すべての「座った状態の活動」が脳に悪いわけではない
「すわりっ放しは脳に悪い、認知症の原因になる」と聞いたことありませんか。それが「必ずしもそうではない」という研究結果が話題です。従来は座りっぱなしの生活は健康に悪いといわれており、長時間座り続ける生活によって脳が萎縮し、認知機能が低下するとの研究結果もあります。
ところが、オーストラリアやカナダの研究チームが行った体系的なレビューにより、同じ座った状態の活動でも種類によって脳への影響が異なることがわかりました。
この驚くべき発見は、私たちの日常的な習慣を見直すきっかけとなるかもしれません。
ことに、私のような引きこもり派によっては、朗報と言えるかもしれません。
座りっぱなしが悪いのではなく座って何をしているかが問題
今日の情報源です。
中高年における個人の座位活動と認知機能:系統的レビュー - Jiatong Chen、Kirsten Dillon-Rossiter、Lily Grigsby-Duffy、Anisa Morava、Adam Novic、Babac Salmani、Siobhan Smith、Harry Prapavessis、Paul A Gardiner、2026 https://t.co/8xXUZ21E4R
— 赤べコム (@akabecom) January 27, 2026
研究の要点です。
従来の考えは、「座りっぱなし=脳に悪い」と一律に考えられていました。
長時間座ることで脳が縮んだり、認知機能(考える力や記憶力)が落ちたりすると言われてきました。
今回の研究報告は、同じ「座っている」状態でも、何をしているかによって脳への影響が違うことがわかりました。
具体的には、座っている時の活動を大きく2つに分けられます。
脳に悪影響を与える可能性がある活動
テレビを長時間見る
ぼーっと座っているだけ
受け身の活動
脳に悪影響が少ない、または良い影響がある活動
読書
パソコンで調べ物をする
勉強や仕事で頭を使う
他人と会話する
能動的に頭を使う活動
システマティックレビュー研究によると、座位行動は大きく二つに分けられます。一つは受動的な座位行動、もう一つは活動的な座位行動です。
受動的な座位行動とは、テレビを長時間見たり、何もせずにぼーっと座っているだけの状態を指します。これに対し、活動的な座位行動には、読書をしたり、パソコンで調べ物をしたり、仕事で頭を使ったり、他人と会話をしたりすることが含まれます。
この研究では、合計85件の研究(参加者数約157万人)を分析しました。その結果、テレビ視聴を調べた43件の研究のうち、65%にあたる28件の研究が、長時間のテレビ視聴と認知機能の低下に負の関連があると報告しています。
一方、活動的な座位行動を調べた58件の研究では、認知機能との負の関連を報告したのはわずか5件(8.6%) しかありませんでした。
何が重要か
単に「座っている時間」を減らすことだけでなく、座っている時に何をするかが大切だということです。
同じ座位でも、脳を積極的に使う活動なら認知機能への悪影響は限定的かもしれません。
つまり、有酸素運動や散歩などが、心身の健康に必要なことは変わらないけれども、それで認知症対策も解決とは限らない、という話です。
実際には、立ち仕事以外のオフィスにしろ、自宅にしろ、座っていることのほうが多いはずですから、その時間に何をしているか、ということです。
パソコンは使い方で意味が大きく異なる
テレビ視聴が脳に悪影響を与える、ということは、パソコンを使っているとき、YouTubeやSNSなどを受け身で見ていることも同じです。
視聴者が積極的に考えたり、反応したりする必要が少なく、脳をあまり刺激しません。
同じパソコン操作でも、調べ物をしたり、仕事で頭を使ったりすることは話が違ってきます。
これらの活動は、問題解決能力や記憶力、注意力など、様々な認知機能を刺激します。
たとえば、AIは便利ですが、時々トンデモない答えを出すことがあります。
現時点では、使う方の「司令文」が悪いと、そうなってしまうのです。
また、「壁打ち」というAIとの対話を十分に行わないと、ユーザーの仕事の代行をうまくつとめることができません。
要するに、AIさえあれば何もしなくてもいいのではなく、AIとの付き合い方そのものに、頭を使う必要があります。言い方をかえると、AIと向き合うことは、認知症対策になり得るということです。
まあ、そもそもSNSは、無責任で勝手な書き込みが野放図ですからね。そんなもんを額面通り真に受けてわかった気になっていたら、認知症云々以前に、ただの軽薄なおっちょこちょいですしね。
結論は、知りたいことがあったら、自分で頭を使って調べる。これが認知症にならないためにも大切なことです。
みなさんは、どんなふうにパソコンを使われていますか。

脳とは何か 脳研究200年のすべて (ニュートン新書) - ジョナサン D モレノ, ジェイ シュルキン, 佐藤 弥, 大塚 美菜
この記事へのコメント
使えば使うほど、ハルシネーションも増えて
腹が立ちます。
料金制」への対応の癖が、何年経っても抜けないですね。
最近、運動しなくなったなー
SNSは・・推し活をしているとチケット詐欺サイトへの誘導やフェイク動画などが大量に流れてきます。必要な情報は自分で確かなルートを選んで探しに行くしかなさそうです^^
ずっと正座で噺しています。ですから脳に悪いわけはないです。
よく足がしびれないなあ~と感心するニコ^^
遠距離通勤、デスクワーク、痔になりやすくよくないです。
パソコンの利用法ですが、情報収集、ブログ等の発信、受け、
いいのか悪いのか???
法律や制度のこと、調べるのに便利ですが。。
何事も”ぱなし”はいけないと思います。
3時間もパソコン使いっぱなしは腰が痛くなります😂
PCの横に置き間違っていると恥ずかしいので確認を
英語文はカナで引く外国語・便利辞典を(昭和生まれの婆さん)
先日「畏れる」「恐れる」の違いをPCで調べていたら
1時間もかかてしまいました。
認知症になったのか、単に物覚えが悪いのか
自分の頭が分からなくなりました。
パソコンの前に座る時間が長くなりました、
またブログ用に写真を撮り歩くのも、足腰の衰えを防ぐのに
役立っていると思っています
同年代の知人男性で、歩けななった人が多くなってきました
nice!です。