れいわ新選組・山本太郎代表の発表から考える「一歩手前」の病気

れいわ新選組・山本太郎代表の「多発性骨髄腫の一歩手前」から考える

れいわ新選組の山本太郎代表が、「多発性骨髄腫、血液のがんの一歩手前にいる。進行させないことを最大のテーマに」として議員辞職を表明しました。「多発性骨髄腫の一歩手前」という状態はあるのでしょうか。それは、何らかの治療をすれば先には進まないのでしょうか。

れいわ新選組について、詳しくはわからないのですが、自由民主党はもとより、立憲民主党にも鋭い批判を行い。日本共産党とも対決してきた点において、どの党とも距離を取る、先日も話題にした、真に仏教的な意味での中道政党だなと、私は思ってみておりました。

ところで、医学に素人の私は、「一歩手前」というのは、どういうことなのかな、という素朴な疑問も湧きました。

どんな病気でも、病気になってはじめてその病名で診断されるのであり、「一歩手前」とどうしてわかるのだろう。それは、血液その他の状態に明確な所見があり、医学的にも定説になっているのかという関心がありました。

それを知ることで、自分自身の予防的知識にもなると思ったからです。

Mタンパクの数値が手がかりに



そこで、AI(Gemini)に尋ねたところ、「多発性骨髄腫の一歩手前」という医学的な状態は明確に存在するそうです。

また、その段階での「進行させないための対策(治療や生活の見直し)」も、現在の血液内科領域における非常に重要なテーマとなっているそうです。

つまり、いきなり多発性骨髄腫になるわけではなく、「一歩手前」自体が医学的に治療の対象となっている、つまり「病気」として診断されるものであるということです。

Geminiによると、山本太郎氏の場合、医学的には以下のどちらか(特に後者)を指している可能性が高いと考えられるそうです。

・MGUS(意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症): 血液中に異常なタンパク(Mタンパク)が出ているものの、量は少なく、臓器への障害がない状態。

・くすぶり型 多発性骨髄腫(Smoldering Multiple Myeloma: SMM): MGUSよりも進行しており、Mタンパクの量や骨髄中の異常細胞が増えているが、まだ貧血や骨折、腎障害などの「症状(CRAB症状)」が出ていない状態。

「くすぶり型」の段階では、「経過観察(Watch and Wait)」が基本でしたが、数年以内に高い確率で本当の「多発性骨髄腫」へ進行してしまう「高リスク群」の患者に対しては、発症を待たずに早期治療(治験薬や既存薬の投与)を行うことで、発症を遅らせたり、生存率を上げたりできるというデータが出始めています。

山本太郎氏の状態は発表されていませんが、Geminiの予想では、国会議員・党代表という極限のストレス環境から身を引くことで、自身の免疫状態を維持し、病気が「くすぶり型」から「活動型(発症)」へとスイッチが入るのを全力で防ぐという、一種の「未病」へのアプローチであると推測されるとのことです。

では、「一歩手前」はどうすればわかるのか。

Mタンパクの数値がひとつの目安となるそうですが、それは、医師が特別にオーダーする「蛋白分画(たんぱくぶんかく)」という検査が必要で、総蛋白(TP)が高い場合に行われるそうです。

総蛋白(TP)は、液中に含まれるタンパク質(アルブミン、グロブリンなど100種類以上)の総量で、基準値は機関により多少異なりますが、6.0~8.5 g/dL程度といわれます。

本来は栄養状態を見る指標ですが、この数値が高いと、蛋白分画検査で詳細が診断されます。

この数値は、健康診断で調べられますよね。

ちなみに、私は7.0(中央値)を少し切る時があるのですが、たぶん高尿酸による腎機能低下があるのだろうと思います。

ほかにもある「一歩手前」


多発性骨髄腫だけでなく、「一歩手前」という病気はほかにもあります。

白血病の場合は、「前白血病」として、MDS(骨髄異形成症候群、Myelodysplastic Syndromes)があります。

私の叔父がそう診断されたときは、血小板の数字がヒト桁(正常値で15万~35万/μL)になったものの、70過ぎだったので厳しい治療はせず、10年以上は生きていました。

その一方で、参議院議員から東京都知事になった青島幸男さんの死因でもあったので、命を脅かす病気ではあります。

ピロリ菌を除菌せずほうっておくと、胃がんだけでなく胃のマルト型悪性リンパ腫になる可能性もありますが、前段階として継続的な胃炎がありますね。

ただちに命を脅かすわけではありませんが、痛風の「一歩手前」は高尿酸血症といい、私は昨年の夏、これに悩みました。

風が吹いても痛いわけではないのですが、まさに前兆を感じるムズムズ感があります。

高尿酸は腎臓の機能を低下させ、腎性貧血を引き起こすので、痛風よりもそちらの方が深刻です。

Geminiに再度質問したところ、「一歩手前」の病気は、まだまだありました。

一過性脳虚血発作(麻痺や言語障害など脳梗塞と似た症状が数分~1時間程度で自然に消える病気):脳梗塞の一歩手前
安定狭心症(胸の痛み、圧迫感、締めつけ感など):心筋梗塞の一歩手前
バレット食道(逆流性食道炎):食道がん(腺がん)の一歩手前
大腸腺腫(ポリープ):大腸がんの一歩手前
日光角化症(顔や手の甲などにできる、ザラザラした赤っぽいシミ):皮膚がん(有棘細胞がん)の一歩手前
NASH(非アルコール性脂肪肝炎):肝硬変・肝がんの一歩手前
CKD(慢性腎臓機能低下)ステージG3:腎不全(透析)の数歩手前
MCI(日常的な支障はない軽度認知障害):認知症の一歩手前

いかがですか。「一歩手前」ではないか、と思える症状はありますか。

「前兆」に気づけば病気は自分で治せる - 石原 結實
「前兆」に気づけば病気は自分で治せる - 石原 結實

この記事へのコメント

2026年01月22日 22:29
早期発見が有意に病気を改善するか否かは、病気によって議論はありますが、前段階のわかるものならそこでストップさせたいですね。
2026年01月22日 23:33
山本太郎氏の会見で、一歩手前ってどういうことなのかなって思ってましたが、こういう事だったのですね。
一歩手前の病気、逆流性食道炎もあるんですね^^;
治療薬のせいで、胃カメラの検査とかできない分、気をつけなければって思いました。
2026年01月22日 23:52
一番庶民の立場になってたような気がしてましたが
まさかの病気とは・・・
2026年01月23日 00:58
一歩手前、ニュースで聞いてどういうことだろうと思ってました
2026年01月23日 05:22
おはようございます!
nice!です。
pn
2026年01月23日 06:12
他人の病気を嘲笑っていた割に自分はとっとと舞台から降りるんだなと。
まあそれは置いといて一歩手前ってやっぱ数値が一番分かりやすいんじゃないかな。
2026年01月23日 06:40
ありますね。MCIかもしれませんね。怖いですね。
MCTオイル毎食飲んでますが・・
2026年01月23日 07:09
MCIかもと思う事多々。。。
気を付けようと食事や脳トレしてますが、忘れることが最近多いので不安ではあります。少しでも遅らせないと・・・
私も大きい病気を2回してますが、やっぱりストレスが原因かな?と考えています。未病の内に気を付ける事で発症を防げますからね!
2026年01月23日 07:55
山本太郎氏は昨年末海外でサーフィンを楽しんでいたとか。。。
一歩手前で手を打つのがリスク管理でしょうね。
2026年01月23日 08:31
おはようございます・・・(^-^)!!
ああ、まったく世間知らずになりました。
山本代表、最近ちっともTVで見なくなったと思ったら
そういう事情だったんですね❗
恥ずかしいです 😂
2026年01月23日 08:39
れいわは個人商店ですから、先行き不透明ですね。
2026年01月23日 09:12
テレビで報道されるから  わかるようになりましたが
癌患者さんが  増えてると言う  イメージですね・・・
早期発見で  寛解する病気になってほしいです・・・
2026年01月23日 09:41
病気を避けるには「前兆」に気づくことなのですね
2026年01月23日 09:42
逆流性食道炎とポリープで毎年カメラ飲んでおります^^;
一歩手前で気が付いて、日常生活の改善で大事にいたらずに済むならいいですね。
山本太郎氏も一歩手前とのこと、しっかり治療していただきたいですね。
2026年01月23日 12:17
生きていてこそ人生、一旦身を引き治療に専念し
辛口・政治の道に戻って下さい。
bgatapapa
2026年01月23日 16:02
niceどすえ~(^^)
2026年01月23日 16:50
あの元気な山本太郎氏が病気? 驚きましたが
「一歩手前」の病気、いろいろあるんですね。
「一歩手前」で気づけた良いですが....
2026年01月23日 17:55
山本太郎代表、病気が見つかって、治療できるようになって良かったですね。ブログ箱庭「晴れています」においで頂き、ありがとうございました。東と南に窓があるので、晴れていれば一日中日が差しています。夏は、暑いです!
koh925
2026年01月23日 19:31
健康そうに見えても、病気は避けられませんね
私は、67歳まで生きれた自分に感謝です
2026年01月24日 16:37
ナイスです!!
動悸、息切れがするので近所の医院で診てもらったら
異状なし、加齢によると推察。
隣の市の基幹病院での健康診断で3年以内に突然すると診断。
慌てて心臓弁膜症の手術を受けて3年になります。
一歩手前で病気を見つけるのも医者の役目ですが
大変ですね。
2026年01月25日 14:29
私の場合は長寿検診ですが受けています。
この種の検診でバンが見付かったのは6年前だったと思います。
手術で摘出して頂いて生きています。
検査は面倒ですが行った方が良いと思います。