実家じまい問題を考える、親子で話し合う重要性と実践的な解決策
日本社会の高齢化が進む中で、「実家じまい」という言葉を耳にする機会が増えています。最新の調査では、実家じまいの選択肢として「売却」を選ぶ方が最多の3割に上る一方で、なんと7割の家庭で「親子が相談していない」という驚くべき実態が明らかになりました。
この数字は、多くの家庭が将来直面する可能性のある重要な問題について、十分な準備や話し合いができていないことを示しています。
……と、書かれて話題になっているのが、このニュースです。
実家じまい「売却」が最多の3割 7割が「親子で相談していない」https://t.co/OYONR8mpaW
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) September 21, 2025
実家じまいとは、親が高齢になったり、亡くなったりした際に、実家の処分や管理方法を決定することです。
以前、タレントの松本明子さんが、亡くなった父親の「高松の家を守ってくれ」という遺言により、実家を25年間に渡って、空き家にも関わらず維持。築45年5DKの物件をリフォーム代だけで620万円、東京から通う交通費、水道代など総額1800万円をかけて懸命に維持したものの、25年目についに売却。「肩の荷が下りた」という話をご紹介しました。
松本明子も「肩の荷」、地方の実家は「資産」か「負の遺産」か https://t.co/svj9QIRmQw
— 無明子 (@shirimochigome) September 22, 2025
「家じまい」で考えられる選択肢は、
1.売却……不動産として市場で売り出す
2.相続……子世代が引き継いで住む、または管理する
3.賃貸……第三者に貸し出して収益を得る
4.解体……建物を取り壊して更地にする
5.空き家として維持……そのまま保持し続ける
といったことが挙げられます。
いずれも、すんなりとはいかない事情が生じるので、お墓のこと同様に、生前に親子で話し合って決めておくべきであるが、それが行われていない、ということです。
亡くなることを前提にした話は避けたい、という気持ちはわからないでもありませんが、人間は不老不死ではないので、やはり避けることは、残された子孫に迷惑がかかりますよね。
私の場合は、いろいろあって「2」になりました。
実家ぐらしになる顛末
私は、東京大田区の北部のマンションに住んでいたのですが、突然階下の受動喫煙に苦しむようになり、急遽区内中央部にある実家に戻ることになったのが事の始まりです。
机が隣同士の愚息たちが、机の下で足をぶつけ合うくだらない争いをしていたのが、ツルッとすべって足が部屋を区切るベニヤ板に突っ込み穴を開けてしまい、階下の煙がそこから入り込んでいたようです。
ですから、そこを塞げばよかったのですが、当時は原因が思いつかず、とにかく引っ越し。
ところが、実家は、いつのまにか隣家のアパートに喫煙者が入っており、家は別なのに、建て込んでいるから風向きの関係らしく、こちらも受動喫煙。
仕方なく、マンションがあったところよりさらに北部の“アラウンド田園調布”にある住宅街の借家に「ここなら高級住宅地なんだから大丈夫だろう」と転居したところ、そういうことは全く関係なく、やはり私道をはさんだ隣家が原因で、実家以上に受動喫煙の計測値(PM2.5、有機化合物等)が上がっており、仕方なく1年も住まずに実家に逆戻り。
そこも、本当はいいところだったと思うのですが、受動喫煙があるばかりにねえ……
結局、受動喫煙問題は、全面的に電子タバコにでも置き換わらない限り、自力ではどうしようもないと諦め、また歳も取ってしまったので、今後はもう家賃のかからない実家で、だましだまし補修しながら大人しく暮らそうと思っています。
我が家は、14年前の火災で妻子は気管支をやられ、私も結核の既往があるので、受動喫煙は他の方以上に切実な問題なのです。
「定期借家契約」でお貸ししたらいかがですか
「家じまい」はつらいよ…でも空き家と所有者不明土地が社会の危機に https://t.co/GYIqV2ypZ8
— 猪瀬直樹 【作家・参議院議員、日本維新の会 参議院幹事長】 (@inosenaoki) September 6, 2025
私が提案したいのは、もしもてあましているのなら「3」だと思います。
世の中、住宅に困っている人はたくさんいると思います。
安い家賃で、そういう人々に貸したらいいのではないでしょうか。
困っている人は助かり、資源の有効活用にもなります。
今は保証会社を通すことで、家賃の集金も楽になりました。
私も経験しましたが、中には、処分してもいい家のくせに、欲が出てあれこれ条件つけて交渉がまとまらない、ということもあるのです。
人が住まないと家は傷みますから、結局自分で損をしているのですけどね。
借り手の質のリスクを恐れるなら、不動産業者を仲介して「これをやったら退去させます」というルールを厳格にして、さらに賃貸に期限をつける「定期借家契約」にされたらいかがでしょうか。
田久保マッキー伊東市長のように、常軌を逸した居座りを恥じない「ならず者」も世の中にはいますから、それでもトラブルはあるかもしれませんが、すべてのリスクを恐れていたら何もできません。
みなさんは、しまう側にしろしまわせる側にしろ、「家じまい」についての方針は決めておられますか。

丸わかり 実家じまい (丸わかりシリーズ) - 永野彰一
この記事へのコメント
家じまいは寄付を考えています。
郵便物の整理、掃除、庭木の剪定に誰も住んでいない家に10年以上通い、水道代、電気代、固定資産税を払い続けました。松本明子さんに近い状態ですね^^;
早めに将来どうするか親子で話し合って決めておくのがいいですね。決断は早ければ早い方がいいと思います。
売るに売れないという問題がありますな。
更地にするのもコストも掛かるし。
近所にも空き家がいっぱい。
親の側から話をむけてくれないと、子供から提言しがたいですね。
自分の代になったらなったで思案しきり。。
売却する前更地にしたのですが、あっという間に草木が生い茂り、固定資産税の高額請求が来てびっくりしたそうです。
他県に嫁いだ姉から、帰る場所がなくなると言われ
只今保留中です
したら、更地にするのに 1,000万かかるとの
ことで、リノベして住み続けることになりました。
田舎の家は、200坪の土地家屋に庭などがあり、
壊すのに、今の住宅より手間をお金がかかります。
nice!です。
当時の千住区役所の写真にあるように「池」ですので。根本的
に、住んだ人間の健康には悪く、借家は人助けにはならないと
見ているという事情です。いまは、外国人も含めて大勢が済み、
道路を池の上に作るなどしている為、下水管がぺしゃんこにな
ると同時に、陥没などもしています。
家じまい、私にとっても大きな問題です。
子ども二人は家を建ててしまいましたので
この家は私とともに処分でしょう・・・😂
楽になりましたよ。
東京なら可能かもしれませんが地方は難しいのでは…
引っ越したいと言ってますが、広い家.土地
どう処分するか大変みたいです。田舎は...簡単には売れません。
私の家も、私が元気なうちに如何にか、東京では家はいらないです。
子供に負担かかりますし、東京は売れますけどね。
まさに他人事ではないです。
家、お墓、
う~ん、考えてしまいます。
ともあれ、NICEです
>経済的自遊人
>2025年09月23日 10:06
>3.賃貸……第三者に貸し出して収益を得る
>東京なら可能かもしれませんが地方は難しいのでは…
仰るとおりですね。
私が借りる側でしたが、「3」の物件で、いろいろ条件を出された挙げ句に断られた経験から、ちょっと思い入れが強かったですね。