン病、アルツハイマー病、パーキンソン病などの「フォールディング病」は、タンパク質の構造異常(ミスフォールディング)が原因で細胞が死滅する疾患です。HSPは、これらのタンパク質の構造異常を修復する役割を担います。
マイルド加温療法によって誘導されるHSPの働きにより、様々な疾患の治療や症状の緩和、健康の増進に貢献します。難治性疾患においても、HSPのみでは不十分な場合でも症状の緩和が期待され、その有効性はさらに広がると考えられています。
すべてのがん患者の皆さんへ
やべぇ、伊藤要子すげぇ∑(゚Д゚)
— たいくん?? (@28____VIPJ) July 28, 2014
TVタックルでたか! pic.twitter.com/poXpW0Sw9P
伊藤要子先生は、このマイルド加熱療法を、がん治療に役立てられないかと考えてきました。
その気持から、自己申告で、がんの闘病年数にあわせてバッチと表彰状を、すべてのがん患者対象に授与しているそうです。
くわしくは、先生の公式サイトを御覧ください。
https://www.youko-itoh-hsp.com/2018/04/23/%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%82%93%E6%82%A3%E8%80%85%E3%81%AE%E7%9A%86%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%B8/
今年も猛暑で、シャワーですらいつまでも体がほてりましたが、浴槽にきちんと入る入浴はされていましたか。
42度に10分間入っていれば、自分でも気が付かないうちに、体の細胞は健康になっていますよ。
このブログでは、手間もかからず低コストの健康法をご紹介していますが、その中でもとくにおすすめできるものです。

加温生活 「ヒートショックプロテイン」があなたを健康にする - 伊藤 要子
この記事へのコメント
9月になっても暑いから、浴槽にお湯を張る気になれずに風邪が1カ月半以上も治らないのはちょっと考えないといけないかと…
そろそろ浴槽に入ることも考えないといけませんね^^;
時間が無かろうが10秒でも良いから湯船につかるようにしてます
42℃の風呂に入っていますが10分は無理ですね。
一度もバスタブにお湯をはって浸かったことがありません。
シャワーオンリーです。
バスタブは要らなかったのですが、補助金が出るので
付けました。
我が家も23度のお湯ですが10分は
入っていられません。
でも体にいいならこれから少しずつ
伸ばして実感してみたいです。
でしたが、加齢してからは厳しいですね。コロナに感染している
かどうかを、病院等の入り口等で体温チェックして判定するのも、
体が38℃前後に体温を、ウィルス排除の為、普通は上げると
いう原理に基づいて、いますよね。
こういう殻だのシステムを知るとやってみたくなります。でも、今の時期は暑過ぎて無理。時間的余裕もないので、私の冬課題だな!と思いました。
果たして42℃10分耐えられるかが問題です。それと暇な湯船タイムをどのように10分保つかも課題です。
夕べは満月でしかも皆既月食だったようです。
12時まで待機しましたが睡魔に負けてしまいました 😂
42度といえば少々熱めでしょうか?
もともとのぼせやすくて長湯は苦手なのですが、40℃ぐらいから練習してみようかなと思いました。
私の中では民間療法・健康法に分類されます。
あくまで自己責任でお願いします。
浴槽に浸かるのは温泉に行った時くらいです。
42度は耐えられるかな??