ご飯は炊きたてではなく冷ましてから食べろという長寿食事法
世界の長寿地域を「ブルーゾーン」といいますが、分析すると、健康の秘訣は摂取する食品よりも、むしろ避けている食品に共通点があるという分析の記事が話題です。著者は、スティーブン・R・ガンドリーというアメリカの医師・作家です。
ガンドリー博士は、長寿の人々に共通する特徴として、動物性タンパク質の摂取量が極めて少ないことや、鉄分の過剰蓄積を避けている点を指摘しています。
要するに、牛肉を食べすぎないことが健康長寿だということですが、これは日本人と外国人では事情が違うので、日本人にはそれほど当てはまらないかもしれません。
日本人は、欧米諸国と比較して、牛肉を食べる量はかなり少ないからです。
また、健康に良いとされる地中海食に含まれる全粒穀物は、実は長寿の直接的な要因ではなく、むしろレジスタントスターチのような、腸内環境を整える炭水化物が重要であるとも説いています。
結論として、若々しさを保つためには、従来の常識を疑い、食事の質と制限を見直すことが推奨されています。
レジスタントスターチとは
今日の情報源です。
■今人気の記事■ 【長生きする地域の人が「食べないモノ」の共通点】 ブルーゾーンの人は何を食べ何を食べないのか #東洋経済オンラインhttps://t.co/0PcUxP1aiw
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) June 23, 2022
レジスタントスターチというのは、ご飯、パスタ・麺類、イモ類などのデンプン質食品を、一度加熱した後に冷ますことで、デンプンが「老化」という構造変化を起こし、小腸で消化されにくくなる「第3の食物繊維」に変質します。
それによって、糖質でありながらも、血糖値も上がりにくく、コレステロールも低下し、腸のコンディションも良くなるといわれています。
炊きたてご飯ではなくて、冷ましたご飯の方が健康には望ましいということです。
たとえば、コンビニ弁当やおにぎりのご飯は、その点では健康食ということです(添加物の議論は措くとして)
家庭では、1回冷蔵庫で冷やして、適温に温め直したご飯などもそうですね。
全粒穀物は腸内環境が悪くなるリスクも
もうひとつ、新しい説としては、健康食のようにいわれている地中海食を否定していることです。
地中海食というのは、イタリアやギリシャなど地中海沿岸諸国の伝統的な食事様式です。
野菜、果物、魚介類、豆類、全粒穀物、オリーブオイルをふんだんに使用し、赤身肉を控えるヘルシーなスタイルです。
2010年にユネスコ無形文化遺産に登録され、心血管疾患や糖尿病の予防、健康寿命の延伸に効果があるとされています。
しかし、ガンドリー博士は、地中海地域の人々は、全粒穀物をたくさん食べている「から」健康で長生きなのではなく、全粒穀物をたくさん食べている「にもかかわらず」健康で長生きしているにすぎないといいます。
穀類を主食としている影響で、イタリア人は全体的に関節炎の発症率が高く、特に長寿地域であるサルデーニャ人でも免疫疾患の発症率が高いとされています。
これは、全粒穀物摂取が原因といいます。
長寿地域に住む人々であっても、人間の腸内微生物叢(腸内フローラ)は穀物食に適応していないと言われています。
地中海食の「穀物」は、日本人が食べる、ご飯やパスタ・麺類とは違い、精製されていない全粒穀物(ホールグレイン)が基本です。
精製されていない玄米などは、ミネラルが含まれて体に良いといわれていますが、ガンドリー博士に言わせると、たまたま長寿なのであって、そんなもの食ってると腸内環境は悪くなるよ、という話です。
しかし、先日は、玄米のフィチン酸が体に良い効果をもたらすという報告をご紹介しましたし、精製されていない食材は、いろいろな人が推奨しています。一般の消費者としては迷ってしまいますね。
玄米に含まれる「反栄養素」の虚実 https://t.co/9tRe7STDHd #玄米 #フィチン酸
— 無明子 (@shirimochigome) March 2, 2026
いずれにしても、地中海食が良い、炭水化物がだめという、従来の健康食の定説をひっくり返した説が発表されているわけです。
ということで、判断が難しい「全粒穀物」は今回措いといて、デンプンの食材は冷ましてから食べるというのは、興味深い話だと思いました。
レジスタントスターチ、実践しています
ごはんや芋類は、冷ますことでレジスタントスターチが増えます。
— サプリ辞典 (@supps_jiten) February 3, 2026
これは消化されにくいデンプンで、血糖値の上昇を緩やかにし、腸内細菌のエサにもなります。
炊きたてを少し冷ましてから食べる、作り置きを活用するだけでもインスリン負荷を下げる工夫になります。 pic.twitter.com/6JtNjnbQ1U
実は、今回の記事を知る前から、レジスタントスターチについて、私は実践しておりました。
たとえば、納豆のナットウキナーゼや、亜麻仁油なども熱に弱いというので、炊きたてご飯をハフハフいいながら食べる習慣は、少なくとも最近はなくなりました。
炊きたてはあるのに、冷蔵庫から昨日の残りを電子レンジで再加熱するとかね。
炊いたものも、「保温」のままにしないで、炊飯器からすぐに取り出していったん冷まします。
「保温」のままだと、レジスタントスターチが生成されないからです。
いい歳して、ラーメンライスとか食べても血糖値があまり上がらないのは、このおかげかな。
みなさんは、炊きたてご飯派ですか。いったん冷ましたご飯派ですか。

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この記事へのコメント
味も何ら変わりませんし、1回で食べ切る量を炊くよりは多く炊いた方が経済的ですよね^^
ご飯が炊けると、さっさと炊飯器のスイッチ切っちゃいます
玄米は以前食べてましたが苦手っす
nice!です。
には冷飯は、残念ですが耐えられません。盛夏の頃は逆に、冷飯ですね。
ご飯が残り少ない時は温かい米を食べますが、普段は冷蔵庫から取り出して食べています。
最近は おにぎりにして 冷ましたのを食べる様にしてます・・・
身体によいと言う事は 受け入れてます・・・
バランスよく 何でも食べて 動くが一番でしょうかねーー
ご飯はなんといっても・・・
炊きたてのアツアツだと思っていましたが。
電気のジャー、なるものがなくて、
ご飯は、木製の「おひつ」に入れて、手拭いでふたをしたあと、
木製のふたで閉じでいました。(つまり常温)
お昼は炊飯しないので、冷やごはんがふつうでした。
父は、冷やごはんのおほうが、米の馬を感じると
言っていました。
NICEです
我が家は、炊き立て半分、冷凍半分ですね。
炊いたご飯を食べきれないので、どうしてもそうなってしまいます。
でも、こういった情報は驚きでした。
全粒粉パンはミネラル豊富で美味しいですが、腸内環境に良くないとは知りませんでした^^;
お昼は残りご飯、レンチンして食べますけど。
温めて食しています。7回ぐらい食べられるかな?
炊き立てのご飯が良いと思っていましたので、
冷めないうちに食べるようにしています。
こんどからなるべく冷ましてから食べます。