嘘をついている人を見破るテクニック!?
「嘘をついている人は、時系列を逆で話すことが難しい」という記事が話題です。なぜ難しいか。設定に矛盾が出ないようにする追加の負担がかかるためです。一見するとテクニック本のようにも見えますが、実際には心理学の実験研究に基づいた話です。そのポイントを整理してみます。
人は、本当の体験を話すとき、記憶をたどりながら自然に思い出します。
多少あいまいでも、「その場の情景」や「感情」と結びついたエピソードとして再生されます。
一方で、嘘は「作り話」です。
あらかじめ筋道を組み立てておき、それを崩さないように注意深く話します。そのため、脳には、
・設定に矛盾が出ないようにする
・余計なことを言わないようにする
・相手の反応を気にしながら調整する
といった、本来の自然な記憶以外の“追加の負荷”がかかります。
ここでポイントになるのが「認知負荷(cognitive load)」=人間が情報を処理・理解する際に消費する、脳のワーキングメモリ(作業記憶)の精神的エネルギー量です。
人間の脳が同時に処理できる情報量には限界があります。
嘘をつくときは、この負荷がすでに高い状態になっています。
研究によれば、あえて出来事を「時系列の逆順」で話させることで、さらに負荷を高めて、脳をキャパシティオーバーに追い込み、ボロを出しやすくさせることが可能だといいます。
真実を語る際は、記憶を辿るだけで済みますが、作り話の場合は逆から説明する負荷に耐えられず、不自然な反応が顕著になります。
総じて、相手の感情的な動揺を探るよりも、意図的に脳の処理能力を限界まで使わせる方が、より科学的に嘘を暴きやすいと結論付けています。
嘘をついている人の脳内で起きている「情報の渋滞」
今日の情報源です。
嘘をついている人は時系列を逆で話すことが難しい【嘘を見抜くテクニック】 https://t.co/tGG28NRxwu
— 赤べコム (@akabecom) February 24, 2026
この手法を実験的に検証したのが、心理学者のAldert Vrijらの研究です。
論文は、学術誌Law and Human Behaviorに掲載されました。
実験では、参加者の一部に「本当の出来事」を語ってもらい、別の一部には「嘘の出来事」を語ってもらいました。
そして、通常の順番(最初から最後)で話してもらう場合と、逆順で話してもらう場合を比較しました。
結果は次の通りです。
・逆順で話すと、嘘をついている人のほうが明らかに困難を示した
・話の矛盾や言い直し、沈黙が増えた
・観察者の嘘の見抜き精度が向上した
つまり、「逆順で語らせる」ことによって、嘘をつく人の認知的負荷がさらに高まり、ほころびが出やすくなることが確認されたのです。
ただし万能ではない
ここで大切なのは、「逆順=確実に嘘がバレる」という意味ではない、という点です。
この研究は、主に実験室環境で行われています。現実の場面では、
・本当の記憶でも緊張すればうまく話せない
・もともと記憶力に差がある
・トラウマやストレスが影響する
といった要因も絡みます。
また、訓練された詐欺師や熟練の嘘つきであれば、逆順への対策を取る可能性もあります。
したがって、この方法は「確実な嘘発見装置」ではなく、「判別の精度を少し高める補助手段」と理解するのが妥当です。
これまで信じられてきた「ウソのサイン」
この研究の面白さは、「嘘のしぐさ」や「目線」などの曖昧なサインではなく、脳の情報処理の仕組みそのものに着目している科学的な研究報告であることです。
従来、嘘をつく人は「目をそらす」とか、「まばたきが増える」とよくいわれますが、実は科学的には俗説といわれています。
むしろ、計画的に嘘をつく人は、相手を説得しようと意識的にアイコンタクトを増やす傾向があるという研究結果もあり、視線の動きだけで嘘を見抜くことは困難です。(DeepSeekより)
これは、私も思うところがあります。
若い頃、上司が、「お前さんはじっと見つめるから相手を威圧するので、ネクタイあたりを見るぐらいでちょうどいい」と言われてからは、ヤマしいことを話しているわけでもないのに、話をするときに目をそらすクセが付いてしまいました。
また、コンタクトレンズに弱くて、装着するとまばたきの数が俄然多くなります。
ですから、それらをもって「嘘をついている」という俗説には、大変迷惑していました。
これらの研究が示すのは、人の動作は単純なサインではなく、複雑な心理状態を反映しているということです。
特定の動作のみをもって「嘘のサイン」と決めつけるのではなく、複数の手がかりを総合的に見ることが重要だと言えそうです。
人間はしょせん嘘つきである
今回の研究は興味深い報告ではありますが、それはそれとして、そもそも「人間なんて例外なく誰であれしょせんウソをつく生き物なのだ」という見定めをもっていた方が良いのではないかと思います。
大切な家族や友人を、性悪説で疑えない?
いやいや、性善説でも性悪説でもなく、性弱説と私は呼んでいます。
「さるべき業縁のもよおせば、いかなるふるまいもすべし」(歎異抄)と言ったのは親鸞ですが、私たちは、ひとさまの不正糾弾を、「自分はしない」という立場から、ここぞとばかりに居丈高に行います。
でも、人間は弱いから、めぐり合わせ次第では、自分だって過ちを犯す時があるだろうし、そうなったら、自己正当化にウソの一つやふたつもつくことがあるでしょう。
それをわかっている人なら、糾弾で追い詰めるだけではなく、許し(赦し)の道も残せるはずです。
ネットの叩き方なんか見ていると、それがないから、ますますこじれちゃうんですね。
上記のような方法でウソを見破ったとして、ではそこから先、許し(赦し)の道を作るのか、逃げ道塞いで追い詰めて吊し上げるのか、その選択が実は大切ではないかと思います。
事と次第によるかもしれませんが、相手のウソを見破ったら、どうされますか。

試してみたくなる嘘の見分け方と嘘を見破る方法 - モリタニ, 株式会社コムサグリ
この記事へのコメント
多分私ないですね〜
なんでも、話ししてて信じる方で、
ダメですよね〜
遡って聞くと矛盾有る事ありますよね
自分には害がなく、ただその人の株を上げるための嘘だったら
放置します
休む者が少なくありません。
殆どのスタッフが嘘だと言い張る場面も多いんですが
格好つけるわけではないんですが
私一人ぐらいは信じてあげたいと
常々思って、行動しております。
嘘をつくのには
それなりの訳があるからでしょうし・・・
でも、年齢を経て寛容になったのか、スルーすることも多くなりました。
嘘から出た実。
嘘も休み休み云え。
うそ発見器。
嘘ハ百。
講釈師見て来たような嘘をつき。
作りごとも嘘の内。
嘘を付けない性格。
台本を作って人を騙す。
今はそんな時代だったりして。
騙される人が減りません。
騙すより騙される方が悪いんだってならないよう注意が必要ですね。
暫くブログ休みます。
nice!です。
世の中の真実も嘘の中にある、と思う。
お繋ぎしますから、電話のブッシュボタンの1を押して下さい」
という、毎日相手が異なる、かのような、時に疲れたような声
で話す、自動音声電話に対しては、常に留守電にしておく等が、
具体的な対策例です。
軽いウソ程度なら「はい、はい」と受け流しますけれど、何も知らないと思って自慢話やマウント取りに来る方には蜂の一刺しで「でも〇〇なのですね。」とか言うと沈黙するかそれでも押し通そうとするかどちらかですね。
ウソは信用の切り売り、おカネで買えない信用の安売りしてでも言う事なのでしょうかね?
相手は私を嘘で騙したと思っているのかもしれませんが
嘘をつかれると 腹が立ちますね
気が進まない職場の宴会を断る時、「行きたくない」とは言わず「他に用事がある」とウソをつきます^^;
基本的にはウソはつきたくないし、つかれたくないですが、会話の中で、あれ?辻褄合わないなと思っても、余程大きな影響がない限りはスルーするようになりました。
保々スルーです、問いただす その行為が好きではないです。
平気で嘘をいう社員がいました。
得意先から
「約束の時間から30分経ったが○○さんは来ないので打ち合わせができない」
という。社員が戻ってきて問い詰めると
「担当部長は席を外していてお会いできませんでした」
JRが事故で一時不通になった時には終日出勤しませんでした。
翌日理由を聞いたら、「うちの方は復旧しませんでした」
「△△君は君よりも遠いのに午後からちゃんと会社にきたぞ」
「いいえ、復旧しませんでした」
解雇しましたが平気で嘘を言う人は可哀想。
日常の些事に関わる人間関係において、巧妙な嘘をつける人は少ないように感じます。
ニコ何も悪くないのに~(爆笑)
八つ当たりじゃんと思った。小泉さん・・・。
その後速攻で退職した小泉さん。
どうしても嘘を言う必要な時もありますね。
終わり近くになって何処から光が当たっても影が出来ない
生き方をしなくてはと日々思ってはいます。
まさにその通りですね、同じ嘘を何度も言っていると
嘘が本当になってしまうようですね、嘘が真です
原理が違うので併用すると確度が上がるかしら。
警察の尋問なのでは有効そうです。
嘘をつかれたことがあるのかどうか、思い出せません。
子供の頃は、とっさに他愛のない嘘をついたことがあるかも知れませんね、お互いに。
瞬きや態度などで嘘を見破るの、ありますね。たった一つの兆候では断言できないかも。
性弱説、賛成です^^