ハングリータイガーグランツリー武蔵小杉店、焼肉の日に

ハングリータイガーについて書きます。グランツリー武蔵小杉(神奈川県川崎市中原区)という昨年末話題になったビルに、たどん型のハンバーグでお馴染みのハングリータイガーが出店しました。8月29日は焼肉の日だそうですが、同じ「肉を焼く」ということで、久しぶりにハングリータイガーのハンバーグを食べに行きました。8月29日は焼肉の日。全国焼肉協会が、「8(や(き))2(に)9(く)」の語呂合わせと、夏バテの気味の人に焼き肉でスタミナをつけてもらおうという理由で、1993年から8月29日を焼き肉の日と制定したそうです。

このブログでは昨年の今日、朝鮮料理であるとか、韓国が本場であるといわれている焼き肉が、実は日本独自に発達した日本の料理である、と宮塚利雄氏が『日本焼肉物語』(光文社)の中で書いていることをご紹介しました。
焼き肉の日、ルーツとカップルと“お一人様”を考える
すると、それがツイッターで拡散され、記事の閲覧数が1万近くに達しました。
おりからの嫌韓的風潮と、何でも自分が元祖ということになる韓国に対して、溜飲を下げた思いがあったのでしょうか。
それにしても、いろいろな日があるものです。
私は、29日はあるビジネス系セミナーに出かけていて、帰りが予定より遅くなり、焼き肉ではなく、比較的近くの“肉由来”のお店に行ってきました。
So-netブログにはファンが多い「ハングリータイガー」です。

たどんのようなハンバーグが特徴です。
以前、So-netブログ・wattanaさんの記事で教えていただいたところによると、静岡県磐田市にある炭焼きレストラン「さわやか 磐田本店」というところの「げんこつハンバーグ」の元祖とのことです。
炭焼きレストラン 「さわやか 豊田店」へ行ってきました
ハングリータイガーのハンバーグの始まりについては、wattanaさんの記事が理解を助けてくれます。
ハングリータイガーは、以前は東京の大田区・馬込にもあったのですが、BSE騒動のときに撤退してしまい、その後は、神奈川県横浜市内の5店舗のみで営業を行っていました。
それが、最近のムサコ(神奈川県川崎市中原区の武蔵小杉)再開発の目玉、ランドマークともいえるGRAND TREE MUSASHIKOSUGI(グランツリー武蔵小杉)内に出店しました。

私は30年ぐらい前に、武蔵小杉で仕事をしていたことがあり、武蔵小杉の町をつぶさに見ていました。
少なくとも1980年代前半までの武蔵小杉、というより川崎市中原区は、百万都市川崎でありながら、都市ガスや下水道も整備されておらず、ドブ川はむき出しになっていました。
国鉄(JR)の南武線は、雨が降るとすぐ遅れたり止まったりもしていました。
「東京より10年ぐらい遅れているのでは……。多摩川を隔ててこんなにも変わるものか」と思っていたのですが、久々に訪れた武蔵小杉のかわりようにびっくり。
5年前に新設された横須賀線の武蔵小杉駅は、南武線とは離れていて強引な感じがしましたが、なるほど、こういう開発のためにどうしても必要だったんですね。
紙ナプキンを持ち上げて油や肉汁を避ける
さて、店舗は、階ごとにお店のジャンルが統一されているわけではなく、少なくとも飲食店は、4階のフードコートと、1階のレストラン・カフェの両方にあります。
ハングリータイガーは1階にありました。

まず最初に、テーブルにナプキンを敷きます。

注文した品が運ばれてくると、たどんのようなハンバーグを、店員が仕上げに2つに割ってソースを掛けます。

こんな感じです。ハンバーグは店員が2つに割った後です
ハンバーグは、しばらく鉄板でじゅうじゅう言っているので、客は紙ナプキンを持ち上げて跳ねる油などを避けます。
次男は4年ぶりのハングリータイガーでしたが、このセレモニーは初めてでした。

慣れないからちょっと位置的にズレてるかな?
長男は、2012年春に外食をできるまで回復しましたが、最初が「スシロー」。牛肉に豊富なアミノ酸は脳にいいというので、「ハングリータイガー」(トレッサ横浜店)はその年の夏には来ています。

2012年8月
同店は、原材料の産地を、外国のものは国、国内のものは都道府県まで公開しています。
どこの産地でも食べるときは食べるのでしょうが、こういうご時世ですし、情報を公開するということが大切だと思います。
【ハングリータイガー関連記事】
ハンバーグはTPPでどう変わるのか

小さくして強くなった―こうしてハングリータイガーは生まれ変わった
- 作者: 中田 有紀子
- 出版社/メーカー: エフビー
- 発売日: 2009/12
- メディア: 単行本