1999年に当時32歳の女性殺害事件。逮捕された69歳の女性は被害者の夫の元同級生だった
名古屋市で発生した事件が、今日のトレンドでした。1999年に当時32歳の女性が殺害された事件で、69歳の女性が逮捕されました。報道によれば、容疑者は被害者の夫の元同級生で、嫉妬から犯行に及んだといわれています。このような「元恋人や元想い人の配偶者」に対する攻撃は、なぜ起こるのでしょうか。
類似事件の存在
今日の情報源です。
【急展開】26年前“主婦殺害”か 69歳女を殺人容疑で逮捕 現場アパート借り続けた…夫の執念https://t.co/ien5ugAL4k
— 日テレNEWS NNN (@news24ntv) October 31, 2025
26年目の犯人逮捕は、被害者の夫の同級生の女性でした。
残念ながら、この種の事件は過去にも存在します。
2018年には、元恋人の交際相手を刺した事件が報道されました。
また、2000年代初頭には、SNSで元恋人の現在の配偶者を執拗に誹謗中傷するストーカー事件も発生しています。
これらの事件に共通するのは、「過去の恋愛関係」が歪んだ形で現在に影響を与えている点です。
なぜ「本人」ではなく「配偶者」に向かうのか
「好きだった人」本人ではなく、その配偶者に攻撃が向かう理由には、複雑な心理が働いていると見られます。
第一に、元恋人本人に対する感情は、「愛憎半ばする」複雑なものであることが多いのだと思います。
直接攻撃するには未練やためらいがある一方で、その配偶者に対しては「私の代わりになった人」「私の幸せを奪った人」という敵対心を純粋に向けやすい傾向があります。
第二に、配偶者を攻撃することで、間接的に元恋人に苦痛を与えられるという計算が無意識レベルで働いている可能性があります。
配偶者を傷つけることが、元恋人にとっての最大の打撃になると考えているのです。
第三に、自分と配偶者を比較した際の劣等感や嫉妬が攻撃性を増幅させます。「あの立場にいるべきは私なのに」という歪んだ思い込みが強まることがあります。
AIのDeepSeekは、このような行動の根底にあるのは、単純な嫉妬ではなく、「所有欲」と「承認欲求」の複合体 と分析しています。
元恋人を「自分のものであった」と無意識に考え、その関係が終わった現実を受け入れていません。
また、「私が選ばれるべきだった」という承認欲求が挫かれたことに対する怒りが、配偶者に向けられているというののです。
同じ事件を防ぐために
過去の恋愛関係についての発信や交流には注意が必要、とDeepSeekはいいます。
SNSで現在の幸せな生活を過度にアピールすることは、場合によっては元恋人や片思いの相手に嫉妬を抱く人にとって刺激となる可能性があります。
ネットは、どこで誰が、どんな思いで見ているかわかりません。
また、元恋人との交流を続ける場合には、現在の配偶者をきちんと紹介し、境界線を明確にすることが大切だといいます。
過去の関係と現在の関係の区別があいまいなままでは、誤った期待を抱かせてしまう危険性があります。
嫉妬の感情とどう向き合うか
人間である以上、私たちもまた、誰かに嫉妬を感じたり、逆に嫉妬されたりするかもしれません。
その感情自体は自然なものですが、それをどう処理するかが重要です。
まず、自分の嫉妬の感情を認め、否定しないことから始めましょう。
嫉妬は多くの場合、自分自身の不安や自信のなさの表れです。「なぜ私はこんなに動揺しているのか」と自己内省することで、本当の感情の根源に気づけることがあります。
次に、現実を受け入れることです。過去は終わったこと、そして誰もが自分の人生を歩む権利があることを心から理解する必要があります。これは簡単なことではありませんが、時間をかけて取り組む価値のあるプロセスです。
嫉妬という感情は、前向きに使えば、大きなエネルギーを持っています。
新しい趣味を見つけたり、スキルアップに励んだり、自分の人生を豊かにする活動に集中することで、過去への執着から解放されやすくなります。
昔は懐かしいですか
学校時代のクラス会の出席が、今回の事件の伏線にあったといいます。
そこで彼の様子を見聞きして、羨ましいと思った容疑者が、犯行に及んだとか。
私は、そうした会合に、声がかかったら、せっかくなので1回だけ行くことにしていますが、それは、現実を見て、「時計の針は戻せない」ことを自分に思い知らせるためで、人脈を作ろうなどと思ってはいません。
ですから、今何をヤッてるとか、どういう家族構成であるとか、それらを積極的に話そうとは思わないし、昔恋心をいだいた人とつながれないかとか、そんなことは全然考えられません。
正直、憧れの異性を一目見るぐらいは、気持ちとしてありますが、それまでの人生をどう過ごしてきたかもわからないのに、うかつに親しくしたら、金を貸せと言われたとか、マルチ商法に誘われるとか、そんなことになりかねませんから。
モテ期のなかった私には、十分にその可能性があるのです(汗)
それにね、歳を取ると、昔がなつかしくなって、そうした催しがおこなわれるようですが、私は歳を取ったからこそ、やりたいことを次々消化したいと思うので、これから何をしようかで忙しくて、過去を振り返ってねヒマはないなと思うのです。
クラス会に出席したぐらいで、配偶者を手にかけられたらたまりませんし、今回見被害者の夫には責任はありません。
ただ、クラス会にも、そんなリスクがあるということを、思い知らされる事件です。
クラス会とか、昔のお仲間との会合は、いかれますか。

つい他人と比べてしまうあなたが嫉妬心とうまく付き合う本 - 根本裕幸
この記事へのコメント
その事件現場の部屋をその後26年間借り続け現場を保存していたのは、すごいです。
同窓会は、もうすべてお断りしています。
結構みな隠居してヒマなせいか出席率は悪くないのですが、酒をふんだんに飲むのが目的みたいで、よっぱらいにくだくだ話しかけられ、アルコール飲まないわたしは面倒くさいだけです。
でも、捜査線上に浮かんでDNA鑑定待ちだったから観念して出頭してきたんだろうって事で…
殺意って何が引き金になるかわからないものですね。
クラス会は、高校卒業後毎年のようにやっていましたが、仕事や結婚などを経て数年ごとになり大々的にしてたのは10年くらい前まででその後はしてないんじゃないかな。
なので、10年前に出席したのが最後です。
遺族の執念が実りました。
人間の嫉妬の怖さを知りました。クラス会は還暦を最後にやめました。どんどん居なくなっているんですよ!
nice!です。
なるほどなあ。
同窓会は年でバンザイ解散です。
中学校は、部活で2期下部長後輩と年賀状を交換程度。
特に、高校については今期で80年間、学校制度が
無変化なのに、腹を立てている関係で、クラスからの
誘いは無いですが、部活の誘いで、その問題を連呼し
て「なつかし会」自体は断っています。高校は更学校、
大学教養は完学校、3~4年だけ大学校に地質年代の
方式を真似て名称変更して、義務教育化すぺきが私の
持論です。
この犯人の一方的な片思いからだとしたら被害者は
いっそう可愛そうですよね 😂
自分は北海道から東京に就職で来て、
今も東京なので、
同窓会や同級会は出てなにです。
嫉妬の殺人x人生を棒に振る愚かな行為。
簡単に人を殺しているような感じがします。
嫌な世の中になりました。
くわばらくわばら。
人は皆、昔のままではいられないはずです。
「済んだことはなかったことと同じでござんす」
と、時代劇木枯し紋次郎のせりふの通り、
現在と未来を見て生きていたいです。
内容を初めて知ってびっくりしました。
そんな嫉妬する様な事がないので、嫉妬は怖いですね。
>新しい趣味を見つけたり、スキルアップに励んだり、自分の人生を豊かにする活動に集中することで、過去への執着から解放されやすくなります。
まさにこんな人生遅れたら良いですね。過去への執着は何の役にも立ちませんね。