自分が気に食わない政党に投票するとアホ呼ばわりする心理とは?
過日の選挙について、一部の識者やコメンテーターから、「有権者の頭が悪い」「有権者のレベルが低い」という声が聞こえてきます。こうした発言は、左派野党支持者が多かったのですが、今回は日本保守党の口の軽い党首からも出ているようです。
そして、誠に残念ながら、Seesaaブログでも見てしまいました。
>嘘ばかりの高市に騙され続けるアホ国民だらけの日本
書いていいことと、悪いことがあります。
自分だって、たかが一国民だろう。何様?
私も、ネトウヨの投稿内容や政治活動を、批判することはあります。
ただし、どんなに共鳴できないネトウヨだろうが、誰がどんな理由で、どの党に入れるかは自由だと思っています。そこを否定し罵倒するのは、言論の自由を「踏み越えた行為」だと思います。
誰がアホ呼ばわりされて入れるものか!
日本の有権者はすごい。寛容で我慢強い、いや、マゾなのか。
— 松尾 貴史 (@Kitsch_Matsuo) January 30, 2026
これだけ国民を舐め切り蔑ろにしている自民党が優勢とは奇々怪界です。
情勢調査では、壺議員、裏金議員が、どういうわけかリードしている。
本当に地獄の一丁目の「際」まで来た日本国。
日本保守党『東京都の有権者のレベルが非常に低い』 https://t.co/HaAMJnyiyE
— ツイッター速報?BreakingNews (@tweetsoku1) February 13, 2026
投票行動の干渉がどうしていけないのか、簡単にまとめます。
ビジネスの世界で、商品が売れなかったときに「他社を選ぶ客の選択は筋が悪い」「消費者のレベルが低い」などと唾棄する企業がどこにあるでしょうか。
そんな企業は市場から退場するしかありません。
政治も同じです。
選挙は、有権者に自分たちの政策や理念を選んでもらう行為です。
選ばれなかったとき、その責任は選ぶ側ではなく、選ばれる側にあります。
特に問題なのは、こうした発言が、岩盤支持層以上に、「迷った末に投票した人々」を傷つけることです。
政治に関心を持ち、真剣に悩んで一票を投じた無党派層の人たちが、特定の思想に基づく主観により、「あなたの選択は愚かだった」と言われたらどう感じるでしょうか。
次の選挙で、その発言をした人がおすすめする政党や候補者に投票したいと思うでしょうか。んなわけないよね。
有権者を侮辱する態度は、支持を広げるどころか、潜在的な支持者まで遠ざけてしまいます。
さらに深刻なのは、こうした態度が民主主義の根幹を揺るがすことです。
民主主義は、「人々が間違った選択をすることもある」という前提を受け入れつつ、それでもなお、最終的な判断は主権者である国民に委ねるという制度です。
「有権者が愚か」という論理は、この前提そのものを否定します。
独善的な罵倒ではなく「原因」を考えろ
では、選挙結果に納得がいかないとき、私たちは何をすべきなのでしょうか。
答えは簡単です。「なぜそうなったのか」を冷静に分析することです。
なぜ、今回多くの有権者が自民党を選んだのか。
それは本当に「頭が悪い」からでしょうか。そうではないはずです。
政権担当能力への評価、中道ナントカなどという「新党」に対する不信感、地域の利益代表としての期待、あるいは単に「変化のリスクを取りたくない」という保守的な判断など、さまざまな理由が考えられます。
日本人は知らないと思うけど、電通みたいな巨大な広告代理店は他の多くの国には存在しないんですよ。独占禁止法違反だから。でも電通はもともと戦前の翼賛体制下の国策プロパガンダ企業で、戦後も政府と一体のまま百年以上も国家企業だから存在が許されてる。それがずっとメディアも支配してるんです。… https://t.co/IQPaxlL5rF
— 町山智浩 (@TomoMachi) February 3, 2026
また、このOGPに書かれている通り、メディアの報じ方が匙加減一つで、いくらでも世論は動いてしまうのです。
さらに、得票率以上の議席を獲得できた理由にも注目すべきです。
小選挙区制という制度の特性、野党の候補者調整の失敗、地方と都市部での支持の偏り、組織票の動員力の差など、分析すべきポイントは山ほどあります。
こうした冷静な分析こそが、次の選挙での戦略を立てる土台になります。
事実と道理による客観的な分析をしてほしい
自分の意に沿わない選挙結果をもって、「有権者が間違っている」と駄々をこねるのは、精神的に未熟な人間のすることです。
ものを言いたければ、個人的な願望のみに基づいた他者への唾棄ではなく、客観的に選挙の構造を分析して示すことです。
そのような追究もせず、有権者を「アホ」と切り捨てる態度は、結局のところ、ただの悪口と他責思考ですから、そんなパーソナリティは、政治の話に限らず人格的に信用ならないので、私は恐怖を感じます。
建設的な批判と、他責の悪口はきちんと区別したいですね。
みなさんは、自分と考えの違う人から「アホ」呼ばわりされたいですか。いや、これは愚問ですね。

すばらしき愚民社会 (新潮文庫 こ 39-1) - 小谷野 敦
この記事へのコメント
結果は結果
呼ばわりされたい人はいないと思いますよ。
自分たちの政策を棚に上げて、良く有権者を批判できるなって思います。
共感できるものだったら、おのずと票も入るでしょうに…
考えが違う人をアホ呼ばわり、全く持って失礼なお話です。
ちゃんと主義主張を説明できてないのはそっちの方だろうと言いたくなります。
nice!です。
のが前世紀と違い、完全定着しましたね。日本列島で生活す
る手法に関する住人意識が、ここ数十年ですっかり換ったの
で、何ともしがたい現象だと、歳とりの私は思っていました。
子供じみた言い合いや傷つけ合いが多い世の中に
なっています。
その代表はT大統領でしょうか❓
それは個人の自由です。
他人を、とやかく言う、特にアホ呼ばわりは
あってはならないことです。
政策追及の野党・自分達を除いて批判?これでは社会良くならない?
訴えたものの、政治家たるものそういう批評は甘受すべきもの
という類の裁判所判断で、敗訴していました。
政治家同士と、市民では別でしょうか。
これからの若者は、何処を基準に選ぶのか? 興味深い。
それにしても、自民の圧勝にはいささか驚きも....
よく聞きますね。(^^)
選挙のたびに僕はアホです。
僕が投票する人は95%落選します。
坊主の頭とウソはゆったことがないんですよ😀
顔が正直ですから私のウソはすぐにばれてしまいます😂