『炒飯の極み [えび五目XO醤]』とたん白自己消化物
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『炒飯の極み [えび五目XO醤]』(マルハニチロ)です。自信満々の商品名に、1袋に600gというビッグサイズ。たしかに、旨味の中にピリッとした辛味が食欲をそそり、また具材も、エビや菜っ葉などが彩りよく入っています。チルド炒飯なので、電子レンジで1人前6分温めて出来上がりです。
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600gということは、2人分と見ていいでしょう。(もちろん自己責任で1人で全部食べても構いませんが)
約半分を皿にあけると、こんな感じです。
![炒飯の極み [えび五目XO醤]](https://lh3.googleusercontent.com/-Y4GT3C5Dw0E/WqjhOtcyWmI/AAAAAAAAD_8/0zlrQgXIKMsfy3GDFDHB6c6RZLggClurACLcBGAs/s400/20170214135157.png)
ラップを掛けずに温めると、ちょっと縮みます。
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ところて、マルハニチロの炒飯といえば、先日、『あおり炒めの焼豚炒飯』をご紹介しました。
⇒『あおり炒めの焼豚炒飯』(マルハニチロ)パラパラご飯に真髄

『あおり炒めの焼豚炒飯』は、昭和のラーメン屋さんの炒飯のような味ですが、今回の『炒飯の極み [えび五目XO醤]』は辛味を感じます。
それはやはり、『炒飯の極み [えび五目XO醤]』の商品名にもある、XO醤のはたらきによるものだと思います。
XO醤とは何だ?
では、XO醤とは何か、
中国料理の調味料で、「干し貝柱・金華ハム・干しえびなどの高級食材をふんだんに使ったペースト状のもの」(https://matome.naver.jp/odai/2139566861474014901)といわれています。
XOの語源は、ブランデーの最高級を意味する、エクストラオールド(eXtra Old)からとられたものですが、ブランデーのように古く熟成されるものではなく、あくまでも「高級感を持つ」という意味でそう命名されたようです。
かんたんに述べれば、XO醤で味付けすると、旨味とともにピリッと辛みのきいた味わいになるのです。
他にもXO醤を使った商品はありますが、先日、同じ会社から出ている『あおり炒めの焼豚炒飯』を食べていたことで、XO醤を使うことで味がどう変わるのかがわかりました。
たん白自己消化物とは何だ!
もうひとつ、気がついた点は、原材料に、「たん白自己消化物」が使われていることです。
通常、こうした市販の加工食品に使われるのは、「たんぱく加水分解物」なのて、どうしてかなと思いました。
マルハニチロに問い合わせたところ、カタクチイワシ由来だそうです。
発酵させてうま味をとる魚醤のようなものだといいます。
私は魚醤というと、本来無関係なのですが、山形の『最上川舟唄』を思い出します。
酒好きだった私の伯父は、酔っ払うと必ずその歌を歌っていたのですが、「まっかんだえご(大根)の塩汁煮(しょっしる)に、塩がしょぱくて食らわんね」の「しょっしる」を、「しょっつる」と歌っているように聞こえたので、つい最近まで、魚醤を入れすぎて味が濃くなり「食らわんねっちゃ」と言っている歌だと私は思っていました。
どうもネットで調べるとそうは言っていないようですね。
まあ、いずれにしても、たんぱく加水分解物同様、原材料の中では下の方に書かれているので微量だと思います。
ということで、XO醤好みの方は、おススメの炒飯です。

『トラック野郎』は遠くなりにけり
みなさんは、『トラック野郎』(東映)という映画をご存知ですか。

菅原文太と愛川欽也が出演した、面白い作品でしたね。
運送会社のサラリーマンドライバーではなく、トラック1台を資本に、全国を駆け回って稼ぐ請負トラッカーの存在をその作品で初めて知りました。

私はドライバーにはなりませんでしたが、この頃からパーソナル無線にハマりましたね。
しかし、最近はいろいろ規制があり、ドライバーが不足しているそうです。
で、それを解消するために、1人のドライバーが、複数トラックを実質操縦する後続車両無人の隊列走行の実用化を計画しているそうです。
⇒2022年にもトラック無人隊列走行を実用化へ、ヤマト運輸
科学技術の進歩は著しいので、おそらくこれは将来実現するのでしょう。
ただ、そうだとしても、大手の運送会社に効率よく利益が集中するだけでしょうね。
私個人の思いは、そんなことより、ドライバーのなり手が増えるような社会にしてほしいと思います。
トラック野郎に限りませんが、フリーの請負者がバリバリ稼げるような社会こそが、その産業の裾野を広げ、さらに底上げし、活力ある世の中にできると思うのです。
もちろんそれは、昨今流行の、非正規雇用(無権利社員)をふやせという意味ではありません。
そうではなく、大企業からは独立して頑張り、業界を支えている人たちを大事にしようということです。
現代の「資本の集積」の傾向を見ていると、「ああ、カール・マルクスの資本論はやっぱり正しかったんだな」なんて思わざるを得ませんね。
この記事へのコメント
トラック野郎は機会がなくて見たことはないです。
ドライバーが不足しているのですね。
無人の隊列走行の実用化の計画というのも初めて知りました。ちょっと驚きです。
なんだか難しい言葉が多いな。
無人は面白そうだけど,右左折とかうまくできるのかなぁ?
それでもたまに見かけると、このトラックいくら
かかってるんだってお金の心配してしまいます(^^;
まずトラッカー育成が急務ですね。
『最上川舟唄』、視聴させていただきました。歌詞はよく聴き取れなかったのですが、このメロディ、いいですね。日本人としての原風景が蘇ってきそうな感覚です。北国の文化には子どもの頃からある種の憧れがあって、もちろん積雪が普通の場所に住むご苦労は大変なものがおありでしょうが、南国と言われる高知から見れば、とてもロマンティシズムが溢れるイメージなのです。『最上川舟唄』のような旋律も、高知などには希薄なのですね。
『トラック野郎』とか『ダイナマイトどんどん』とか、こうした映画が年に何回か映画館を賑わすというのは豊かでしたね。しかも大人の男性が楽しみに映画館へ足を運ぶ。今の日本映画界、興行的に成功するには中高生をターゲットにせねばならない。中高生のお客さんも大事ではあるけれど、大人の感覚で笑える映画がもっとほしいですよね。最近で言えば、宮藤官九郎の脚本や監督作、おもしろいことはおもしろいけれど、小ネタ連発が鼻につくことがけっこうあります。
若き日の水前寺清子は人気女優でもあったわけですね。これは少しチェックしてみたいと思います。ちなみに赤面歴史をまた一つ披露させていただくと、幼少のわたくし、ローラーゲーム日本チームの一員となり、ヨーコとともに米国チームと死闘を繰り広げる自分を夢想しておりました(うふふ)。 RUKO
おいしそうな写真を見ると食べてみたくなります。
私は一時期ハマってかなり食べていました♪
XOの由来は知らなかったです勉強になりました。
トラックの自動操縦とか技術進歩がすごい。
どんな分野でもモノになるのは大変です。
自分も業界違うけど似たようなものです。
何かの単語の略なんだろうとは思いつつ、同時に「Xから始まる」単語とばかり思っていたのでeXtra Oldというのは全く頭にありませんでした。
チャーハンはいろいろあっていいですね。
トラック野郎からマルクス資本論に繋げる思考に喝采。
もっと楽に生きれる社会にはならないものでしょうか?
XO醤は比較的新しい調味料ですが、最近は浸透してきていろいろなところで使われ始めてますね。
たん白自己消化物というのは、なんとなく感じの良くない表現ですが、旨みの素でしたか。
美味しそうに見えます。
デコトラも映画の影響でしょうね。
トラックの無人走行ってニュースの見出ししか見て無かったけどそんな走り方なのか、可能なら確かに楽だろうけど荷下ろしどうするんだろ?
商品名をしっかり覚えて買いに行ってみます。
今から食べるのが楽しみです ^^;
トラック野郎は、一度バス旅行の車内で観ただけですが、大声で怒鳴ってばかりのチンピラ物語みたいで好きになれませんでした(^^;
職場の備蓄食料が底を突いたら買ってみようかな。
「トラック野郎」は加茂さくらがマドンナ役だった編を
映画館で観た記憶がありますが、内容は全く憶えていません。
いっぷくさんがいろいろ紹介されるので最近冷凍の惣菜に興味津々です。
昨日はAJINOMOTOの冷凍餃子を買って来てもらいました。
餃子は完全に手作りの勝ちですね…(。-_-。)
XO醤入りとは高級な感じですね。
見つけたら買ってみます!!
写真にヨダレが出て来てしまいそうです(笑)
若い頃は「チャーハン+ラーメン」が
お昼時の定番でしたけどね~(^^♪