デフボウラー、佐藤杏奈選手から考えるデフリンピック
「デフボウリング」の日本代表、佐藤杏奈選手のインタビューを通して、デフリンピックについて理解を助けてくれる動画が話題です。デフリンピックとは、聴覚障害のあるアスリート(デフアスリート)を対象とした国際総合スポーツ競技大会です。
先月、100周年記念大会として、日本で初めて開催された東京2025デフリンピックは、無料観戦&YouTube配信されましたが、ご覧になりましたか。
その中の、ボーリング競技女子団体戦で8位入賞した、佐藤杏奈選手のインタビュー動画が、日本スポーツ振興センターのサイトから配信されています。
佐藤選手は、全国ろうあ者体育大会のボウリング競技・女子個人戦で大会史上初の3連覇(2022年から2024年)を飾り、2024年には第10回アジア太平洋ろう者競技大会の個人種目で金メダル、ペア種目で銀メダルを獲得。
まだ20歳の大学生ながら、国内デフボウラーとしてはトップクラスの実績で、デフボウリングの未来を背負う選手として注目されています。
聴覚障害のあるボウラーの世界
今日の情報源です。
スポーツ振興くじ(toto・BIG)が運営するウェブサイトです。
無音の中で感覚を研ぎ澄ます…佐藤杏奈がデフリンピック金メダルに挑む理由|スポーツ応援サイトGROWING by スポーツくじ(toto・BIG) https://t.co/rfqERe4PkK
— 赤べコム (@akabecom) December 11, 2025
佐藤選手は、先天性の聴覚障害があります。
生まれつきの聴覚障害の場合、音の経験がないことから、聴力だけでなく発語(言葉を話すこと)にも支障をきたすのですが、佐藤選手は人工内耳を使っているため、会話も「ごく普通の20歳女性」で、本人が言わなければ、たぶん周囲は聴覚障害とはわからないと思います。
ただし、デフリンピックは、競技中に補聴器や人工内耳を外すルールのため、「無音の世界」で、いかに体の感覚を研ぎ澄ませて戦っているかを語っています。
一般的なボウリングでは、選手はボールが床に落ちた時の「ドン!」という音や、ボールがピンに当たった時の音を聞くことで、自分の投球の良し悪しを判断します。
しかし、補聴器や人工内耳を外さなければならないデフボウリングの試合では、完全な無音状態となるため、これらの音によるフィードバックを一切利用することができません。
その苦労と対策が語られています。
また、インタビュー中には、「スポーツくじの助成金があることで、私たちはデフリンピックという大きな舞台に挑戦できる」というコメントがあったのですが、そこで、ふと気になったのは、そもそもデフリンピックの「ビジネスモデル」とはどうなっているのか。そして、スポーツくじがそこにどう貢献しているのか、ということです。
AIのGeminiに確認しました。
デフリンピックの財源とスポーツくじの関係
#東京2025デフリンピック #開幕!
— 【公式】東京2025デフリンピック(デフリンピック運営委員会) (@2025deaflympics) November 15, 2025
「きこえない・きこえにくいアスリートによる国際スポーツ大会」デフリンピックがついに本日開幕???
事前申し込みなしで全競技が無料観戦。
会場まで来られない方も、YouTubeでライブ配信をご覧いただけます。https://t.co/WZtN2O4Q0L
手短に結論から書きますと、
・デフリンピック(特に東京2025大会)運営は、公金(税金)が運営費の大部分(約110億円)を占め、スポーツくじ(toto・BIG)の助成金は約15%(約20億円)に過ぎない
・デフリンピックはパラリンピックと違い、オリンピックと抱合せの巨大な「オリンピック・ビジネス」の恩恵は受けていないため、スポンサーがつきにくく認知度も低いことから、チケット収入もほぼゼロで、財源は行政が肩代わりせざるを得ない
・ただし、選手の育成については、「選手を強くする」「選手を大会へ派遣する」という活動において、スポーツくじの存在感が非常に大きい。日本代表選手の強化合宿費用、国際大会への選手団派遣費用、次世代アスリートの発掘・育成などの用途で、スポーツくじの収益が全日本ろうあ連盟などの団体へ支給され、選手活動の根幹を支えている。
ということです。
大会開催については、「障害者の大会ならパラリンビックで統一すればいいだろうう。税金使いやがって」という向きも、ないわけではありません。
しかし、パラリンピックでは聴覚障害は対象外になっています。
何より、
1.補聴器などを外して「完全に音のない世界」で競い合う純粋さ、
2.国際手話という「視覚的な言語」で世界中の選手が直接コミュニケーションを取れる(通訳を介さずに会話できる)文化交流。
そこには、スポーツを通して、世界中の人が言語抜きで交流できる意義があると思いませんか。
今回、私もデフリンピックの背景を知り、それは単なるスポーツ大会としてだけでなく、「音のない世界への文化的投資」という、意義深い催しだと思いました。みなさんは、いかが思われますか。

瞬(またたき)ーデフアスリート33人の瞳ー - 株式会社プラスヴォイス
この記事へのコメント
同じ障害でも、聴覚障害は全く聞こえんくても、障害2級ですよね。
母もひげおじさんも耳が聞こえないのですが、2級って以外に恩恵がなく、補聴器代5万円程度なんです。でも実際は少し便利な物を買うと30~40万。寿命も短かく、お金掛かります。それだけに優遇して、こういう大会に税金を使うのは良い事だともいます。選手のモチベーションが上がります。
そー言えば。。。ないですね
全然別物だったのですね。
デフリンピックも、もっと認知されてスポンサーとかが付くようになれば良いですね。
外れていますが、将来、どちらからも支援が続くようになれば
更に良いですね。
健常者でさえ 難しいプレーに 挑む勇ましさは 見習わなければなりませんね・・障害があるから ひきこもるんじゃなくて 自分に合ったスポーツに出会えて 夢中になれる事を見つけることは 素晴らしい事だと思います
今でこそ オープンになりつつありますが・・それでも 家族や親せきなど
大きな障害を乗り切って 大舞台に立てると言う事は 並大抵のことだはなかろうと・・・思います 頑張れーーと 応援するのみです
中耳炎で片耳が聞こえなくなっただけで、
別世界になりました。
むずかしい世界ですよね。
身近な所であったと知人から聞きました。
音が無く静かな空紺だったそうです。
手話の点字もコミュニケーションの術ですよね。
出来る事が当たり前な世界で在ったらどんなに素晴らしいかと思います。
100年も前から開催されているのに、全く知りませんでした。
これを機に、支援の輪が広がればいいと思います。
ボウリングの醍醐味はあのピンが飛び散るときの音。
それが聞こえないのはちょっぴり寂しいですね 😂
これを機に、スポンサーがついて欲しい物です。
しているかを実感・・・すぐに忘れてしまいますが目から鱗の
ページです感謝!!