生成AIによる画像解析技術の功罪
生成AIによる画像解析技術が進化し、SNSに投稿された何気ない写真からでも瞬時に現在地が特定されるリスクが警告されています。この技術は災害時には有用ですが、プライバシー侵害や犯罪に悪用される恐れがあるため、投稿時の注意点や対策がまとめられています。
NHKニュースでは、AIを使った、画像の場所特定機能によるメリットリスクがまとめられています。
ありふれたスナップ写真を読み込ませ、「ここがどこかわかりますか?」と尋ねると、AIは、可能な限りその場所を特定します。
ですから、SNSに投稿された写真から、自分の居場所や勤務先なども見破られてしまいますよ、という話です。
今までにも、「鬼女」などといって、ネットで炎上した人物の個人情報を特定する「捜し屋」はいました。
しかし、それには相当の技術と経験が必要でした。
ところが、AIが急速に成長したことで、特別な技術がなくても、画像を放り込むだけで、その場所がわかってしまう場合があるのです。
テクノロジーの進化に伴う光と影、そして現代社会が直面している課題を浮き彫りにしています。
生成AIによる画像解析技術
今日の情報源です。
この写真の場所、特定できますか? SNS投稿ですぐに居場所が…https://t.co/nJjjVeDxmj #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) December 20, 2025
記事によると、生成AIによる画像解析技術によって、あまり特徴がなく、人間がパッと見ただけでは分からないような場所であっても、最近では誰でもすぐに特定できるようになっているとされています。
特徴的な建物、道の形など、写真に含まれるさまざまな要素を分解して、判断するそうです。
サイバーセキュリティーに詳しい神戸大学の森井昌克名誉教授は、最近の生成AIは写真の要素を抽出して推論ができるようになっていると指摘しています。
「(AIは)世界中の写真をすべて記憶していて、そこから撮影した写真を照合し、特定できます。何が写っているかによって、いつ写真を撮影したのかも推定することも可能です。最近では、写真から情報を取り出して、推論もできるようになりつつあります」(森井名誉教授)
この技術は、たとえば災害の発生時に、SNS投稿の画像や文章を解析することで、災害や事故の発生場所を特定し、被害の状況などをリアルタイムに捉え、利用者に提供できるというメリットがあります。
その一方で、リア充自慢を投稿していた会社役員が自宅を特定され、ブランド品の財布やバッグなどを盗まれる空き巣の被害に遭ったり、アイドル活動をしていた女性が、SNSにアップした顔写真の「瞳」に映る景色から、ファンの男に住所を特定され、襲われる事件も起きています。
私も、試しに、手元にある画像を、Gemini3.0Proに放り込みました。
何の変哲もない画像ですが、これが回答です。
ここは東京都大田区羽田にある、京急空港線「穴守稲荷駅」から穴守稲荷神社へと続く参道(商店街)の入り口付近です。
画像から読み取れる以下の情報が決め手となります。
1.左側の赤い鳥居: これは穴守稲荷神社の参道入り口に建っている大きな鳥居です(神社の本殿はもう少し先に進んだところにあります)。
2.看板「四川食府」: 中央左に見える中華料理店です(大田区羽田4丁目に実在します)。
3.右側の看板「羽田書店」「羽田整形外科」: これらの看板も、ここが羽田エリアであることを示しています(※羽田書店などの店舗状況は撮影当時と現在で変わっている可能性があります)。
そう、実はこれは10年近く前の画像なのに、AIはちゃんと分かるんです。
もうひとつ。
これが回答です。
この画像は、東京都大田区にある東急プラザ蒲田の屋上遊園地「かまたえん」にある観覧車(幸せの観覧車)からの景色だと思われます。
判断のポイントは以下の通りです:
線路の配置: 左下に見える線路が、東急池上線・東急多摩川線が蒲田駅に入線してくる様子(終着駅の形状)と一致します。
建物の高さ: 超高層ビルからの眺めではなく、デパートの屋上くらいの高さからの視点に見えます。
都市の風景: 周囲にマンションやビルが密集しており、遠くに高層ビル群(おそらく武蔵小杉や都心方面)が見える、大田区蒲田周辺の特徴的な風景です。
住居表示がなくても、デパート屋上の遊園地だとわかるのです。
リア充に酔いしれていると落とし穴のリスクも
以前、大学に合格したお子さんの入学式で、お子さんとツーショットで、大学のシンボルである銅像までブログ記事に発表していた方がおられましたが(つまり大学名まるわかり)、私は「大丈夫かよ」と正直思いました。
もし、その人の投稿(ブログ、SNS等)が何らかの口実で炎上したら、大学にも迷惑がかかる可能性があります。
私は、私自身の個人情報だけなら、ネットを利用する以上、ある程度抜かれるのはあり得ると想定していますが、ひとさまに迷惑をかけるかもしれないとなると、やはり自重します。
観光旅行の記念撮影じゃないんだからさ。大学はこれから先4年間在籍するのですから、お子さんが現役学生の間は、控えたほうがいいのではないかと思いますけどね。
身辺雑記のブログ記事は、そうした画像をついアップしがちです。
「ネットはそういうものだから、ある程度は覚悟している」と認識されず、「まさか無名の一庶民である私の画像ぐらい大丈夫でしょ」と思われているのだとしたら、後々「しまった~」とほぞを噛むこともなきにしもあらずですので、お互い気をつけましょう。

AIのブラックブック AIを恐れるべきでしょうか? 私たちは危険にさらされているのでしょうか?: 人工知能とAGIの不整合、創発的行動、操作と制御 - Franck Scandolera
この記事へのコメント
怖すぎます☹️
誰かに頼るのではなく自己防衛せねばですね
自分的には、日常の些細な写真を載せてるだけでも、その中にいろんな情報が詰まってるんですね。
気をつけないと…
その時はスゴイ執念だと思いましたが、今はAIが簡単に見つけてしまう・・。
良い事よりも悪い事に先に利用されてしまいがちなのが何とも複雑です。
推し活でも、SNSの写真から爆速で場所を特定してSNSで発信するファンが一定数いらっしゃいます。活動しにくくなるだろうなと思います。
nice!です。
入口は何がよいかな。
ああああああ香取神宮から成田新勝寺に行きたかったけど、午後から雨なので
きっと神様が無理するなと言っていると思います。
知らない間に、家の中をのぞかれているようですね
確かに法規制が必要です
もうパソコンの勉強などしていませんのでちんぷんかんぷんです。
恐ろしいと言えば恐ろしいですね
街の特徴人気を付けなければいけませんね、楽しんでいるだけなのに"(-""-)"
うっかり、自宅の周りの風景など載せられませんね。
フェイク画像も増えてるし、怖いですね。
場所も特定できますよね。
法的には、無断で見聞きして特定しても罪にはならず、
それを第三者へ漏らすか、悪用しない限り、
公開しているし、著作権侵害していないのだから、
罪には問われないいうことでしょう。
俺の投稿している場所の特定簡単に出来るのでしょうね。
さまざまなリスクを覚悟しなければなりませんね。
知るということが大事と再考しました。
「これはAIです」と言うのが多く見かけます。
スマホのフォトで気が付いた事、旅行先の地名が入ってるのにビックリ!!
自宅散歩は、地元の市までフォトに入る時代なんですね。
AIの進化は功罪ありますね。