人生100年時代の新たな働き方か!?
昨今、「観光以上 定住未満」という新しいライフスタイルが注目を集めています。観光地でアルバイトをしながら、泊まりがけの観光も楽しむという暮らし方です。宿泊費が無料で済む上に、短期間で報酬も得られる、まさに一石二鳥の旅のスタイルです。
最近では、このような働き方を支援するマッチングサービスも増加しており、特にシニア世代での利用拡大が目立っています。
「おてつたび」などのマッチングサービスでは、50代以上の参加者が、2021年の8%から2024年には26%へと3倍以上に増加しています。
株クラ大好きおてつたび、社長はなんと35歳らしい。テレビに先ほど出てた。すご pic.twitter.com/pOSzXFcFmM
— Kei. (@kei_3313) October 15, 2025
人生100年時代と言われる現代において、これまでの「退職後は悠々自適」という従来の価値観から、「生涯現役で社会とつながり続ける」という新しい生き方への転換が起きているといわれています。
広がりを見せるマッチングサービス市場
今回の情報源です。
「これまでの知識や経験をいかして働きながら観光も楽しみたい」
— NHKニュース (@nhk_news) October 9, 2025
長野県の老舗ホテルでリゾートバイトを始めた女性のことばです
キーワードは「観光以上 定住未満」
人生100年時代の生き方とは?https://t.co/IJMopCwLCI
リゾートバイト市場は急速に拡大しており、多様なマッチングサービスが登場しています。
これらのサービスは、人手不足に悩む地域事業者と、働きながら旅を楽しみたい旅行者をマッチングし、双方のニーズを満たす仕組みを提供しています。
JTB総合研究所の調査によると、シニア世代が旅行を控える理由として「お金がない」(54.5%)、「同行者がいない」(13.2%)といった課題が挙げられています。
リゾートバイトは、これらの課題を解決しながら、新たな人との出会いや地域との深いつながりを提供する魅力的な選択肢として機能しているのです。
つまり、現地で働きながら滞在費用をまかない、リソート地て過ごすということです。
従来は学生が中心だったリゾートバイトですが、現在では社会人経験者、早期退職者、子育てがひと段落した主婦など、幅広い年齢層が参加しているといいます。
「おてつたび」の調査では、参加者の93%が「ひとり旅」で参加しており、平均滞在期間は2週間となっています。これは単なる観光旅行とは異なり、「暮らすように旅を楽しむ」という新しい旅行スタイルの定着を示しています。
解決すべき課題はある
一見、すばらしいことですが、今回のトレンドにもいくつかの懸念が示されています。
供給過多による競争激化のリスク
最も大きな問題の一つが、参加者の急増による供給過多の可能性です。人気の観光地や条件の良い求人には多数の応募が集中し、競争が激化しています。特に、宿泊費無料で高時給の求人は、応募者が殺到する傾向にあります。
この状況は、参加者にとって機会の減少を意味するとともに、受け入れ先にとっても適切な人材選択の困難さを生み出しています。
慣れない環境でのトラブルリスク
短期間のリゾートバイトには、慣れない土地での就労に伴う様々なトラブルのリスクも存在します。
実際に、短期バイトマッチングサービス全般で報告されている問題として、「応募した仕事内容と実際の業務が異なる」「バイト直前のキャンセル」「ハラスメントの横行」「ブラックな環境での労働」などが挙げられているそうです。
特に、リゾート地という閉鎖的な環境では、職場でのトラブルが発生した際の逃げ場が限られるという問題があります。短期間の雇用であることから、労働条件が曖昧になりがちで、報酬の未払いや長時間労働といった法的トラブルに発展するケースも報告されています。
地域労働市場への影響と正規雇用への懸念
短期間のリゾートバイトのような「非正規」採用で求人が満たせることで、長期的には地域の正規雇用機会に影響を与える可能性があります。
地域住民の安定した雇用機会の減少につながりかねません。また、外部からの短期労働者の流入により、地域住民の雇用機会が圧迫される懸念もあります。
観光業は重要な就職先の一つですが、外部からの労働力に依存することで、地域の若者の雇用機会が減少し、結果的に人口流出を加速させる可能性もあります。
「観光以上 定住未満」のライフスタイル今後のトレンドになるか
きれいにまとめれば、人生100年時代における新しい働き方として、「観光以上 定住未満」のライフスタイルは大きな可能性を秘めています。
しかし、その発展を持続可能なものにするためには、関係者全体での課題認識と対策の実施が不可欠です。単なる流行に終わらせることなく、真に社会に貢献する仕組みとして育てていくことが、今後の重要な課題と言えるでしょう。
……ということで、すべてのしがらみから解き放たれて、そういう暮らし方で全国の観光地を巡るのも面白そうですが、私は無理かなあ。
働くの好きじゃないし。なのに100年働けって……(笑)
お金がなかったら、現地で働いてまで出かけたいとは思わないですが、みなさんはいかがですか。

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この記事へのコメント
でも、膝が悪いから働けるかの懸念はもちろん、病気の飼い猫がいる現状では無理だなって思ってしまいます^^;
だけど90を過ぎると、なんだかんだと
生きるのにお金がかかります。
年金だけじゃ足りないよー、と80を過ぎても
働けるうちは働く人も多いと聞きます。
わたしは、難病を理由に一切、働く気がありません。
年金、健康保険、介護保険、使えるだけ使います。
昨今は重くのしかかりますね。
ただ、旅行では味合えない現地の移住未満はしてみたいです
それを考えたら、仕事をしながらそこの人たちになじんでいく、というのは手っ取り早いです
仕事をするのではなくボランティアのお手伝い程度がいいなあ
自分だけ100歳まで生きたいとは思わないです。
母を見ていて周りにお友達がいなくなって晩年は
とても寂しそうでした。
今のままで世界が止まれば何百年でもいいかな~ (^_-)-☆
安易に首を突っ込むと、こんなハズでは・・となる可能性も高そうですね。
決して働き続けたいわけではないけれど、社会との接点をどこかで持っていたい、みたいな気持ちがあるのかもしれません。
理想的なライフスタイルですね
憧れます。
今はシルバー向け? 何か寂しい世の中って一瞬思いました。
怪我・入院・将来のこととか考えないのでしょうね。
元気に暮らせることを願いながら毎日が幸せ~感謝の日々です。
あって接客が得意でないと勤まらなそうですね。人当たりが良
く気が利く、要領が良くテキパキしているとか・・ダメだわ。