「あくび否定せず散歩と豚肉を」高次脳機能障害グループリハビリ

高次脳機能障害のお子さんと、その家族数世帯を対象としたグループリハビリに参加してきました。東京・世田谷にある、はしもとクリニック経堂院長の橋本圭司医師(高次脳機能障害リハビリ)が主催するもので、毎月定期的に行われています。

グループリハビリは月に1度あり、先月の記事はすでに書きました。
⇒橋本圭司医師(高次脳機能障害リハビリ)脳損傷逆手にとる人生を
橋本圭司医師は、高次脳機能障害者リハビリでは有名な医師です。

今月のテーマは、「高次脳機能障害の基本的な対応法」でした。
要するに、高次脳機能障害の人にどう関わったらよいか、どう理解したらよいか、という話です。
医学的な分類では、子どもの高次脳障害は発達障害に含まれます。
しかし、橋本圭司医師によると、高次脳機能障害は生まれついての発達障害と違い、脳の可塑性があるため、症状が改善する点が異なるといいます。
また、あくまでも病気や怪我による後遺症で遺伝子由来ではありませんから、遺伝も無関係です。
発達障害、高次脳機能障害、認知症の違いについては、以下の説明を受けました。

発達障害、高次脳機能障害、認知症の違い
高次脳機能障害とはいったいどうなってしまうのか
では、高次脳障害になるとどうなってしまうのか。
ダメージの度合いによって違いますが、共通しているのは、イライラしやすく怒りっぽい、集中力が低下して人の話を最後まで聞けない、また聞いてもそれを受け入れられない、何度同じことを言われても忘れてしまうなどです。

受傷前を知っている人からは、「まるで人が変わったようだ」と言われることもあります。
外見は受傷前と同じなので、気づかれにくい「見えない障害」とも言われます。
そんな高次脳機能障害の人には、どう対処すればいいのか。
橋本圭司医師は、「基本的な対応を知ってほしい」として、
・脳に酸素をおくる
・否定的なことを言わない
ことが大切であるとしています。
高次脳機能障害の症状のひとつに、易疲労性というものがあります。
要するに、脳が普通の人よりも疲れやすいのです。
具体的には
・何事にも耐久性がない
・いつもあくびばかりしている
・反応が鈍い
などの症状ですが、これらは脳の酸素不足が原因なので、脳に酸素を送ることで改善するそうです。
具体的には散歩や運動です。
そして、たとえば高次脳機能障害の人が、会議中にあくびをしたり、話したことを忘れたりしたからと言って、集中力が足りないとか、失礼だとか言って責めないでほしいということです。
この場合、事故で受傷したことがわかっている人はもちろんですが、中には頭を打っても医師の診断を受けず、本人も知らないうちに、高次脳機能障害になっている場合もまれにあります。
ですからむしろ、あくびの多くなった人、集中力が著しく低下した人は、高次脳機能障害のサインだと見て注意が必要です。
もっとも、発達障害、高次脳機能障害、認知症、いずれも、自分で自分を障害者だと思っていない点が共通しています。
自己モニタリングの障害です。
こうした病識のない障害者(児)を相手に療育やリハビリを行う場合のポイントは、「口数を少なく」「否定的なことを言わない」ことだそうです。
つまり、指示は短くシンプルにする。5~7秒程度にします。
「~してはダメ」ではなく「~するといいよ」と、肯定的な言い方に変えて伝えるようにします。
そしてできないところ、悪いところを叱ったり責めたりするのではなく、できるところ、得意なところを褒めて伸ばすことが大切なのだそうです。
神経疲労には食べ物も大事で、ビタミンB1、クエン酸の摂取を心がけるとよいそうです。
具体的には、豚肉、大豆、昆布、トマトなどです。

さっそく購入したのが、『さつま豚角煮』(萬來)です。
それからイミダペプチドを含む鶏の胸肉。
イミダペプチドは疲労回復物質として知られていますが、神経の疲労と身体の疲労は両輪のようにどちらも影響し合うので、身体の疲れをとることも重要だとしています。

若鶏の胸肉はガーリックをかけて焼きました
これは、高次脳障害でなくても、栄養のバランスの取れた食材として誰でも採り入れたいところです。
大容量の駄菓子ラクトアイス
話は変わりますが、最近、『ドデカいちごチョコバー』(メイトー)という、スティックラクトアイスをリピート買いしてしまいました。

特徴は、商品名通り「ドデカ」いこと。

もうちょっと食べたい、という余韻は残らないほどの大容量です。
いちご味にしたアイスの中にはチョコチップが入り、外側のチョココーティングには、コーンフレークがトッピングされています。意外と細かい作り方です。

内容量135ml、ご飯一杯強の288カロリー(糖質29.2g)は、たかがアイスと侮れません。
高価で濃厚なハーゲンダッツもいいのですが、時々駄菓子のラクトアイスも食べたくなるときってありませんか。
東京、横浜、川崎で最近店舗進出が著しい『まいばすけっと』で売っています。

高次脳機能障害のリハビリがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/03/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
この記事へのコメント
なによりも大きくて安いのが魅力的^^
今朝はぐんと冷え込んで何を着ていくか
迷っています。
猛暑からいきなり冬ですか・・秋は??
亡き母も認知症になりました。
健常者でも「~してはダメ!」って言われるより「~するといいよ」って言われる方がすんなりと気持ちがそこへ向きますよね^^
検索かけてみます。
食で改善もするものなのですね
スミレは曇ってた日だったので、
暗く感じたんでしょう。
それにしてもご飯1杯分のカロリーとは凄いですね(^^;
脳の可塑性にあるからなんですね。
トータル的に健康を考え、意識する事はとても大切ですよね。
よい食べ物で、心にも体にも潤滑油♪
いつも心がけています。
私は何度同じ事を聞かれようと気にせず、その都度丁寧に説明してましたが、今では彼らが人に教える立場です。
彼らは皆、後輩たちに慕われてるそうですよ。
ハーゲンダッツは滅多に食べません。
他にも安くて美味しいアイスが、ありますからね。